桜も桃もすっかり散ってしまい、陽射しの眩しい初夏と呼べるような日が続いています。
お天気に恵まれず、後ろ髪をひかれるような桜への想いを片手に
国道を北上して来ました。
長野県の南木曽町にあるのある天白公園では
ミツバツツジ祭が開催されていました。
ツツジも綺麗なのですが、この公園には
福沢桃介記念館があります。
そしてその電力王とも呼ばれた福沢桃介がドイツから持ち帰った桃と云われる
三色桃の子孫たちが美しく咲き誇っていました。
一本の木から白、薄紅、紅と花の色を咲き分けているさまは見事でした。
橋の下にはたくさんの鯉幟が気持ちよさそうに泳いでいました。
更に、木曽川沿いを離れ妻籠を過ぎると
大きな枝垂れ桜が連なる場所があります。
よく通る道なのですが、この桜の満開に出会えたのは何年振りでしょうか。
遊歩道には枝垂れ桃が咲き、桜が満開になっていました。
標高が高くなるにつれ春の訪れが遅くなり、桃と桜が同時に咲くのですね。
木曽谷を少しずつ北上すると、長い間お花見が楽しめるのです。
~♪過ぎゆく春の 投げる口づけは
髪に両手に 花びらちらす
・・・・
薄紅がなんてやさしいの
拾い集める 人もいないのに~♪
ユーミンのこんな歌がどこからか流れてきそうな日曜の午後でした。
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