暑い!

2021-10-09 15:56:54 | フランス額装

今日も暑い、何とかならないのでしょうか。まぶしくて 倒れそうです。栄養剤を久しぶりに飲むと元気百倍になりました。

以前 長崎のグラスロードというお店で買った香水瓶の額装です。「ロロ les lolos」というテクニックを使いました。「ロロ」というのはフランス語で女性の胸という意味です。赤ちゃん言葉だそうです。ふっくらして丸みのある形になります。額装は主に紙を使うので 使い方によっては張りが出たり、角をとがらせたりすることができます。

インスタを始めました。あまり人にわからないようにニックネームをつけました。それでも電話番号で追跡できるようです。いったん始めると スマホを見過ぎて目がちかちかします。自分自身のスマホを禁止にしたいこの頃です。

 

 


砂漠の遊牧民

2021-09-18 06:59:39 | フランス額装

台風は昨日の午後から夕方にかけて、風が強まりました。ベランダが、植木鉢の土で汚れてしまいました。18日の朝目覚めると、嘘のように、穏やかな朝日が差していました。

 

ずっと以前買った本のページを切り取り、額装しました。砂漠の遊牧民でしょうか。「七彩夢幻」という本です。大型本なので断捨離のたびに、捨てるかどうか悩んだ本です。

技法は、「6角形の編み込み」大きさは20cm角。

アフリカのモロッコの遊牧民でしょうか。色とりどりの色彩が魅力的です。

アフガニスタンが世界中の注目を集めています。タリバンという恐ろしい集団があっという間に政権を支配しましたが、タリバンから言わせると、「政権側があっという間に政権を手放してしまった」と準備ができていないようなことを言っていました。いまの状況が身が震えるほど恐ろしいので、タリバン関係のネット記事を読んでいます。

アフガニスタンでは統一国家ができた事がないので、この機会に 統一国家が出来たら素晴らしいとか、タリバンに、寄り添って国らしい力を貸していこうとか、いう考えがあるようです。悲観的なことばかりでなくて、ほっとします。また中村哲医師の本も読んでみると、タリバンとも少し繋がりを持っていたようです。中村医師は、タリバンより、アメリカやソ連のアフガンに対しての武器援助に憤りを感じていたようです。

中村医師の著作がたくさんあるので、タリバン、アメリカ、ソ連、中国などの大国との関係もわかります。テレビだけでは、絶望的になるので、色々な角度から調べたいと思います。

1974年にひと月ほど、アフガニスタンに行った事があるので、何とか平和になってもらいたいと思いますし、希望を持ちたいと思います。

※中村哲さんの著書は、数十冊あるでしょうか。この機会に是非お読みください。アフガニスタンの政治、歴史などよくわかります。


吊るされた敷石

2021-09-06 11:52:18 | フランス額装

Pavé en suspension というテクニックです。八つ切りサイズ。受講生の作品です。

 私がフランス額装を始めたきっかけは、マニュアルがあるからです。絵画より気楽かなあと思いました。始めてみると、正確に製図やカットをすることが要求されるので、いやになることもあります。しかし 気分転換ができるので続けています。

 

今週の水彩画のレッスンは午前中のみで10時30分から始まります。


アントル ドゥ ヴェール   *フランス額装*

2021-09-05 01:00:47 | フランス額装

アントル ドゥ ヴェール entre deux verres というテクニックの額装です。2枚のガラスの間に カードを挟んでいます。カードが空中に浮いている感じが見せ所。厚めの額により、奥行きを感じることができます。土曜日のレッスンでほぼ完成した受講生の方の作品です。華やかなカードが明るい空気をつくりました。

レッスン前に予習で制作した作品。ウイリアム  モリスのカード集から選びました。

額が浅いのが残念。

カードを中央に配置して、背面にフックをつけるテクニックは、作ってみて初めて納得できます。フランス額装の面白さは、デザインの美しさだけでなく、トリックのような技法が好奇心をひきつけます。レッスンを受けると誰にでもできる事も魅力です。

簡単なのですが、計る、書く、切る、貼る という仕事を丁寧にしないと、美しさは10分の位置になってしまいます。ただし、取り組み用によっては、美しさは、夢のように無限大に表現する事ができると思います。

アトリエ ラペでは、フランス額装レッスンの体験レッスンをしています。

コロナ禍ですが、そろそろ作品展の準備をしたいと思います。いろいろな事を、忘れてしまいそうで、このまま終わるのではないかと不安になります。都会では、感染者が多いのに、個展やグループ展がどんどん開催されています。長崎では少し恐れすぎているかもしれません。

 

 


オーストリア庭園の彫刻の絵の額装

2021-08-01 12:14:22 | フランス額装

 国際花と緑の博覧会から49年、当時、造られた世界中の、庭園や植物、樹木は、時を経て、関西市民の憩いの公園で、美しく育っているようです。公園の近くに住む友人が、毎週、現場で水彩画を描いて、楽しんでいます。9月1日から、5日まで、守口市の「ギャラリーはな」で「水彩スケッチ二人展」をする予定です。友人はインスタにたくさん絵を投稿していますが、そのうちの一枚の絵が、フランスの伝統的な額装の技法にピッタリ❣️と閃いたので、額装を買って出ました。人物の彫刻を、とても、丁寧に描かれています。

絵のモチーフ

オーストリア庭園のヨハン シュトラウスの向かって左下の人たち。

さて、額装は、より伝統的な技法を使いました。クラッシックな作品と相性のいいLavis(ラヴィ)と言う技法です。ラヴィは、彩色、線引きして、マットを飾ります。他にも様々なテクニックがあります。

手順

1.白い紙(コルトン コレ ヴェルジュ)に透明水彩絵具を薄めに溶いて塗ります。太いリス毛の筆を使用します。色むらが出ないように均一に塗ります。今回は、初めに全体を塗り、乾燥後、周囲を塗り、濃くしました。

2.乾燥後、烏口ペンで6本の線を引きました。線の幅は細い線と太い線があります。

3.インク乾燥後、2mm幅にカットした金テープを、糊で貼ります。

以上1mm厚紙。

4.1mm紙の内側に3mm厚紙を斜め45度にカットして、白い紙でくるみました。

5.2枚を貼り合わせて完成。

 額装を買って出たものの、初めからつまずきました。線の本数、幅、余白の幅。ほかに着彩の色が、なかなか見つからず、やっと見つけた色は、シュミンケ社のウルトラマリンフィネスとレンブラント社のペインズグレーの混色。よくこの色を持っていました。

烏口ペンでの線引きも苦労しました。着彩の上は、アクリル系のインクがにじまなくてよかったです。

斜断面カットは、基本ですが、最近取り組んでいなかったので、苦戦しました。

全体完成後、額探し。クラッシックなゴールド額にしたかったのですが、絵が少し弱くなるので断念。額屋さんでふと、目に留まった青っぽい色の額が、とても自然で、惹きつけられました。額屋さんのアドバイスにも助けられました。初めて利用する額屋さんでした。

全て完了。とてもたくさんの収穫がありました。何人もの人たちから、アドバイスも頂き完成できました。今は、既に大阪の友人の家に飾ってあります。次の画像は、長崎で撮影しました。私の額装はまだまだ未熟なのですが、興味深い技法なので、チャンスがあれば、「二人展」でこの額装をご覧頂けたらと思います。