放送大学で、学んでいます

大学を出ているので、編入で全科生になりました。心理学を中心に学びまして、今は、再入学により、再び学びを始めました。

認定心理士の勧め

2012年09月16日 | 放送大学の仕組み
おそらく、ネーミングの勝利なのだろうが、放送大学で、大学で心理学一般を学んだ証拠になるだけにすぎない認定心理士の資格取得への関心が高い。
私も、それがなかったら、全科履修生にならなかったかもしれない。
世間では、結構、心理学ブームの様相を呈していると感じられる。
社会の人口構成も、変わってしまったため、昔では、関心も薄かった、たとえは老人の心理であるとか、イジメであるとか問題が、心理学によって解き明かせるのでないかという実際的な要請もあるのかもしれない。
特に臨床心理学への関心は、高いのだろう。ことに、傾聴とか共感的理解には、興味が惹かれるのではないだろか。誰しも、いろいろと自分の話しを聞いてもらいたいのだから、根本的に、それに対する欲求不満の投影かもしれない。

路傍の石 について

2012年09月15日 | 哲学・思想・雑感
「路傍の石」というと、主人公が、旧制中学に行ける能力があるにもかかわらず、家庭の貧困などにより、行かせてもらえず、丁稚奉公で苦労するくだりである。
この本を買ってもらったのは、小学生の頃と記憶しているが、当時は、さほど裕福でもなかったので、主人公のような未来は、私では、到底耐えられないだろうと思われ、ある種の恐怖さえも感じた。
放送大学の共通科目「人格心理学」に教養小説が取り上げられていたため、もう一度、読んでみようと思った。
この本は、Windows95が発売された頃に新潮社より出た電子書籍「新潮文庫の100冊」に収録されたものを持っている。コンバートが必要であるが、さえできれば、iPhoneでも読める。
その二章ぐらいを、速読アプリに収録した。
たとえば、「暗夜行路」の志賀直哉が、示唆しつつも分からない父との葛藤のような、おそらく時代も作用していると思われる、山本有三の父へのルサンチマン(高橋健二〉に、今も共感を覚える。

クーロンの法則のことなど

2012年09月12日 | 数理系科目について

法則とは、それ以上分解して説明できないエッセンスだと言われている。そのため、クーロンの法則を理解するには、どうしても力学についての知識が必要になる。

点電荷間の「力」に関して、二つの電荷の積に比例し、距離の二乗に4パイと定数を掛けたものに反比例するというのが、この法則の大まかな説明だが、

誰が実験しても、そうなるというのだから仕方が無い。

4パイR二乗のパイは、3.141592というπのことで、円周率である。円周率とは、くるっと円を書いたときの線分の長さと、直径との割合である。

直径0.1mの円周は、0.314mである。

こういうのは、小学校の時に習ったのであろうか?

 

日常生活である仕事の場で、足し算や割り算はよく使うが、こういう係数のようなたぐいは、ほぼ使わないので、理数系科目となると、

かなり昔、それも、10年20年ではなく、40年も50年もさかのぼらないといけないため、ごくわずかな教科書の記述ですら、

かなりの時間が費やされることとなる。

 

しかし、このことは逆に、自分の歴史を探ることにもなり、自己確認のためには、数理科目を学び直すのもよいのだろう。

 

ただ、中学でも、高校でも、実験はあったが、ほとんどは割愛されていて、体験的な理解をしている事柄は少ない。

 

幾何学的世界を代数的なものに変えようとしたのが、デカルトだと言われているが、それにより、感覚的あるいは直観的幾何の世界にあった知が、

抽象化により失われた部分はあるのだろう。

 

そのようなことを誰かが述べておられたことをふと思い出した。


名ばかり自治会長奮闘記1

2012年09月06日 | 行政・地方自治等

自治会の本質論は、さておくとして、今年度になってマンションの自治会の班長の役がまわってきました。

一般には、町内会や自治会という組織は、昔からあるので、既視感があり、いうなれば、有って当然というか、

普通に存在するものとして認識されています。

 

また、今まで、あちらこちらに住所を置き暮らしてきましたが、町会費ないし自治会費を徴収されたことがあっても

盆祭りの折りに抽選で台所用品のようなものをもらった記憶があるぐらいで、町内会規約とか自治会会則のようなものが

あるとは知りませんでした。

 

フィールドワークと言うほどのこともないのですが、実際に活動してみることは、関与しながらの観察であるにせよ、

また、そういったバイアスはかかっているにしても、体験的に、それが何なのかが分かろうかというものです。

 

自治会長という役どころは、その会に所属している会員の統率というところに有り、どちらかというと、

人と会ったり話したりするのが好きな人が、向いているようにも思われます。

 

たとえば、カントやショーペンハウエルが、有能な自治会長になれるようなイメージをお持ちでしょうか。

 

そういう意味では、とうてい不適だと思われる自治会長をなぜやっているのかと問われそうですが、

基本的には、なり手がいなくて、抽選の結果決まったわけです。

 

私は、役に当たるのなら、監査をやりたかったのですが、それを譲って、会計になったのですが、

いろんな訳があって、会長になったという次第です。

 

ただ、これになってよかったことと言うと、やはり、地方自治に関心が向いたことや、自治会という

システムそのものへの懐疑や小学校・中学校という学校関係から葬儀会社まで関わることができたことに

つきるかもしれません。

 

私には、子がいないため、子どもを介した学校との関わりがなく、自分の学校生活から一足飛びに

現代の現場を垣間見ることになりました。

 

私の当時の中学なんかだと、生活指導が全面に押し出されていて、夏休み前になると

「不純異性交遊の禁止」「酒やたばこの禁止」「非行の撲滅」などといったたぐいの

ことを聞かされていたので、今の中学でも、そういうのに力を入れているのかと思いきや

学校の集まりで「生徒のメンタルヘルス」の話題が聞かれたりしたので、

ずいぶん変わってしまったのであろうと思われるようになりました。

 

つづく


放送大学から、継続受講などに関するアンケートが送られてきました

2012年09月02日 | 放送大学雑感

「放送大学学生実態調査(選科履修生)」というアンケートが送られてきました。

入学動機や学習成果などを問うもので、今後の大学運営に役立てられるそうです。

 

受講生が殺到する面接授業などは、開講数を増やして欲しいとかを書こうかと思ったが、

自由に記述できるところが少なくて、書くことがあたわなかった。

 

当面、実験心理学に関する面接授業を増やして欲しいと思う。