放送大学で、学んでいます

大学を出ているので、編入で全科生になりました。心理学を中心に学びまして、今は、再入学により、再び学びを始めました。

平成24年度1学期 土日試験科目 心理系

2012年01月25日 | 登録科目関連

ざっと見たところで、

1.発達心理学概論’11 ラジオ 7/28(土)

2.乳幼児心理学’12  テレビ 7/28(土)

3.心理学史’10     テレビ  7/29(日)

4.思春期・青年期の心理臨床’09 ラジオ 7/29(日)

5.心理カウンセリング序説’09      ラジオ 7/29(日)

6.認知科学の展開’08    テレビ7/28(土)

 

本命は、3-4-5であろうか? 一日で試験が済むというのは大きなメリットだが、ないとは思うが、何か仕事なり、法事が入ると、全部ダメになる。

2-4で、乳児 思春期 青年期の心理学が学べそうだ。リスクは分散される。

土曜の1-2-6もよいが、金曜日に試験勉強は無理だろう。

 

やはり、また、ラジオ科目に限定して、対抗1-4-5という選択もある。土日連続になるが、ラジオだと、自動車の中で聞けるので便利である。

 

7月の月末頃に試験があるというのは、月末頃は忙しいし、やっぱり無理があるなぁ。せめて8月の第一週の土日か、できれば、9月にして欲しいところだ。

 

 

 

 

 


感想

2012年01月24日 | 共通科目

試験を控えて、印刷教材を丹念に読んでいると、疑問な点がさまざまに生じる。

 

たとえば、印刷教材34ページ 「「ヒルガードの心理学」P598より」と、表2-4に出典が書かれいるが、引用・参照文献には、この書名は出てこない。

 

論文指導を大学等で受けた場合、自明性が高い場合を除けば、引用された書名等を記載するように習うはずである。調べると、「ヒルガードの心理学」は、アメリカの標準的な教科書のようである。

 

論文指導からの連想であるが、誤植などは、すくなくとも正誤表を挟んでおかないとまずいことになる。本印刷教材には、誤植や編集上の不備が見られる。

 

前学長の石弘光先生が、日経新聞で批判されていたように、この講義における「メディア論(第15章)」のような問題も、さることながら、人的資源にお金をかけなければ、いくら最新の放送設備があっても、肝心の印刷教材が、このような有様では、真に教育的とは言えないと感じる。

著者=講師と編集者の役割分担は、ちゃんとできているのかなど、疑問が生じるであろう。

これを放送大学の体質としてしまうのでは、せっかくのシステムが、たんなる「メディア」のひとつに成り下がらないか危惧されるところである。

 


大山泰宏「人格心理学」'09 試験対策(5)

2012年01月24日 | 共通科目

同じく、印刷教材36ページ  超自我の生成過程

超自我は、親からの評価や叱責などが心の中に取り込まれて生じたものと考えられている。

 

超自我の形成は、自我がまだ明確にその機能を果たし始める以前にさかのぼる。

 

(中略)

 

 

自分でもわけもわからないまま、評価や叱責などにさらされ、価値観や規律を引き受けざるをえない、

 

そうした体験が心の中に定位され機能化したものが超自我である。

 

(備忘) ここの部分が、後の ラカン の文脈と、どのように結びついているのか?

 

また、メディア論とのかかわりで、家庭に「テレビがいた」場合を想像してみることもおもしろいかもしれない。

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大山泰宏「人格心理学」'09 試験対策(4)

2012年01月23日 | 共通科目

1.フロイトの構造論は、確実に押さえたいところだ。 印刷教材35ページ は、うまく要約されているが、それだけに、覚えにくい。

図解を試みたが、テキストでは、なかなか難しい。ただ、改行を多く取ると、幾分わかりやすくなる。

印刷教材より引用 ------------------------------------------

 

構造論の説明

 

 

防衛機制は、多くの場合は本人が気づかないうちになされている。

 

フロイトは、防衛機制をおこなうものとして、

人間の心に自我(Ich)という部分を仮定した。

 

 

自我は、私たちが外界で社会生活をおこなっていくために、さまざまな調整を行う機能である。

 

自我による防衛機制が無意識になされることからもわかるように、

自我の一部は無意識に属している。

 

自我が調整を行わなければならないのは、外界に対してだけではなく、私たちの内界も同様である。

 

その意味では自我とは、内界と外界とのあいだにあるものであり、知覚システムと関連が深いと考えられている。

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自我が内界とも調節を行わなければならないのは、私たちの中にはそのままでは社会的に受け入れられない欲求や衝動があるからと考えられる。

 

その欲求や衝動は欲動(Trieb)と名付けられている。

 

これは生命維持のための基本的な生理的欲求だけではなく、それ自身で快を求めるものでもある。

たとえば赤ん坊はたとえミルクが出ないものでも吸い続けるように、快感を貪欲に楽しむ。

 

 

また他人に対して、愛着を示すと同時にときには残酷な仕打ちもする。

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(備忘)この部分は、本来改行があった方が読みやすい。主語は赤ん坊ではない。

 

 

このように欲動は必ずしも生命維持のためばかりではないのである。

 

こうした欲動に満ちた審級が、エス(Es)と名付けられたものである。

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人間は、発達的にはもともとエスから出発する。

 

 

そしてこのエスの一部が、外界との接触の中で自我というものに形を変えていくと考えられている。

 

したがって、自我とエスは連続しており、そのあいだに明確な境界はない。

 

「私Ich」も「それEs」という「私」を超えた動きの一部なのである。

 

構造論では、人間の心の中には、自我とエス以外にも、超自我(Ueber-Ich)というものの存在が仮定されている。

 

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大山泰宏「人格心理学」'09 試験対策(3)

2012年01月23日 | 共通科目

1.精神分析 ヒステリー 産業革命 女性 男性は工場 女性は家庭 マイヤーの《エネルギー保存則》 人間も含まれる 性的エネルギーの枯渇 死 恐れる 売春 性病 罪悪感  18世紀 ロココ 19世紀 ヴィーダーマイヤー 服装の違い

 

2.シャルコー サルペトリエール病院 4000人 女性患者 改革 カメラ 催眠 オーグスティーヌ

 

3.初期フロイト学説 中期フロイト学説 後期フロイト学説 のどこに 属するか  イ)日常生活の精神病理 間違いや錯誤かを対象とする トマスの「深層/表層メタファ」の理解 深層=過去=根源 ギンズブルグの「徴候学的パラダイム」

                                                   ロ) 1909年 クラーク大学の講演 ユングやフェレンツィも同行 自我心理学 適応 フロイトの意図 欲動 反復強迫 ラカン 抑圧と排除(排除は、象徴化する前に、その体系から排除されたもの=妄想 反復 フ=集団的無意識にも見られる:モーゼと一神教 ユダヤ教を思い出すこと)

ハ) 第二次世界大戦 迫害 運命への問いかけ ---> あとで、フランクルとからむ 「快感原則の彼岸」を思い出す トラウマ

 

4.分析心理学

ユングの生い立ち  クラーク大学 「リビドーの変遷と象徴」 ユングの意識無意識の概念 フロイトとの違い 自我は人格を統制する ユングは、無意識自体が構造を持つと考えた 元型 グレートマザー アニマ アニムス トリックスター プエブロインデアン 太陽の話 共時性 世界観の転換 自然との結びつき

 

 

5.カウンセリングと心理療法の違い あまり違いがない 日本の場合少し違う ロジャーズの3原則 (自己一致、共感的理解、無条件の肯定)  カウンセリングと精神医学との違い インテーク 主訴 見立て 枠 対象関係 導入期 展開期 終息期 終結 

6.非言語療法 表現療法 箱庭療法 52*72*7 河合隼雄が導入 絵画療法 風景を描く  スティグル法  コラージュ法 粘土法 対象はだれか 遊戯療法 3歳 フック=ヘルムート アクスライン 8つの原理

 

7.物語発生 遠野物語 イ)異質なものと出会いから生まれる ロ)極限状態

8.錬金術

9.薔薇十字団 向こうから呼びかけてくるような世界像・自己像の到来 

 

10.テロリズム 二重の否定 イ) ないことにしておく ロ)感情を否定

 

11.実存分析

 

12.脳の区分 大脳皮質の区分 大脳皮質の機能的区分 の図を思い出す  感情と大脳辺縁系 トラウマとの関係 構成主義(日常言語学派 ヴィトゲンシュタイン オースチン クレタ島の嘘つき人間を思い出す) ジェンダー 本質主義