信頼性の高い観察 仮説を伝えないチェックのみ 新たな仮説などが得られない
参与観察 日常 観察者との相互作用
2.人格検査法
イ)作業検査法
ロ)質問紙法
矢田部-ギルフォード性格検査
MMPI
虚偽尺度・バッファー項目
ハ)投影法
ロールシャッハ法・TAT
描画法 バウム法 風景構成法
ニ)投影法の批判的検討と可能性 検査者へのメッセージ
3.人格を理解するということ
イ)心理検査の意義 手がかり
ロ)アセスメントという概念
日本パーソナリティ心理学会 http://jspp.gr.jp/
イ)詫摩武俊(他)著(2003)「性格心理学への招待(改訂版)」、サイエンス社と読み比べると、本講座の特徴が分かりやすい。
たとえば、オールポートによる人格の定義の翻訳においても、詫摩は、「パーソナリティとは個人のうちにあって、その個人に特徴的な行動や思考を決定する心理物理的体系の力学的体制である」(前掲書4ページ)と訳しているのに対し、
大山は、
人格とは「個人の環境への適応を決定するような心理的身体的な諸々のシステムからなる、個人の中の力動的組織である」としている。
両者とも、引用・参考文献は、Allport,G.W.1937 "Personality:A psychological interpretation"となっている。ただ、出版社名が異なる。
大山は、原文として、次のようなものを提示している。"Personality is the dynamic organization within individual of those psychophysical systems that determine his unique adjustment to his environment."
かつては、力動的の訳が付されるdynamicが力学的と訳されていたので、翻訳も異なるのだが、力動的組織を仮定しようとすると、なかなか困難である。
そこで、重要なのは、人格は、1.心理的身体的要素を統合する上位システムであり、2.個別であり、3.能動的に環境に適応していく性質を有することだとされる。
ロ)人格概念の歴史的背景として、モートン・プリンス報告した「多重人格」と個人差心理学の流行があり、現代のような電子メディアの発達は、それらを含んだ上での自分とは何かという問いを投げかけている。
ハ) 心理・生理的体系の個人内における力動的体制であり、その人を取り巻く環境に対して、その人独自の行動や思考を決定するもの 日本大百科事典 小学館 浅井邦二
ニ)その環境に対して、その人独自の適応を決定するような心理=生理的体系の個体内における力動的組織体である 日本大百科事典 小学館 柴野昌山