山歩きが好きだった叔父二人が会うたびに揃って「地元の三浦半島にも深山を思わせる良い場所がある」と教えてもらっていた森戸川源流。
今までなかなか機会がなかったが、3時間程の空き時間を無駄にしまいと決行。偵察に行くことができた。
パートナーはヴァレンシア。
偵察が目的であるため、身の軽い彼女はこのようなときに適任。知らないところでは未だに、興奮して右や左、股の間から顔を出すスノウや、好き勝手な方へ行こうと引きの強くなるボブは足手まといになる。
このルートはハイキングコースとして南郷公園まで出ることも可能。ただし山奥深いことやコースの分岐が判りづらく、山歩きに慣れていない人にはお薦めできない。
そしてまた、山道の入口まで車で進入すると、道端への縦列駐車しか出来ず、軽トラでもない限り転回場所がない。
雨後数日は地面がかなりぬかるんでいるため、縦列駐車した場所から抜けられなくなる可能性も否めず、南郷公園か県道にあるコインパーキングを利用する方が良いと思われる。
今日は平日で他に駐車していたのは1台のみ。
道はかなりぬかるんでいたものの帰路はどうにかバックで脱出。近くの資材置場のゲートが運良く開いていたため、そこで難なく転回可能であった。

ヴァレンシアにこにこ
車を停めたスペースのすぐ脇からすでに深山の趣。
なるほど、確かに丹沢辺りの林道を歩いているよう。鹿やイノシシが潜んでいてもおかしくないような背丈のある草地に囲まれた、日当たり良い小さな広場もあった。
登山道入口(車進入禁止)

人はゲートの端から通行可能
歩き始めというより、車を止めた場所よりもかなり前から、数日前の本降り雨の影響が未だに残っていて、道はところどころドロドロかグショグショ。
斜面からも絶え間なく水が滴り落ちている。
上流に行くほど川幅は狭くなるが、深みのある場所が目立つ。
高さのある縁に平気で飛び乗るヴァレンシア

こちらはヒヤヒヤ
山火事が起きた際の通報で、現場の目印となる番号札があちらこちらに。
ここにも湘南国際村と同じく、山里の中に自然体験の研究を兼ねた作業場があった。
道の殆どが沢と並行している。

気温が高かったためか、どうしても川に入りたいヴァレンシア
地中を伝ってきた滴がところどころで小さな水たまりを形成。
間もなく薪のような匂いがしてきた。
この先に河原へ降りる場所があり、子供数人を含めたグループが野外ランチを楽しんでいた様子。
さらに奥へ、奥へと。

山深い趣がかなり心地よい
再び深みのある淵。
ヴァレンシア、二度目の水遊び。(笑)
上がってきたヴァレンシアの足元を見ると...

取るのが大変な枯れた杉の小枝がたくさん絡みつき
一時間近くが経過、ヴァレンシアに絡みついたいくつもの小枝を取り除き、ここで引き返す。
途中にあった広場で一休み。
木に名札が...

アブラチャン
変わった名前の木であるため、帰宅後に調べてみると、
間もなくとても可愛い黄色い花が咲くようだ。
現場では遠巻きに撮ったため気付かなかったが、画像をよく見れば咲いている!!

太い幹から出た小枝の先に可愛らしい花達が...
車を停めた辺りに戻ると、ブルトンを連れた方に会った。
とても精悍な顔つきのブリタニーは、最初、Eセターかと思ったほどフサフサの綺麗なコート。やはり鳥猟犬類であるため、ワクワクととても楽しそうに歩いていった。
せっかく写真撮らせてもらえたのに、ヴァレンシアと吠えあってしまったため後ろ姿に。m(__)m
偵察の結果、このルートは思っていたとおり、歩く距離も含めてヴァレンシアのみ可能。晩秋から春先にかけて半日プランで楽しめそうだ。
また可能な日にゆっくりと歩こうね、ヴァレンシア。