
先日、夫と共に名古屋に住む長男のところに出掛けたついでに

チケット
名古屋城に立ち寄りました。
昨年から一部公開されている復元中の本丸御殿を見に行ったのです。
仕事柄、そろそろ見ておかなくてはと思っていたのです。
かつて名古屋城の本丸には、天守閣の南側に本丸御殿がありました。
この本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた建物で
現在、国宝になっている京都二条城の二の丸御殿と並ぶ
武家風書院造の双璧と言われていたそうです。
昭和20年の空襲で焼失してしまいました。

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表二之門をくぐるとすぐに見えてくる玄関です。
現在、公開されているのは↓の黄色の部分です。

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一歩足を踏み入れると、真新しいヒノキの香りあたりに漂っていました。
400年前、この新しい住まいに足を踏み入れた
徳川家康はどんな言葉を発したのでしょう。

その昔。狩野派の絵師たちが全精力を注いで描いた障壁画。
その美と色彩感覚を現代によみがえらせるため
1992年(平成4年)より、本格的な復元模写が進められました。
忠実に復元するためには、当時の絵師が使っていた 素材や技法を用いなければならず
そのため顕微鏡やコンピュータ、史料などで研究・分析。
ミクロ単位の観察をもとに緻密な作業が行われ
江戸時代の絵師たちの感性とダイナミズムの再生に 挑み続けているのだそうです。

まさに豪華絢爛!
ため息が出るような美しさです。
ライティングの技によって美しさが一層引き立っているように思います。
富と権力の象徴であり、この豪華さに圧倒され
家康の力の大きさを改めて感じさせられたことでしょう。

表書院


天守閣から名古屋駅方面を望む
雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気で
遠くの景色もぼんやりと霞んでいました。
建設中の様子はこちらでどうぞ♪

その湿気のせいでしょうか・。
庭園にはこんなものが生えていました。

キノコ
ソフトボールくらいの白い真ん丸なキノコ
「オニフスベ」(かな?)
怪しい姿をしていますが、食べられるとのことです。
しかしながら、ちょっと食べる勇気はありあせん。
昔の人は食べたのでしょうか。
お毒見役とてこの姿には尻込みしたと思われますが・・・^^;



