

少しずつ木々の緑が鮮やかになって「立夏」がやって来ました。
そんな夏も始まる季節ですが、春を探しに出かけてきました。
毎年GWの間に森林浴と称して、森林浴発祥の地「赤沢自然休養林」に行っています。

森林鉄道に乗って爽やかなヒノキの香りを満喫!
ヒノキの花粉のアレルギーではあるのですが、ここで症状が出たことはありません。
空気が綺麗だからなのでしょうか。

保存されている可愛らしい蒸気機関車と記念撮影をしたり

水芭蕉や新緑を眺めのんびりと過ごします。



里の春は桜、山の春は赤八汐(アカヤシオ)とも言われているそうですが
その山の春に出会えるのを楽しみにしています。
谷が深く標高も徐々に高くなるため、年によって満開の時期が違います。
今年は今までで一番の開花状況でした!
森林鉄道の車両から




アカヤシオ(赤八汐)は4~5月に咲くツツジ科の花。
山地に生息する樹木で花言葉は「 柔らかな視線」。
葉に先立って花だけを咲かせます。

一番好きなのは途中にある吊り橋からのアカヤシオです。
吊橋の下には「姫渕(ひめぶち)」と呼ばれるエメラルドグリーンの深みがあり
淡いピンクとのコントラストがとても美しい場所です。
今から600年ほど前、源平の時代に平家討伐の命を出した以仁王の
ご息女が平家の追っ手にかかり、渕から身を投げて命を絶ったという悲話が残っている場所です。
そんな物語を想いながら眺めると更に美しさが増すように思えます。

しかしながら、吊り橋の上からワイヤーを除けながら
拙い腕で撮るのは難しい・・・・




駐車場の脇にはたくさんの蕗の薹が顔を覗かせていました。
・・・つづきはまた次回にて


