1.文字が、発音を表彰していないため、漢字を見ても発音できない。
「你好」は、「ニーハオ」と発音するのだけれど、「你」は、「ニー」だと覚えないと、「弥次喜多道中膝栗毛」の「弥」の旁からの連想だと「や」という音声が思い浮かぶだろう。中には、「何々してもらえませんか」と言うときに使う「请」は、「チン」で、日本語に似ている。
このように、文字が漢字であるため、日本語に引きずられることがある。
これは、英語既学習者が、フランス語の「La Season」という単語を見て、「ラ シーズン」と発音してしまいそうになる感覚と似ている。
2.中国人は、漢字が読めたりかけなくても、「ニーハオ」という。
たとえば、挨拶だけだとかを言えればよい場合だと、「你好」という文字を知らなくても、「ニーハオ」と言えば挨拶が出来るのだが、それでは、中国語を学んだことにはならない。
たとえば、学習法して著名な「ピンズラー標準中国語」(ユーキャン)だと、文字のテキストがないので、決まり切った言葉だけしか話せない。そのため、旅行に行くとかで、簡単なことが言えればよいのなら、このような学習もよいのだろうが、少なくとも、大学の教養科目としては、成り立たないだろう。
中国語会話であっても、練習として、「ピンズラー標準中国語」(ユーキャン)は、有用であるが、文字や文法なしには、学んだことにはならないと思われる。
3.英語学習の応用が効かない
当然のことであるが、言語体系が全く異なるので、英語を学んだ経験が、生きてこない。英語だと「ハロー」というが、そこには、意味がないので、そのまま覚えられるが、中国語は、「你好」と有意味な漢字が付随するので、そのまま覚えるのが困難になる。「你」は、あなたという意味を持ち、「好」は、よいという意味がある。そのため、「你」は、「ニ」で「あなた」と覚え「好」は、「ハオ」で「よい」と覚えないといけない。
4.中国語は、同じ音でも、アクセントにより、意味が異なる
これは、大変やっかいなことで、平らに「マー」といえば、「母」を表し、上がり調子に「マー」といえば、「馬」を表すと行った具合で、アクセントを覚えないといけない。日本語でも、多少あるが、違っていても、方言によるものだし、あまり間違いも起こらない。
5.正確な中国語の発音は、ピンインで覚えないといけない
「すみません」のことを「トイプチー」というが、「トイプチー」は「対不起」で、「トィ4」「プ4」「チ-3」は、「ドイブチー」のような破裂しないような音韻で発音しなければならない。
6.そのほかにいろいろとある。