旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

25 Agosto 1997 , Venezia(5)

2006-05-24 | 海外旅行記(2000年以前)
写真は、これもサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会からの風景だったかと。
運河の向こうに見えるのはリド島。
カジノで有名な島なので、夜、ヴェネツィアから船で訪れる人も。

余裕がね、あればね、行きたかったんだけど。
かなしきツアー客。
宿泊したホテルはここの島じゃなくて、メストレ(本土)だったし。
(ホテルについては不満たらたら…この旅行を境に以後ツアーはやめました)

ま、団体行動ですから? 集合時間厳守、勝手な行動は慎むように。


さて。
水の都ヴェネツィアを訪れて思うのは、都市開発の是非だったりします。

……急にマジメな話だよ?

東京でも最近になってやっと「江戸への回帰」みたいなテーマを打ち出して、首都高の移転に日本橋の復活だとか江戸情緒の振興だとか、いろいろやろうとしているようですが、どう考えても「遅すぎじゃね?」と思うわけですよ。

一度建ってしまったものを壊すのには、作る時以上のパワーが必要なわけですよ。
首都高の移転だって、そもそも用地買収がめんどくさいから、もとい、五輪まで時間がなかったので、所有権のない川の上に作っちゃったわけで、それからン十年。
これだけ密集した都心のどこに首都高を移転させるつもりなんでしょうかね。
移転先の候補地にあたるビルの所有者の方には戦々恐々ですよ?

前に石原都知事が、都庁の展望台から見た東京の街を「汚い」と評したことがありますが、ほんとに同感です。
たしかに、ここ数年の間に「部分的に」美しく整備された街はいろいろありますが(私の勤め先の丸の内もそうだけど)、ほんとにごく一部だよね?
ていうか、企業の所有地とか力関係で開発しやすかった場所だけ?

狭いところに無節操に建ち並ぶ無機質で美的センスのかけらもない大小のビル群を見ると、「東京に外国からの観光客を呼ぼう!」などとよく恥ずかしげもなく言えるなと。
イタリアとかフランスとかヨーロッパに「街づくりの参考のため」視察などといって、いったい何を学んできたのかと。

……ま、こんなとこで吼えててもしょうがないんですけど。

ていうか、ここまで巨大化した街をゼロからスタートなんてムリだけどね。