五島の旅を大きき左右するのが 天候。特に三日目に訪れた中之浦教会に至っては 水の映り込みを狙うために
1,潮の干満 満潮時を狙う
2,天候 晴れの日 且つ風がない日
3,時間帯 朝日が出た後 30分程度
に条件が限られる。そんな日はなかなか巡り会えないけど 日の出後4時間程度なら まあまあ満足できると思います。個人の推測です。
入口の案内版
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小さな入り江に立つ中ノ浦教会は、まるで水鏡に写したような対岸からの風景が絵画的で美しい教会である。
中ノ浦教会は大正14年(1925)8月建立、大崎八重師より祝別された。昭和41年(1966)入口部を増築するとともに、鐘塔を建て現在に至っている。建物は、特別な装飾はなく、シンプルな重層屋根の木造教会である。内部の主廊は折上天井を有するが、祭壇部だけがリブヴォールト天井である。また、列柱の上部には五島特有の椿の装飾が施されている。
この地区の信徒の祖先は、寛政年間に外海地方の黒崎から移住してきたキリシタンだが、現在、主任教会のある桐地区が伝道師ガスパル与作の出身地であったことから、明治初め「五島崩れ」と言われる迫害が激しかったところのひとつでもある。
この教会は、激しい弾圧を経験した信徒達の「五島で一番美しい聖堂を造りたい」という願いを形にしたものである。
教会は真横や真正面から描くより 少し 斜めから眺めた構図、および、海、山、空、人工物など 引き立て役をたくさん盛り込んだ構図が好きです。この映り込みを「水鏡」と呼ぶそうです。満潮時を見計らって 緊張しながら映り込みを描いているとき、後ろから人が話しかけてきました。返事する余裕は全くありません。潮の干満は変化するし、映り込みも変化します。絵の具の乾き具合もどんどん乾燥します。
この日 晴天。風はなし。朝9時過ぎ。日の出は5時半頃。満潮時は11時半頃。上五島荒川地域の干満時間です。
奈良尾に泊まり タクシーで 中之浦に行くことがいいかもしれません。
今後中之浦を狙って 絵を描く方針です。
スケッチに行くと、練り消しゴムと 鉛筆をなくしがちです。余裕を持って持参した方がいいです。持ち物に蛍光カラーの目印をつければ便利かもしれません。