今日は昨日よりも
更に涼しい気持ちの良い
一日になりました。
✨✨✨✨✨
フィンランドに生まれた
ジャン・シベリウスは
ドイツやロシアの影響を
受けながらも
祖国の文学や神話を
ヒントに
独自の音楽を作りあげて
いきます。
19世紀のフィンランドは
ロシア帝国の
厳しい支配下にあり
言論なども統制されて
いました。
新聞などもロシアに
批判的な記事を書くと
廃刊されることも珍しく
ありませんでした。
そんな折にフィンランドの
新聞業界を激励するつもりで
シベリウスが作曲したのが
交響詩「フィンランディア」
でした。
2つの序奏を持つ3部形式で
序奏で「苦難」と「闘争」が最後には「勝利」が
表現されています。
ロシアの弾圧下でも
フィンランド国民の中で
「フィンランディア」
生き続けましたが
1917年にフィンランドが
独立すると
シベリウスはこの曲の
最後の「勝利」の部分に
歌詞をつけて
「フィンランディア賛歌」に
編曲しました。
現在も国歌に次ぐ
第2の愛国歌として
広く歌われています。
(3‘58”)
フィンランディアには
2つの異なった歌詞が
作られました。
一つは1930年の終わりに書かれたもの。
もう一つは賛美歌的な
要素が強いもので
1938年に初演されました。