遠い昔のトルコのお話

2020-11-27 13:58:14 | その他
オスマン帝国が全盛期の頃 ミマール シナン と言う天才建築家がいたことをご存知でしょうか。今年放送された「オスマン帝国外伝」というトルコの長編テレビドラマを見ていると、ドラマの中の建築家シナンの仕事ぶりが あまりに見事なので ネットで調べてみました。するとドラマ以上の天才的な仕事をしていたことがわかりました。さらに 「シナン」夢枕獏 著 の本まで発行されています。そこには ミケランジェロと 色々話をするくだりが書いてあります。面白いことに「仕事ばっかり忙しい毎日だ」と2人で愚痴っていました。しかし この本は 小説なので 事実を元にした架空のお話です。

このシナンのことが13年前の北海道のラジオで紹介されたようです。


北海道のFM[過去の放送]

2008年1月4日


偉大なる建築家「ミマール・シナン」のお話

お砂糖は脳の「エネルギー源」とうことで、
毎月一回頭脳明晰で、後世に名を残した人物にスポットを当てています。

今日は、400年後の人々に貴重な手紙を残した
偉大なる建築家「ミマール・シナン」をピックアップします。

ミマール・シナンは、オスマントルコ帝国のスルタン(君主)のために、
莫大な数の建築物を造った人物です。
かの、フランク・ロイド・ライトが歴史上もっとも尊敬した建築家といわれています。

が、おそらく、シナンの名を知る人はそう多くはいないと思います。
ここで、彼が残した逸話の中で最も印象的なものを一つ紹介しましょう。

1990年代、イスタンブールで、16世紀に建造されたある
モスクの修復プロジェクトが立ち上げられました。
このプロジェクトで最も困難なのは、もろくなってしまった石のアーチを
どのように修復するかでした。チームは、作業にとりかかり、アーチを
支えている重要な石であるキーストーンをはずそうとしたその時に
彼らは、驚くものを発見したのです。

それは、何枚かの用紙が入ったガラス管でした。

その用紙こそ、ミマール・シナンが400年前に書いた手紙だったんですね。
手紙には、「我々が建造したこの建物の石は400年が寿命で、
あなた方は、アーチを作り直そうとするだろう。
でも、おそらく、建築技術が進み、あなた方は、石のアーチを
作り直す経験を持っていないでしょうから、
この手紙にその方法を書きます。」というような内容で、
ちゃんと、図面を工法の資料も添えられていました。

400年という石の寿命を見事言い当てているばかりか
400年後に建物を直してくれる人に対して、その方法を
手ほどきまでしてくれているんです。

でも、どうして、彼はこんな手紙を残したんでしょうか?
おそらく、このモスクを心から愛していたからではないでしょうか?
彼は、建築家として、偉大なる建築物に対する尊敬を常にもっている人でした。

その証拠に、エジプトのピラミッドを彼は、破壊しませんでした。
というのは、オスマントルコが、エジプトのカイロを占拠した際に、
シナンはカイロにおける建築部門のリーダーにまで昇進していて、
彼には、オスマントルコ帝国の都市計画に合致しない建物を
すべて取り壊すという権利が与えられていたんです。
けれども、彼は、カイロのピラミッドを壊さず、そのかわり、
ピラミッドの構造システムをくまなく勉強し
世界初のピラミッドの修復者となりました。

シナンは、その生涯を通じて、大・小合わせて、なんと、
477もの建築物を設計したといわれています。
その彼の最高傑作といいますと、セミリエ・モスクなんだそうです。
彼の自伝書でも語られているこのセミリエ・モスクは、
トルコのブルガリアとの国境に近い街、エディルネに今も佇んでいます。
モスクが完成した時、この建物の持つバランスと優雅さは、
人々に奇跡とまで評されたそうです。

以上 北海道のラジオより。


「オスマン外伝」のドラマは16世紀の文化 歴史 風習など知ることができ カルトナージュやフランス額装のアイディアにもあふれていました。今は一時休止で、この時間枠には「マザー」が放送されています。日本版マザーのリメイクです。イスラム教徒の国ですが、女性はスカーフをしている人が出ていません。驚くのは 部屋のインテリアが装飾的で 椅子やテーブルなどはとてもモダンでデザイン的です。しかし、虐待やDVのテーマが扱われており、これらは万国共通なのだと考えさせられます。
BS4チャンネルで昼の2時半~3時半まで。宣伝が長いので録画して見ています。困ったことに 麻薬のように毎日見るように演出しているのは 生存競争の厳しいトルコの国だからでしょうか。まあ日本も視聴率競争は盛んですが。

コロナが終わったら まずトルコへ行きたいと思います。

11月11日は何の日?

2020-11-12 17:12:32 | その他
 11月11日は第一次世界大戦の休戦記念日で 無名戦士のお墓がパリの凱旋門の下にあると フランス語の先生から教えてもらいました。フランス語の説明は全く理解できなかったのですが 先生が描いた絵と ネットの情報で認識しました。人類最初の大きな戦争。高校の時 勉強したけどすっかり忘れています。今はネットで調べることができるの便利です。1914年から1918年まで多数の犠牲を払った戦争の休戦を記念してフランスでは祝日になっているようです。凱旋門の下にはお墓が横たわっていました。次にパリへ行ったとき見に行きたいと思います。
 
 さて今日は水彩画レッスン。ばらの花をもチーフに選びました。流れるようなバックランをどうやったらできるか・・と質問があり、夜に実験しました。紙が波打っていると思い通りに表現できないことがわかりました。他にも色々謎が隠されているようです。しかし、「表現したい!」という気持ちがあればあれこれ努力しながら 達成できると思います。そう考えることが絵を描く楽しみだと思います。

出島の喫茶店

2020-11-06 14:58:52 | その他
以前 テレビや新聞で知っていた喫茶店「絵里奈」。今日 知人について行ったら ここへ着きました。思った通りレトロなお店でしたが 予想以上に お洒落な場所でした。お勧めのブレンドコーヒーも好みにぴったり。サンドイッチも食べやすい。これからはひとりで行けそうです。




入り口のアイビーなども手入れが行き届いていました。


大中尾棚田

2020-10-05 13:00:31 | その他
昨日は念願の大中尾棚田に行くことができました。稲が刈られて干してあり、彼岸花はほぼ終わりです。しかし、彼岸花の場所を確認でき良かったです。また行きたい場所です。





大中尾棚田へ行く前に 行列ができるcafé ozimocへ行きました。築120年の古民家をリノベーションしてあります。オープンしてまだ2年目のようです。写真では少ししかわかりませんが、何気ない飾りにセンスの良さがにじみ出ています。庭のグリーンの植木鉢や花車すら古いものを再利用してあります。火水木はお休みです。日曜日に行きましたが、11時オープンなのに11時20分には満席でした。30分ほど待ちました。それでもどんどん人がやってきます。外海で一番人口密度が高いかもしれません。今年中に一回アトリエから行きたいものです。
ozimoc・・・という言葉を調べたらポーランド語で「冬の力」と書いてありました。






さてテレビでは知っていたのですが、長崎にもついにストリートピアノが置かれました。「浜んMachi Piano」のというタイトルがついています。旧三菱UFJ銀行前に設置されています。高校生か大学生らしき男性が力強く演奏しています。ひと通り終わると 大きな拍手を観客の通行人がしています。私も心が癒されました。



この記事を書いているとき ラジオからラぺの生徒さんがピアノデュオで演奏されている曲が流れました。

今日から10月

2020-10-01 17:38:25 | その他
友人の娘さんのブログをご紹介します。「優子の英国通信
YouTube をクリックしてみてください。フランス語レッスンの友人なのですが、フランス語はわからないことが多いので友人関係が密になることがあります。親密と言うことです。友人関係を通して、どんどん新しい世界が広がります。言語学習を通して夢のような世界が広がるこの頃です。

さて 彼岸花を少し観察しました。描くときの参考にしたいです。


1本に花が5~8本ついています。


花びらは6枚


めしべ1本 おしべ6本


めしべはおしべより長い。めしべは先端がとがった感じ。「柱頭」と言うのでしょうか。
おしべは 先端に花粉がついている。「やく」というのでしょうか。