自動車保険ジャーナルは、交通事故の裁判例集です(詳細は、「交通事故の裁判例集」)。
交通事故を手がける弁護士には必須の裁判例集だよとのアドバイスを受け、私も交通事故事件を本気で手がけるようになってから購入するようにしていますが、毎週毎週送られてきますので、これを読んで完璧に裁判例を覚えておくというのは、コンピューター人間でない限り無理でしょう。
私は、おおざっぱに内容を把握して、あとで似たようなケースが出てきたときに見返すことが出来るようにしています。
ところで、最近悪質な交通事故に対する世間の目が厳しくなってきておりますが、これに対して法律上はどのような考慮をするのか?ということを疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自動車保険ジャーナル1675号18ページでは、衝突後逃走し、交通事故を起こさなかったように工作をした加害者に対し慰謝料合計3100万円を認めたという裁判例がありましたので、悪質交通事故に対する法律の対処をお話ししたいと思います。
裁判は大きく分けて、刑事と民事があり、裁判所も刑事部、民事部でわかれているところがほとんどです。
刑事事件は、加害者の刑をどのくらいにするかというものですから、悪質な交通事故事件を起こした者は刑が重くされるということはわかりやすいと思います。
それでは、民事事件ではどうなのかといいますと、民事事件というのは損害賠償金額をいくらにするかという金額の問題となってしまいますので、その損害賠償金の一項目である慰謝料というものを、悪質な事案では他の事案よりも増額するということで対処します。
慰謝料とは精神的苦痛に対する対価と考えられております。
悪質な交通事故は、被害者の精神的苦痛を一層増加させる→だから、慰謝料も増額するという理屈です。
交通事故を手がける弁護士には必須の裁判例集だよとのアドバイスを受け、私も交通事故事件を本気で手がけるようになってから購入するようにしていますが、毎週毎週送られてきますので、これを読んで完璧に裁判例を覚えておくというのは、コンピューター人間でない限り無理でしょう。
私は、おおざっぱに内容を把握して、あとで似たようなケースが出てきたときに見返すことが出来るようにしています。
ところで、最近悪質な交通事故に対する世間の目が厳しくなってきておりますが、これに対して法律上はどのような考慮をするのか?ということを疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自動車保険ジャーナル1675号18ページでは、衝突後逃走し、交通事故を起こさなかったように工作をした加害者に対し慰謝料合計3100万円を認めたという裁判例がありましたので、悪質交通事故に対する法律の対処をお話ししたいと思います。
裁判は大きく分けて、刑事と民事があり、裁判所も刑事部、民事部でわかれているところがほとんどです。
刑事事件は、加害者の刑をどのくらいにするかというものですから、悪質な交通事故事件を起こした者は刑が重くされるということはわかりやすいと思います。
それでは、民事事件ではどうなのかといいますと、民事事件というのは損害賠償金額をいくらにするかという金額の問題となってしまいますので、その損害賠償金の一項目である慰謝料というものを、悪質な事案では他の事案よりも増額するということで対処します。
慰謝料とは精神的苦痛に対する対価と考えられております。
悪質な交通事故は、被害者の精神的苦痛を一層増加させる→だから、慰謝料も増額するという理屈です。