衣笠山でおさんぽ

 多頭飼いも最後の一頭となったヴァレンシア、ゆるゆるな日常を送っています。

土曜日は山科で犬散歩 2014年8月2日

2014-08-05 22:11:24 | 
暑い日が続いている横須賀市内。

この日、ぷーにゃんのいるフロアの入口を開けると、萌ちゃんとアミちゃんの遺影が並んでいました。



そのうちの一枚は、アミちゃんとぷーにゃんがドッグランで戯れている写真です。



アミちゃんは、一人暮らしだった入居者の老人が連れてきた犬。

長い間、飼主が人間の食べ物を分け与えるという、犬の健康配慮無しの間違った食生活により、腎臓を悪くし、命を縮める結果となりました。

しかしアミちゃんはそんなことを知るよしもなく、飼主である老人を慕い続け、最期のときまで側にいることを望みました。

犬はけなげな動物だと改めて思います。


職員さんが撮りため、アミちゃんが亡くなる寸前に撮影した画像で作成した「老人と生涯を共にした犬」ページは未だにアクセス数が増え続けています。ページ上に設置してあるFacebookの「いいね」が5000カウント近くまで達しました。

まるでそのページだけが一人歩きしてしまったかのよう。

しかしながら、このスライドショーで読み取れる、老人とアミちゃんとの心の繋がりや、最後まで飼育することの大切さを閲覧下さった方々と共有出来たことをとても嬉しく思います。


さて、このフロアには、先日やってきたばかりのルイ君がいます。


ブサカワ!?ルイ君

ルイ君も、一人暮らしの老人と暮らしていました。その老人が病気で入院してしまったために飼育放棄されてしまった犬。


人が大好きで甘えん坊

入院してしまった飼主の老人は回復の見込み無く、ルイ君は愛護センター送りが決まったそうです。そこで待ちうけているのは殺処分。


すぐ膝の上に乗っかり、遊びをせがむ

こんなに人が大好きで、こんなに小さくて可愛いのに引き取り手が無かったルイ君。

愛護センターへ搬送されるという日に、それを知った山科ホームの若山施設長さんが寸前で引き取りに行ったそうです。


実際、一人暮らしの老人が飼育する犬猫は、相当数いると思われます。


一人暮らしの高齢者が何かの理由で飼育出来なくなった際、安易に愛護センターへ送られてしまうのではなく、伴侶動物福祉がもっと充実した世の中になると良いですね。

ちなみに横須賀市の愛護センターでは、センター入りした犬猫を可能な限り里親募集に出す努力をされているようです。


そしてまた、さくらの里山科が取り組んでいる伴侶動物福祉は今後、引き取り手のない犬猫や、新たに保護する犬猫の里親募集活動も行ないたいとも施設長さんが話されていました。そうすることによって、一頭でも多くの命を救うことに繋がりますね。


話しをおさんぽボランティアに戻しましょう。(笑)


この日もとても暑い一日でした。

お散歩時間の16時頃になってもアスファルト上は高温のまま。日陰でも、それまで陽の当たっていたところは地面の温度が高いまま。

この時期は犬達の熱中症にも気を配る必要があります。老犬や特に足の短い犬種は全身で地面からの熱に影響を受けてしまいます。


お散歩第一グループはぶんちゃんとダイちゃん。



ドアを開けるときは嬉しそうにしていたものの、少し太り気味のぶんちゃんとダイちゃんは外では乗り気ではありませんでした。


この日、エレベーターの中で会ったこの男性職員さんがぶんちゃんのいるフロアに来ると、物凄い勢いで吠えるのだそう。



ところが、ご覧の通り、エレベーターの中では吠えたりせず、愛嬌をふりまいていました。

自分のテリトリーであるかいなかで反応が異なるのでしょうね。


建物の外へ出るとすぐに、犬好きな女性職員さんがポケットからオヤツを取りだし、ぶんちゃん達に与えました。


大喜びのぶんちゃんとダイちゃん。

さて、ここで犬好きな山科の皆さんへお願いがあります。

犬達はオヤツが大好き。オヤツをくれる人も大好きです。

犬好きの人たちも、与えたオヤツを犬達が喜んでくれることが嬉しい。私も同じです。

ところがぶんちゃん達を可愛がる人たちが余りにも多く、少しずつもらっているオヤツの量は与えすぎになっていると思われます。



ぶんちゃんやダイちゃんの体型を見れば、一目瞭然。食べすぎですね。食べ過ぎは、病気を招きます。

犬は基本的にオヤツは要りません。ぶんちゃんたちが可愛いのならば、健康に過ごせる日々を第一に考えてあげたいですね。


暑さと身体の重さで?お散歩拒否のぶんちゃんは、歩き始めて間もなく座り込んでしまいました。



この日一番元気だったのは、なんと、小さなルイ君とぷーにゃん。


ぷーにゃん

ぶんちゃんがすぐにホームに戻りたがったため、ダイちゃんは、ぷーにゃん組ともう一度一緒にお散歩に出ました。


ダイキ

しかし日蔭コースといえども、気温がまだ高いことも有り、早々にホームに戻ります。


フロアに戻っても少しご機嫌斜め

ぶんちゃん


足の短いジローちゃんと、やや体調が良くないというてんかん持ちの嵐君は、17時過ぎてから職員さんがドッグランに連れていってくれることになりました。


嵐君


抱っこされてご機嫌な殿様ジロー


来週は少しでも気温が下がりますように...
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BJAdadツイート