本ブログの一回目に掲載した写真には、私の工作台の周辺の様々な物が並べられていますが、あの中にあった飛行機のキットができあがりました、というお話です。
そのキットですが、ハセガワ1/72 F-16A PLUSです。ハセガワのF-16ですが、息の長い製品であり、私もタイプに応じていくつか作っております。いつもは飛行機のキットというと日の丸のついた機体が多いのですが、(派生型のF-2はともかく)日の丸をつけていない機種の中ではF-16は初飛行からだいぶ経過しているものの、今も色あせない未来的なデザインがお気に入りです。
このキット、マーキングについては米空軍とオランダ空軍のものが入っています。今回の作例ではいつもと違う国の機体にしてみようと思い、ベルギー空軍にしてみました。
キットそのものはストレートに組んでおり、付加工作らしいこともしていません。パイロットをドイツレベル製品「NATO PILOTS」のものに変えたくらいです。このキット、立ち姿、着座姿勢のパイロットのほか、グラウンドクルーも入っています。着座姿勢のパイロットについては背中とシートにやや隙間ができてしまいましたが、ほとんど加工せずに座ってもらうことができました。また、機首のライトニングストリップスを伸ばしランナーで強調しました。
装備品ですが、キットにはミサイル、爆弾に至るまで豊富にセットされていますが、実機の写真ではフル装備と言うのは見かけないので、燃料タンクを提げ、両翼にサイドワインダーを装備した状態にしました。なお、サイドワインダーはタミヤ製のF16CJ(こちらは最近のキットですね)を製作した際に余剰となったものを使用しています。
ベルギー空軍機ということでキットのマーキングをすべて使うことはできず、タミヤ・イタレリのF-16(イタレリのキットにタミヤの説明書がついたものです)からベルギー空軍のマーク等、一部のデカールを持ってきました。
ベルギーのF16ですが、機番が垂直尾翼に入っています。アルファベット2文字と数字の組み合わせです。機番をどれにするかについては、Belgian Wingsというサイトを参考にしました。こちらのサイトは戦前、戦後を問わず、ベルギーの航空機の登録番号、記号を網羅しており、軍用機、民間機の双方とも掲載されています。こういったサイトのおかげで、実機のことをより深く知ることができます。この場を借りて彼の地の三つの公用語で御礼申し上げます。merci/dank u /danke
ということで、垂直尾翼の「FA」まではタミヤ・イタレリの製品のデカールを使い、数字は手持ちのものを使用しました。
今回のF16ですが、生産時期、使用されている国ごとに細かな相違があり、そのあたりも改めて勉強する機会となりました。モデルアートの「飛行機模型スペシャル」でも以前特集が組まれており、今回の製作でも参考にしております。知っていたつもりでしたが、勉強不足を思い知らされた感じです。キットの方もタミヤ・イタレリ、ハセガワなどまだストックがありますので、また折に触れて製作することになるでしょう。
それから、本ブログの一回目に掲載した写真には、他にもNゲージの板状キットがありましたね。あのキットたちもそう遠くないうちに形になっていくと思います。
実は以前、ベルギー空軍のF16については実機を見たことがあります。既に退役した機体ですが、ブリュッセルの王立軍事博物館に1号機が展示されておりました。その時はF16よりも初めて見る他の欧州の機体や旧共産圏の機体、第一次大戦、第二次大戦の機体の方が珍しく、それらを興奮しながら見た覚えがあります。
おそらくベルギーの方がこの完成写真をご覧になったら、いろいろご指摘があることは重々承知ではありますが、遠い極東のモデラーが、彼の地に思いをはせて製作したということで、温かい目で見ていただければと思います。
それに、ベルギーの機体にしたのはもうひとつ、私の好きなベルギーのビールに敬意を表して、というのもあります。今夜はさくらんぼのビールを開けて、乾杯といたしましょう。
そのキットですが、ハセガワ1/72 F-16A PLUSです。ハセガワのF-16ですが、息の長い製品であり、私もタイプに応じていくつか作っております。いつもは飛行機のキットというと日の丸のついた機体が多いのですが、(派生型のF-2はともかく)日の丸をつけていない機種の中ではF-16は初飛行からだいぶ経過しているものの、今も色あせない未来的なデザインがお気に入りです。
このキット、マーキングについては米空軍とオランダ空軍のものが入っています。今回の作例ではいつもと違う国の機体にしてみようと思い、ベルギー空軍にしてみました。
キットそのものはストレートに組んでおり、付加工作らしいこともしていません。パイロットをドイツレベル製品「NATO PILOTS」のものに変えたくらいです。このキット、立ち姿、着座姿勢のパイロットのほか、グラウンドクルーも入っています。着座姿勢のパイロットについては背中とシートにやや隙間ができてしまいましたが、ほとんど加工せずに座ってもらうことができました。また、機首のライトニングストリップスを伸ばしランナーで強調しました。
装備品ですが、キットにはミサイル、爆弾に至るまで豊富にセットされていますが、実機の写真ではフル装備と言うのは見かけないので、燃料タンクを提げ、両翼にサイドワインダーを装備した状態にしました。なお、サイドワインダーはタミヤ製のF16CJ(こちらは最近のキットですね)を製作した際に余剰となったものを使用しています。
ベルギー空軍機ということでキットのマーキングをすべて使うことはできず、タミヤ・イタレリのF-16(イタレリのキットにタミヤの説明書がついたものです)からベルギー空軍のマーク等、一部のデカールを持ってきました。
ベルギーのF16ですが、機番が垂直尾翼に入っています。アルファベット2文字と数字の組み合わせです。機番をどれにするかについては、Belgian Wingsというサイトを参考にしました。こちらのサイトは戦前、戦後を問わず、ベルギーの航空機の登録番号、記号を網羅しており、軍用機、民間機の双方とも掲載されています。こういったサイトのおかげで、実機のことをより深く知ることができます。この場を借りて彼の地の三つの公用語で御礼申し上げます。merci/dank u /danke
ということで、垂直尾翼の「FA」まではタミヤ・イタレリの製品のデカールを使い、数字は手持ちのものを使用しました。
今回のF16ですが、生産時期、使用されている国ごとに細かな相違があり、そのあたりも改めて勉強する機会となりました。モデルアートの「飛行機模型スペシャル」でも以前特集が組まれており、今回の製作でも参考にしております。知っていたつもりでしたが、勉強不足を思い知らされた感じです。キットの方もタミヤ・イタレリ、ハセガワなどまだストックがありますので、また折に触れて製作することになるでしょう。
それから、本ブログの一回目に掲載した写真には、他にもNゲージの板状キットがありましたね。あのキットたちもそう遠くないうちに形になっていくと思います。
実は以前、ベルギー空軍のF16については実機を見たことがあります。既に退役した機体ですが、ブリュッセルの王立軍事博物館に1号機が展示されておりました。その時はF16よりも初めて見る他の欧州の機体や旧共産圏の機体、第一次大戦、第二次大戦の機体の方が珍しく、それらを興奮しながら見た覚えがあります。
おそらくベルギーの方がこの完成写真をご覧になったら、いろいろご指摘があることは重々承知ではありますが、遠い極東のモデラーが、彼の地に思いをはせて製作したということで、温かい目で見ていただければと思います。
それに、ベルギーの機体にしたのはもうひとつ、私の好きなベルギーのビールに敬意を表して、というのもあります。今夜はさくらんぼのビールを開けて、乾杯といたしましょう。