旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

本気です

2006-05-11 | Music & Art
先生から「脱力して」「脱力よ」「もっと脱力して」と
これでもかとばかりに連呼され続けたそのわけが、目からうろこ。

フランスの名ピアニスト、アルフレッド・コルトー
そのコルトーの高弟マグダ・タリアフェロ
そのタリアフェロに教えられた日本人ピアニスト田村安佐子

コルトー著の「ピアノ・メソッド」と田村氏著の「ピアニストへの基礎」
両方を併用したほうが効果がありそうで、でもとりあえず「ピアニストへの基礎」を先に読んでみたのですが、「ピアノを弾く」ということの本当の意味に目を見開かされました。

…もう少し、いやもっと前、いやもっとずっと前に、この本と出会っていたら、きっとピアノを続けていたかもしれないのにー!(たぶんね?)

なぜピアノを弾くために「脱力」しなくてはいけないのか、ということがこの本には理論的に説明されてるのです。
タリアフェロのように95歳で亡くなるまで、長く演奏活動を続けていくためには「脱力」がそれこそ欠かせないものなのですね。

そしてこれもまた、私の先生が何度も指摘しているのですが……

「背筋を伸ばす」「上半身を揺らさない」「呼吸して!」(←笑・ホントです)
先生が言っていたことがそのまんま、本の中にも書かれていて、あらためて「ああ、やっぱりアカンのね」と納得。

本に載っていた脱力体操を毎朝こなし、ピアノに向かってタリアフェロとコルトーが残したピアノの訓練(指の筋力運動のようなもの)。

なんたって本のタイトルが「ピアニストへの基礎」ですから
まだまだ基礎ですよ。
でも、サブタイトルの「ピアノの詩人になるために」をまさに目指して、ひたすらコツコツコツコツ……(注:鍵盤を叩く音ですよ?)