Rubber Soul

だんだん身についてきた田舎暮し。草津、小諸に出没する田舎のおばさんになりきってきた。

被災地 宮古市へ

2011-04-30 17:34:05 | 友人
今回の東北旅行は大震災前に計画していました
宿も5日分予約し、宮古は休暇村に泊まる予定でした

宮古では5年前に亡くなった夫の友人の墓参りを予定
若いころ、夫婦で行き来していたので、葬儀に行かなかったわたしは
是非とも墓参をしたいと、今回の旅のメニューに加えてもらいました

3月11日大震災の後の津波のニュースを見て
花見どころでなく、遺族である奥様と息子さんたちの安否が心配で、とにかく電話を・・
ところが電話が全く通じない
宮古市の警察に電話で問い合わせしたり、ネットの安否情報を見たり
テレビ岩手に載せてもらったりと
安否を尋ねる手段をしつくしてみたけれど
何の情報もなし
休暇村の宿からは、避難所になっているので予約キャンセルの連絡が入りました

避難者・死亡者の名前が無いのは
きっと無事なんだろうと少し安心はしていたけど
ホントにそうだったのです

宮古の市街に入り、恐る恐る街の様子を見ながら
家を探すと昔のままの家がそのまま残っていました
すぐ傍までは津波の被害があるというのに
しっかり残っていた家を見つけた時は自然に微笑

電話がいつまでも通じなかったのは
ご主人が亡くなって、以前からの商売を止めてしまって
夫の記録の電話番号は店の電話だったこと
わたしたちも引っ越しをして無事の連絡が入れられなかったこと

無事の奥様と息子さんの顔を見てほっとしたけど
目の前まで押し寄せた津波の恐ろしい体験の話は
ちょっとの滞在では語りつくせない大変な思いがあったようです

家からは海が見えないのに、目の前まで船が流されて
恐ろしいはずなのに、まるで海に浮かんでいるかのような自然な感じでいた。
津波が来て車椅子に乗ったおじいさんを「お願いします!」と
おばあさんに言われて、おじいさんを連れて上の神社の方に避難すると
頼んだおばあさんはそれっきり戻ってこなかった。
消防団の息子さんは遺体の収容が辛かった。

などなど
わたしたちは墓参りを無事終えて宮古を後にしました

盛岡から宮古までの道路は普段はそれほど交通量は多くないのに、
災害派遣の自衛隊の車、赤色灯を点けた警察の車、つぶれた車を大量に運ぶトラック、
など、ひっきりなしに車が通ります
いつも通りではない物々しさに災害の大きさを思いました

昔行った浄土ヶ浜はどうなったんだろう
と、行ってみたい気持ちを抑えて
町の人たちの心を傷つけないよう
海岸通りは避けて帰途につきました

角館・弘前の桜はまだまだだったのに
宮古の桜は町の人たちの復興の気持ちを促すかのように
誇らしげに満開に咲いていました

東北へ

2011-04-26 22:31:41 | 友人

春の東北へ~花見と見舞いの旅です

田沢湖から玉川温泉、十和田を抜けて青森へ。十和田八幡平は3-4mの雪の壁でした。標高からすると草津町の方がずっと高いのに白根山渋峠に匹敵する雪の多さ。
さすがに本州最北です。雪の回廊の規模は草津よりすごい。

弘前城に初めてきました。勿論、桜目当てに来たのですが、まだまだ二分咲き程度でちょっと淋しい。
弘前は青森県ではまず栄えた街なのでしょう。立派な城と古い城下街の家並みが物語ります。
でも東北新幹線は太平洋側八戸を通ります。
何だか置いてけぼりにされた感のある弘前だけど、素敵な街。
程よく現代的で古さもあって住んでもいいかなあ~なんて感じます。

草津からは北関東道、東北道をひた走ってきました
福島県、宮城県に入ると、高速道は補修箇所が至る所にありガタンガタンとかなり上下動していました。路面のうねりが相当わかります。
でも地震後の復旧は素早いです
どこにも【がんばろう東北】のスローガンが掲げられています

明日は今回の旅の目的宮古市へ行ってきます

牛たち・・・

2011-04-22 20:47:46 | 世間一般
原発のニュースはずっと続きます
それも決して復興の明るいニュースでなく
どんどん日本が汚染まみれになりそうな暗いニュースです

地震津波で被害を受けた方々が力を合わせて踏ん張っている姿は
日本人の底なしの力強ささえ感じます

福島原発から半径20km以内の酪農家の牛たちのニュースがありました
牛は1カ月ぐらいは飲まず食わずでも何とか生き延びられるということだけれど
残していった牛たちは何頭も死んでいました
動くことも食べることもできぬまま、牛舎の中で死んでいくのがわかっていて
もうどうすることもできないで、酪農家は覚悟を決めて避難したのでしょう

仕方ないことです
でも話すことも動くこともできない家畜やペットたちのニュースは辛いです

畜産大学とか、牧場の主さん、120頭もの牛をトラックで引き取りに来てくれませんか!!
お願いです
助けてやってください

放射能まみれの福島に近いうちに戻れる訳はありません
放射能の単位すらよくわからぬ我々に本当のことは語ってくれているのでしょうか

水温む

2011-04-08 20:43:38 | 草津四季

雪解け水が流れます



こんな案内が多く見られます

今日は福島県南相馬市から避難されてきた方々の交流会が開かれ、少々のお手伝いに行ってきました
いくつかの宿に分宿しているため、情報交換や交流を一同に会して行おうという企画



草津町としては精いっぱいの手料理のおもてなし
名物温泉まんじゅうも食後に食べていただきました

昨夜遅くの草津で震度3の地震に皆さんまたか!とびっくりなさったようでした

悩みはたくさんあります
☆家を空家のままにしてあるけど、空き巣も多いと聞くがどうか
☆免許書き換えや車の車検について
☆保険や年金問題
☆子育て問題
☆健康問題
☆介護問題

草津町からも専門相談員が対応していました

家を離れて知らない町で過ごすことの不安
先のことを考えると不安が尽きない毎日を近所の方々で支えあって過ごしている様子でした
後何カ月かかるのでしょう
それとも何年にもなるのでしょうか
他人事とは言ってられないわがマンションの風呂停止
4月いっぱいとの見込みももしかしたら裏切られるかも

大地震のあと、スーパーから食パンが消えた時
思い切ってホームベーカリーを購入しました
わたしとしてはしょっちゅうパンが焼けるのが嬉しいです
Tfalはフランスパンも焼ける
結構いい出来です
焼き立てだから美味しいはず

卯月

2011-04-01 16:27:47 | 草津四季
マンション大浴場が再開されないまま
10日が経ちました
理由はこれだけ
 暖房と各戸の給湯の確保の為の重油

重油が足りないなら、男女交代制にして入れるようにするとか
せめて、露天の温泉だけでも!と懇願しても無駄でした
高齢者が多いマンションなのに、どうすればいいのでしょう

3日おきぐらい毎にこうしてタンク車が来るんですけどね


閑散としていた湯畑も
少しずつだけど人が増えてきました
福島から避難してきた方々も多いですね
そんな方々の生活の不安を思うと少しの安らぎをせめて温泉で!と思います



風呂に入れないなら草津にいてもしようがない、
久しぶりの小諸に来ました

土が春の陽を浴びて温かくなってにおいがするようで
心地よいですね







これが目的
春の訪れともに味わうふきのとう
    

切った赤松にはサルノコシカケが!


癌に効くというのは本当か
不気味な色で、煎じて飲む気にはなりません