


空海と言えば、高野山。その金剛峯寺にお参りに行き、お守りを頂いてきました。
数年前に行ったときにもらってきたお守りが傷んでしまったので、他のお守りで代用していたのですが、しっくりこないので、高野山へは早く行きたいと思いながら、今頃になってしまいました。
高野山も、いわゆるパワースポットで、神や仏などの世界との接点であるのでしょう。
平成27年は、開創1200年とかで、プレイベントも始まっています。2014(平成26)年5月10日(土)に行ったところ、「阿字観」の体験イベントが企画されていました。「阿字観」は、梵字の「阿」という字に向き合って瞑想する修養法です。
天台宗の「小止観」や「摩訶止観」も、瞑想法ですが、瞑想などの具体的方法や瞑想中の注意事項及び展開などが具体的に書かれていて、臨済宗や曹洞宗などの禅による瞑想よりは、方法論が具体的である点で、言語的な情報は多いものの、
どこでも出来るというものではなさそうです。「阿字観」を行うには、梵字で「阿」と書かれた道具が必要なので、それが、ある種の制約になっています。むやみやたらと行って、人格が変化するとか、よくない方向に行くのを防止する「枠組み」として作用しているようにも感じられます。
来られている方の中には、巡礼用の衣装を身につけた方も多かったです。
6時過ぎ起きて、大阪発のサンダーバードで一路金沢へ向かいました。自宅から目的地まで、約4時間。
以前金沢に行ったときは、全くの観光でしたから、駅の反対側などは見るべくもなかったのですが、今回は、そちら方面です。
いや-。すごいです。北陸新幹線が来ることもあってか、駅前もきれいになっていますし、裏手も現在改装中のようです。
ともかく、きれいです。
でも、大阪から行くと、観光地でないところは、人が少ないですね。
二日目は、私が手伝うこともできないので、片付けは、妻に任せて、観光に出かけました。
三回目の兼六園ですが、全く変わっていません。多少変わっていたとしても、私には、分かりませんでした。
おなじみの石橋と池を撮影しました。
次に、21世紀美術館に行きました。ここでは、放送大学の学生証が生きました。1000円のところ800円ですべて見ることが出来ました。
とりわけ、プールの底から上を見ることが出来るプールは、楽しかったです。
21世紀美術館には、喫茶室があり、食事も出来るのですが、お昼頃だったせいか、すごく混雑していたのであきらめました。
つづいて、鈴木大拙館に行きました。
「こころの時代~宗教・人生~」の『心に枠のない世界』
-鈴木大拙館を訪ねて-(NHK Eテレ)で紹介されたので、行ってみたいと思っていました。
鈴木大拙選集のうち数巻は、たぶん二十歳のときに買って読んだのだと思います。禅についても、いろいろと学びたいと思ってきましたが、ほとんど何もしないままに、40年近く経ってしまいました。天竜寺の座禅会などに参加したことを懐かしく思い起こされます。ただ、佐保田鶴治先生が主宰されていた「ヨーガ禅」の研修会が京都の桃山で行われていたので、そちらでの体験のほうが長いです。
これにより、人生の苦悩がすっきりと解消したわけでもなかったのですが、私の基本思想の底流に、このときの体験があるのも事実なのでしょう。
残念なのは、生活の糧のために、それらに多くの時間が割けなかったことです。
とくに残念なのは、オーム真理教というテロ集団がヨーガのイメージを汚してしまったことです。
超能力というのは、私は、実在すると思っていますし、ユングなどは、ある意味で超能力者であったと言ってよいかもしれません。
超能力者が、透視したり、予言できたりすることは、当然の能力なので、それはそれとして受け止めれば、それが故に素晴らしいものでもないことが分かろうものです。
しかし、確かに、不思議な体験なので、あまりにも科学的な知見に寄りすぎて生きてきた人には、その事実が素晴らしいものであるかのように感じられるのでしょう。
現在でも、そのような能力を使って、占いをしたり、宗教活動をしている人がいるのは、嘆かわしいものです。
香林坊なども訪れましたが、今回は紹介を省きます。親戚が、金沢に移ったので、また、何度か訪れることになりましょう。