放送大学で、学んでいます

大学を出ているので、編入で全科生になりました。心理学を中心に学びまして、今は、再入学により、再び学びを始めました。

ランサップ服用体験記 その1日目

2012年07月30日 | 生活全般

昨晩、夜用の1セットを服用し、今朝さらに1セット飲みました。

副作用に、軟便や下痢と書かれていたので心配されましたが、

今のところ、便が軟らかくなることもなく、大丈夫です。

ただ、猛暑には参っています。

思考力 30%減

持続力 40%減

記銘力 20%減

 

全体的に、オーバーヒートした車のように、力が出ません。


ピロリ菌除去 ランサップ800

2012年07月30日 | 生活全般

胃カメラの検査は、たぶん10年ぶりぐらいになるのだと思うけれど、その結果、ピロリ菌がいることが分かりました。

最近は、ネットに様々な情報があって、ちょっと食傷気味ですが、やはり、十二指腸潰瘍だとか、胃潰瘍の原因のひとつ

のようで、つじつまは合うような気がします。

子どもの頃から胃腸が弱くて、十二指腸潰瘍や胃潰瘍を経験したひとだと、このピロリ菌を疑ってもよいかもしれません。

今回用いるのは、ランサップ800。新薬の消費名は、覚えやすいように工夫されていることが多いです。

このランサップは、胃薬タケプロンと、抗生物質のクラリスとアモリンを組み合わせて、処方を簡便化したものです。

1セットは、次のように結構大きなパックになっています。

そして、中身を取り出すと、飲み忘れないように一回分ずつ朝夕に飲むようにパッケージされています。

こういうタイプの薬は、初めてなので、びっくりしました。

高校では、有機化学は学ばなかったので、化学構造式を見ても、それが意味することも

分からないのですが、ベンゼンのような簡単なものは、乙4を取るときに、少しだけ学習しました。

ベンゼン環というとケキュレという化学者が連想されますが、そのケキュレを覚えているのも、

C.G.ユングの「元型論」に絡んでのことです。

ユングは、ベンゼン環の着想をケキュレがウロボロスという蛇が自分のしっぽを飲み込んでいる

という夢から得たというエピソード に言及して、それらの着想の背景には、人間が生命体として

生まれてきたときから、生得的に持ち合わせているものが、そういうイメージを生み出すと考え、

それを「元型(アーキタイプ)」と名付けました。

今年度、「心理学史」を取ってよかったことは、スタンレー・ホールという心理学者について

多少の知識が得られたこともありますが、たとえば、ホールが、フロイトをアメリカに招聘したときに

日本人留学生がいて、ユングの「連想検査」などに関心を寄せているひともいたことです。

ホールは、フロイトとの対話をまとめて、一冊の書物にしています。

ずいぶん、古い話のようでもあり、他の学問に比べると、それほど歴史がないことに

気づかされます。

 

 


大阪JR環状線、寺田町にあるうなぎ料理専門店、舟屋

2012年07月29日 | 放送大学雑感

JR環状線「寺田町」という駅も、天王寺に行くときの通過駅だったのですが、

この放送大学が縁で、どのような駅なのか知ることとなりました。

 

大阪学習センターの最寄り駅が、JR寺田町です。

食事処が、学校がある割には、それほどないので、寺田町の駅前まで出ることにしました。

試験が終わって、そのうなぎ屋さんに着くと、すでに行列ができていました。

土用の丑の日も終わったのに盛況です。

 

ただ、張り紙がしてあって、その中に、昨今のウナギ事情について書かれていました。

写真に撮ったつもりでしたが、撮れていませんでした。

この写真ではよく見えませんが、その張り紙の背後にあるガラスのすぐ裏で

うなぎを焼いておられるのです。

最近は、うなぎもチンして出す店が多いではないですか。

ここは、ちゃんと焼いておられました。

 

ただ、値段は、中に入らないと分からないようでした。

 


本年度1学期試験終了

2012年07月29日 | 試験対策・勉強

今回は、「発達心理学概論’11」、「認知科学の展開’08」、「家庭教育論’12」と「心理学史’10」の4科目に挑戦しました。

しかしながら、発達心理学以外は、教科書やノートの持ち込みが可能であったため、

放送教材を一通りテキストに沿ってやっておけば、だいたいうまくいったような感触です。

 

今年から試験制度が変わったために、どんな内容の試験だったとかもブログで

書けなくなりました。

 

半年ぶりぐらいで、大阪学習センターに行ってみると、な、なんと「道案内」の看板が設置されていました。

 


氏家達夫・陳省仁「発達心理学概論(’11)」  第3回発達の基礎:関係の中の発達

2012年07月22日 | 発達心理学概論’11

ゲストスピーカー:伊藤 崇(北海道大学研究員2011年)

【目標・ポイント】乳幼児期における養育者との関係性の理解

【キーワード】

1.関係 これは、辞書的な意味として、他者との関係が問題となる。この場合の他者は、人間である。

2.行動状態 behavioral states の訳語 Prechtl,H.F.R,1974の研究参照。発達初期における6つの行動状態。(眼、呼吸、運動、発声などの指標)、まどろみ、静かな覚醒、睡眠、ぐずりや泣きなどの状態

3.養育者 通常は、母親。オーガナイザー(統合させるひと)としての役割を担う。環境を整えたり、子どもと環境との関係を整えたりする。

4.かわいらしさ こどもと養育者を結びつけ、養育行動を導くものとしてのかわいらしさ 愛着行動への促し

5.情動制御 脳の感情回路を統制する遺伝的特性 一時的間主観性 Trevarthen,2004

6.相互交渉 お母さんが、子どもの喃語などをまねること

7.模倣 お母さんが模倣すると子どもが喜ぶ

8.強制注視 生後3.4月まで 一度見ると、ずっと見てしまう。 自由に見ることができるのは、4ヶ月後

9.共同注視 一歳前後 養育者とこどもが一緒に見る

10.共同注意 ここにないもの。たとえば、「この前に使ったあれがあったらいいのにね」という、あれについて共通の想像ができるようなこと

11.注視・注意の社会化 顔を見る見せることで、社会化が促される。何を見るべきか。花を見て、きれいねっていう。相互交渉で足場作り

12.自己感 

13.間主観性

 

1.はじめに 

2.行動状態のオーガナイザーとしての養育者

(01)育児行動の指標と目標としての乳児の行動状態

*クーイング 

(02)乳幼児の「可愛らしさ」

3.乳幼児の情動制御:脳の感情回路の共同制御者の養育者

4.関係を通した間主観性と自己感の発達

5.注視から共同注意の発達

(01)強制注視

(02)注視・注意の社会化

(03)関係の中で共同注意の発達を捉える

6.結び


氏家達夫・陳省仁「発達心理学概論(’11)」  第2回発達の基礎:発達と遺伝、脳、進化

2012年07月22日 | 発達心理学概論’11

■ 人間発達の生物学的基礎 遺伝・脳・進化・比較行動学

1.ヒトの行動の特徴

(01)われわれの行動を特徴付けるものは何か

    霊長類との比較研究 対人行動や社会行動の基礎

(02)行動特徴を持つ理由

    イ) 脳や身体からの説明

    ロ) 環境での生活に適応して進化した

2.行動発達と脳発達

(01)身体の成熟と遺伝子

    イ)筋肉や骨格

    ロ)神経器官の成熟

    ハ)脳の成熟

 

    たとえば、新生児がお座りするのに数ヶ月、立ち上がるのに1年かかる

(02)脳の成熟と経験の相互作用

発達時期                解剖学的発達               行動発達

胎児後期            脳核、皮質構造、主要連結等          胎児運動、目的指向運動、一過性行動パターン

周産期

新生児期

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-3ヶ月              一過性細連結の体制化             人にからだを向ける、強制注視、音声反応

                    シナプス急速=過生産・神経物質 成熟

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-6ヶ月              一過性細連結の体制化 

                    シナプス急速=過形成・神経物質の成熟継続 体面遊び、早期の再認記憶、視線を外す、興奮調整、注意

                                                   正と負の情動表出

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-12ヶ月              一過性細連結の体制化               分離不安、接近を求める、養育者への偏好、初期行動注意

                    シナプス急速=過形成・神経物質の成熟継続 作業記憶と手段・目的、情動的コミュニケーション、

                                                   語の音声的強調

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1-2年               連合回路のピーク                   運動と感覚諸機能の成熟、初期言語、共同注意

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新生児微笑 レム睡眠期

社会的微笑 生後6週-8週目  視覚の発達、先天盲児と母親との関係 フレイバーグ(Fraiberg,1974)

 

3.行動の個人差と遺伝

(01)遺伝と環境論争

 個人差の系譜

(02)2種類の双子の類似の研究

    遺伝の効果

    共有効果    兄弟や双子に共通する経験

    非共有環境   それぞれの特有な経験

    二卵性の遺伝効果<一卵性×0.5 もあり。

 

(03)行動遺伝学の知見

    心理的形質の遺伝率と共有環境、非共有環境の影響

    遺伝率や経験の効果は、対象とする心理的性質により異なる

    (ex.)外向性0.49、0.02、0.49

        宗教性0.10、0.62、0.28

 

(04)遺伝子と環境の交互作用

    フェニールケトン尿症 低アラニン食事療法

 

    モノアミンオキシターゼ 反社会的問題行動との関係 虐待・育児放棄との関連

 

4.進化と発達

(01)身体の構造や行動と進化

脳 産後6ヶ月で2倍、錐体細胞 3歳でおとなの半分

(02)親子関係と進化

ボウルビィ(1976) アタッチメント

親の養育行動 親の遺伝子を引き継ぐ

祖父母の支援量 娘の母親>娘の父親=息子の母親>息子の父親

(03)比較行動学とヒトの発達の特徴

ヒトとチンバンジー 9ヶ月頃までよく似ている 新生児微笑や社会的微笑、母子間の見つめ合い 2ヶ月以降増える

 

ヒトは、9ヶ月以降 3項関係を展開 友永ほか(2003)

                    (皮質-皮質)


氏家達夫・陳省仁「発達心理学概論(’11)」 まえがき 第0回

2012年07月22日 | 発達心理学概論’11

本講義は、網羅性よりも、重要性や話題性のある問題に焦点をあてている。

そのため、参照教材や心理学事典の併用が推奨されている。

 

この講義は、主任講師である氏家達夫先生と同・陳省仁先生以外に、社会性の発達研究で知られる二宮克美先生、認知発達や学校の役割研究で知られる藤村宜之先生および、ゲストスピーカーの先生や補助的役割をする方などが、実際の放送授業では登場される。

 

これまでに、このブログに書き込んだことについては、下記のアドレスへのリンクを参照のこと。

【参考URL】http://blog.goo.ne.jp/lionosaka/c/1aecef45d2bbd859ef9e23ba4e8ede8d