工作台の休日

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F1日本グランプリはワンデーレースに

2019年10月11日 | 自動車、モータースポーツ
 F1の日本グランプリ(GP)が開幕し、本日(金曜日)はフリー走行が開催されました。年一度の大イベント、ということでファンも盛り上がっており、今年はホンダエンジンが好調なこともあってか、金曜日から列車も混みあっております。また、ラグビーのワールドカップを観戦とセットでF1も観に来ているという感じの外国の方もサーキットで見かけました。
 金曜日午前のフリー走行のみの出走ではありましたが、山本尚貴選手もトロ・ロッソのマシンをドライブし、久々の日本人選手の登場というのも話題を呼んでおります。
 そんな日本GPですが、皆様もご存知のとおり、と言いますか、台風の接近により土曜日の全てのセッションは中止、日曜に順延となりました。つまり、本来土曜に実施する予選と決勝を1日で行う「ワンデーレース」となったわけです。

 このワンデーレース、日本GPでは過去に二回ありました。私は二度とも鈴鹿で経験しております。
 2004年(平成16年)、台風の接近で金曜日から雨具が効かないほどの大雨となっていました。この台風が予想進路や強さから「伊勢湾台風以来」と呼ばれており、安全を考慮して土曜日はサーキットそのものを閉鎖、日曜日に予選と決勝を日開催することになりました。ワンデーレースはF1の歴史が始まって以来はじめてでした。特に東海地方の方にとっては伊勢湾台風というのは特別な意味を持つのか、この大雨ではF1だけでなく、イベントの中止やお店の営業短縮はやむをえない、という感じでした。
 また、日曜日に全部実施するというのは果たしてどういう流れになるだろうか?という不安もありました。日曜の決勝日はよく晴れた天気となり、無事に予選、決勝が行われました。チーム、ドライバーも大変だったと思いますが、見る側にとっても慌しい週末となりました。
 今回の台風では事前に交通機関の運休や施設、店舗の閉鎖などが伝えられましたが、このときは多くの施設や店舗も開いていましたし、鉄道も(特に地下鉄は)運行していました。
 
 二度目は2010年(平成22年)のことでした。このときは土曜日に雨が本降りとなり、予選ができないか15:30頃まで検討がなされたのですが、結局予選、決勝を一日で実施するということになりました(2019/10/15訂正。当時の写真を見たところ予選については〇〇時まで順延、というのを繰り返し、15:30頃に順延が決まったようです)。土曜日にほとんどのマシンがピットから出てこなかったことを考えると、チーム側もワンデーレースをある程度予想していたと思われます。

 今回は金曜日の時点では小雨程度でしたが、それでも土曜日は大荒れになるという予報がありましたので、このような決定になったのだと思います。いずれにしても安全第一を優先に考えた結果ですので、明日は皆様、お気をつけてお過ごしください。

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