まだ、2回しかスクーリングに出たことがないので、よく分からないのですが、今回の「臨床イメージとカウンセリング」の場合は、
レポートが返送されてきました。これは、大変うれしいことです。
放送教材や印刷教材に関しても、メールや質問用紙で、授業について質問もできるのですが、
こちらも、講師の先生により、回答内容の量や質はバラバラで、熱心な先生の場合にあたるといろんなアドバイスを
もらえることがあります。とくに、心理学の場合は、個別研究が主で、学問としての全体像を描ききることが
できていない現状が、そのまま、回答に反映されることもあります。
具体的には、このことについてもう少し詳しく知りたいときに、どの書物を読めばよいかとなると、
分野によっては、適当なものがなかったりします。
外国語文献の引用なども目立ちますが、翻訳が、それほど進んでいるわけではないので、
英語で読むのは困難だということもあります。
たとえば、E.エリクソンの「8段階の発達モデル」は、この放送大学の教材でも、様々な科目で
引用されたりしていますが、確かにうまくできているのですが、昨今の日本における超高齢化社会という背景のもと
「老年期」についてみると、昔の「老人」と今の「老人」では、ずいぶん違ってきている
ように見え、「叡智」にはほど遠いように見えてしまう現状をどう考えるべきかはかなり難しい
問題なのですが、社会のインフラや諸制度が対応し切れていないことと対応しているのかもしれません。