夕暮れのIt's a Small World
♪~世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ~♪


のんびりモードのディズニーランド。
デイパレードもピザでも食べながら観ることにしました。
とはいっても、パレードルート沿いのフードエリアの席は人でいっぱい。
見回すと、4人掛けのテーブルにひとりで座っている女の子を見つけ
「相席お願いしてもいいですか?」と聞くと
きょとんとした表情でこちらを見ました。
・・・あ・・・日本語が通じないようです・・・
身振り手振りで席に座っていいかと尋ねると
頷いてくれました。

その女の子は17、8歳くらいに見えました。
顔立ちから中国人のようでした。
なんだか疲れた様子で、少し不機嫌な顔をしていました。
パレードが始まってもその様子は変わらず、どうしたのかなと思っていました。

パークでのもう一つの楽しみは、チャンスがあれば外国人に話しかけてみること。
先ずは「Whereare you from?」と聞いてみました。
解らないという表情で首を振ります。
・・・英語はダメか・・・発音悪いかな?・・・
中国の人と会話するときに結構役に立つのが漢字です。
それではとメモ用紙に
中国 → 日本
と書いて渡してみました。
少しはにかんだ笑顔を見せて
首を縦に振ってくれました。
しかし、再び暗い表情に・・・
視線の先を追うと
彼女の母親らしき人が
夢中になってパレードの写真を撮っていました。
しかも、木が植えられた石垣の上に乗っているのです。
時折キャストが回って来ては
「危険なので下りてくださいね。」と優しく声をかけるのですが
直ぐにまた上に上がるのです。
彼女の後ろには多くの人が椅子に座ってみています。
そんなことにはお構いなしの様子です。
とうとう母親の処に行って、大きな声でいいました。
「ママ!!!〇▽※◆○▽◆☆!!!
」
中国語なのでよくは解りませんが、たぶん座ってみるようにと言っていたのだと思います。
母親は全く耳に入らない様子で、彼女の手を振り払って写真を撮り続けていました。
諦めたように座った彼女はこんどはずっとスマホの画面を見つめていました。
すると、その画面を見ながら私が先ほど渡したメモ用紙に
何か書いていました。
そしてそれを見せてくれました。
そこには・・・
ひらがなで「すみません」と書かれていたのです。
母親が迷惑をかけていると思ったのでしょうね。
・・・日本人だって他の人のことを考えず、夢中になっている大人はいるのです。・・・
とても恐縮している様子なので
「いえいえ、大丈夫ですよ。」と笑顔を返しました。
私もスマホの翻訳機能で「良い旅を!」と検索して画面を見せてみましたが
解ったのかどうかわかりません。
パレードが終わってて立ち去るときに
にっこり笑って、またぺこりと頭を下げたので
手を振って別れたのでした。
ほんの数十分の間でしたが、なんだか中国という国の今を垣間見たような気がしました。
言葉が通じなくても解りあえる事ってあるんですよね。
そんなやり取りを知ってか知らずか
足元には鴨がおこぼれに与ろうとやって来ていました。





♪~世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ~♪


のんびりモードのディズニーランド。
デイパレードもピザでも食べながら観ることにしました。
とはいっても、パレードルート沿いのフードエリアの席は人でいっぱい。
見回すと、4人掛けのテーブルにひとりで座っている女の子を見つけ
「相席お願いしてもいいですか?」と聞くと
きょとんとした表情でこちらを見ました。
・・・あ・・・日本語が通じないようです・・・
身振り手振りで席に座っていいかと尋ねると
頷いてくれました。

その女の子は17、8歳くらいに見えました。
顔立ちから中国人のようでした。
なんだか疲れた様子で、少し不機嫌な顔をしていました。
パレードが始まってもその様子は変わらず、どうしたのかなと思っていました。

パークでのもう一つの楽しみは、チャンスがあれば外国人に話しかけてみること。
先ずは「Whereare you from?」と聞いてみました。
解らないという表情で首を振ります。
・・・英語はダメか・・・発音悪いかな?・・・
中国の人と会話するときに結構役に立つのが漢字です。
それではとメモ用紙に
中国 → 日本
と書いて渡してみました。
少しはにかんだ笑顔を見せて
首を縦に振ってくれました。
しかし、再び暗い表情に・・・
視線の先を追うと
彼女の母親らしき人が
夢中になってパレードの写真を撮っていました。
しかも、木が植えられた石垣の上に乗っているのです。
時折キャストが回って来ては
「危険なので下りてくださいね。」と優しく声をかけるのですが
直ぐにまた上に上がるのです。
彼女の後ろには多くの人が椅子に座ってみています。
そんなことにはお構いなしの様子です。
とうとう母親の処に行って、大きな声でいいました。
「ママ!!!〇▽※◆○▽◆☆!!!


中国語なのでよくは解りませんが、たぶん座ってみるようにと言っていたのだと思います。
母親は全く耳に入らない様子で、彼女の手を振り払って写真を撮り続けていました。
諦めたように座った彼女はこんどはずっとスマホの画面を見つめていました。
すると、その画面を見ながら私が先ほど渡したメモ用紙に
何か書いていました。
そしてそれを見せてくれました。
そこには・・・
ひらがなで「すみません」と書かれていたのです。
母親が迷惑をかけていると思ったのでしょうね。
・・・日本人だって他の人のことを考えず、夢中になっている大人はいるのです。・・・
とても恐縮している様子なので
「いえいえ、大丈夫ですよ。」と笑顔を返しました。
私もスマホの翻訳機能で「良い旅を!」と検索して画面を見せてみましたが
解ったのかどうかわかりません。
パレードが終わってて立ち去るときに
にっこり笑って、またぺこりと頭を下げたので
手を振って別れたのでした。
ほんの数十分の間でしたが、なんだか中国という国の今を垣間見たような気がしました。
言葉が通じなくても解りあえる事ってあるんですよね。
そんなやり取りを知ってか知らずか
足元には鴨がおこぼれに与ろうとやって来ていました。




