工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

年の瀬に青山詣で

2025年01月05日 | 自動車、モータースポーツ

 少し前の話になりますが、12月には何度かホンダのウェルカムプラザに豚児と出向いておりました。ちょっと珍しい写真もありますのでご紹介します。なお、現在は展示も変わっておりますので、展示車両の予定についてはウェルカムプラザのサイトなどで確認ください。

12月14日、15日には「Honda Racing 2024 Season Finale」というイベントが開催されました。こちらでは二輪、四輪のマシンの展示、選手たちのトークショーなどが開かれてにぎわっておりました。私たちはマシンの展示を見てまいりました。

屋外にはこんな展示が目を引きます。ホンダF1参戦60年を記念した展示です。

レッドブル、フェルスタッペンのマシンですね。終盤、マクラーレンに追い上げられながらもタイトルを守りました。

 

RB・VCARB、角田のマシン。

 

こちらは懐かしいですね。中嶋悟のティレル020。多くの方がカメラを向けており、未だ人気は衰えていませんね。

建物の中にはこちらが・・・。

セナ没後30年ということで、マクラーレンMP4/6です。

セナのレーシングスーツ、ヘルメットもありました。

普段は立ち入ることができない二階にも展示がありました。

2023年コンストラクターズタイトルトロフィーです。

 

こちらは2019年ブラジルGPのチェッカーフラッグ。ホンダのパワーユニットを積んだマシンがブラジルで勝ったのは、1階のマクラーレンがセナの手で優勝した1991年以来でした。2019年のこの日のことは(レース以外でも)個人的に忘れられないです。

 

 

近くのポーラビルでも展示・イベント等がありました。

鈴鹿にもありましたが、1964年に初参戦した際のマシン、RA271。

 

今回は第一期参戦の際の図面の一部が公開され、こちらも観たかったものの一つです。

RA270の総立面図。レース参戦に先立って試作されたマシンです。

 

こちらも珍しく、空冷エンジンのRA302の図面です。

 

ウェルカムプラザでは次の週には毎年恒例の、タイトル獲得マシンが展示されました。

スーパーフォーミュラのチームタイトルを獲得したことを記念した展示です。

 

レッドブルのマシンです。

 

懐かしいマシンも。「ナナハン」ですね。

 

模型の展示もありました。マン島TTレースの光景のようです。

 

タミヤのキットと思われますが、RA273です。美しく作りこまれています。

ホンダ本社の建て替えに伴い、ウェルカムプラザも3月で閉館が決まっております。豚児とのお出かけ先としてもお世話になりました。ありがとうございました。ホンダも日産との統合など、いろいろとメディアを賑わしていますが、ウェルカムプラザがどのようになるのかも含め、気になるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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巳年の玩具道楽・・・へびに因んだプレイモービル

2025年01月04日 | 玩具道楽

 恒例になりましたが干支に因んだプレイモービル、竜とかに比べてさすがにへびというのは単体では製品になりえないため少ないのですが、こんなものが手元にありました、ということでご紹介します。

 セットの中に蛇が入っています、ということになりますが、こちら。

ドイツでは2004-2006年にカタログにあったラリーシリーズ・4421オフロードレースカーです。かつてのダカールラリーを意識したようなラインナップが特徴で、大型のトラック、バイク、ヘリコプターなどもありました。

箱の下の方にへびが見えませんか?

コブラともう一種は何でしょうか。いずれにしても砂漠の真ん中で顔を合わせたくない動物です。コブラの方は柔らかい材質で、ちょっと珍しい感触です。

このセット、砂漠を模した大きなベースにヤシの木やサンドチャンネルなどをはめ込み、その上をこの車輛が通れるような作りになっています。

そこにいる動物がヘビにハゲタカにさそりとあっては、少々怖い場所ですね。

カサブランカ、ラバト、マラケシュといかにもな地名の道標が描かれています

本来の主役、ピックアップトラックのようなラリーカーを見ていきましょう。

別売りのユニットを使えぱ、ラジコンカーとしても使えるようになっていました。

前輪のサスペンションが上下に利くように柔らかく作られています。

 

ボンネットを開けるとエンジンも再現されています。

工具類も充実しています。

足元の水筒、なんだか小学生の遠足みたいです。

工具類は後ろにしまうこともできます。

 

ドア横のゼッケンには「ヨーロッパ・アフリカラリー」とあります。

女性ナビゲータが持つ地図です。

フランスを発ってスペインを経由してアフリカ大陸に入っていくようです。

 

お次は「へび繋がり」でこちら。

2006年発売の4224救急バイクです。製品そのものは白バイなどの色替え品ではありますが、ここにもちゃんと「へび」がいます。

へびが巻き付いた杖のマークがそこかしこに入っているかと思います。これは「アスクレピオスの杖」と呼ばれ、西洋では医学の象徴として知られており、実際に医学、医療に関するさまざまな場面で使われるデザインです。

バイクのパニア部分にも入っています。

ライダーの方も見てまいりましょう。

ヘルメット、ウェアなどにも杖にからみつくへびのマークです。できればお世話になりたくないバイクです。

ややこじつけ感もございますが、巳年の玩具道楽でした。日本だけでなく、中国など干支がある国・地域のイラストや置物などを見ますと、顔が可愛らしく描かれているへびも多く、本物とのギャップも感じます。へびというとその昔、中野のサンモールだったかに「蛇屋」さんがあって、広口瓶にへびが入ってうごめいているイメージが強く、今でも思い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2025年 今年もよろしくお願いします

2025年01月03日 | ときどき音楽

 新しい年が明けました。今年もよろしくお願いします。三が日は食べて飲んでの日々で、ブログの更新もしておりませんでした。

 年末のT-SQUAREのライブ、素晴らしい演奏で楽しんできました。まだ配信中ですが、セットリストも公開されています。ネタバレになるのと拙い言葉ではありますが、感想を書いてみたいと思います。

(東京公演の会場となった日本橋三井ホールの入り口にて。両日とも早々に完売でした)

 例年どおり神戸でのライブがあって、東京は12月30、31日の二日間で、二日とも観てまいりました。神戸の初日、二日目は今年還暦を迎えられた元メンバーの則竹裕之さん、須藤満さんをフューチャーした内容で、私は初日の方を配信で観ておりました。則竹裕之さん作曲の「EUROSTAR」、2024年は何度もライブで聴きました。

(ブログでは書かなかったのですが、則竹裕之さんの還暦ライブが目黒のブルースアレイでありました。二枚目の写真はその時の開演前に撮ったものです。手を伸ばせば(伸ばしてないけど)伊東たけしさん、という最前列のこれ以上はない特等席で、配信でもばっちり映っていました)

 

年末ライブに話を戻しますが、メンバーは伊東たけし(SAX,NuRAD)、本田雅人(同)、外園一馬(g)、松本圭司(Key)、田中晋吾(B)、坂東慧(Ds)という構成です。外園さんは神戸の公演をインフルエンザでキャンセル、となりましたので東京公演のみの参加となりました。オープニングは「TRIUMPH」(1995年・WELCOME  TO THE ROSE GARDEN)で、和泉宏隆さん作曲、私も大好きな曲です。みなさん一曲目からビシッと気合入りまくりです。

二曲目は坂東さん作曲の「閃光」で、こちらは比較的最近の曲です。2021年の「FLY! FLY! FLY!」というアルバムのオープニングですね。全般にタイトな印象がある曲ですが、ギターのソロとか、ポップ・インストゥルメンタルのだいご味が味わえます。

次は「RAINY DAY, RAINY HEART」。安藤まさひろさんの曲、懐かしいですね。1993年の「HUMAN」からです。個人的にはとても好きなアルバムの一つでして、この曲に関してはライブで聴くことがあまりなかったので、こうして演奏されたのでとても嬉しいです。

四曲目は「SUNNYSIDE CRUISE」、須藤満さんの曲です。こちらも95年の「WELCOME TO~」の一曲です。日本でも人気ですが韓国ではこの曲がとても人気らしいですね。

続いてはぐっと遡って「Tomorrow's Affair」。1980年の「Rockoon」から、安藤さんの曲です。TBSのドラマの主題曲に使われました。「泣きのギター」と管楽器が絡み合う、聞かせどころが多いバラードです。ご本人もお好きな曲とのことでしたが、外園さんのギター、とても良かったです。ちなみにスクエア、カシオペアともにデビュー間もないころはこうやってテレビドラマの音楽などを担当していたこともありました。

お次は坂東さんの「Chops!」。2016年の「TREASURE HUNTER」というアルバムから。トリッキーな曲の中で坂東さんのドラムが聞かせどころとなっています。このアルバムも個人的に「ハズレ」の曲がなく、またいろいろなテーマ、切り口の曲ばかりで楽しいです。

そして7曲目は「夏の蜃気楼」。1994年の「夏の惑星」から、本田雅人さんの曲です。「冬ですが・・・」と伊東さんはことわっていましたが、冬でもこの曲は素晴らしいです。各楽器のソロパートに聴かせどころが用意されているのも楽しいところです。

今度はぐっと下って「Merverick Moon」です。現時点では「最新アルバム」の「幸せの風」の一曲です。「Moon」と名の付く曲には難曲多めと作曲者の本田さんも言っていますが、この曲もサックスだけでなく他の方も手数が多く大変そう、というのはライブだから分かることです。

テクニカルな曲の後に「Forgotten Saga」(1985年「R・E・S・O・R・T」)です。言わずと知れた「和泉バラード」の名曲も、二人のサックスと松本さんのキーボードという組み合わせに心を動かされます。曲のエンディングに到達する頃には、美味しい料理をもっと味わっていたいというのと同じような感覚になります。

そして「RADIO STAR」(1990年「NATURAL」)に。名曲の多いこのアルバムからこの曲を持ってきたのか、という感じで、ライブでも何度か聴いてはおりますが、その選曲も面白いところです。こちらも各パートに聴かせどころがあります。

ライブもいよいよ終盤戦。「Mystic Island」(2015年「Paradise」)です。アルバムのオープニングナンバーですね。もう10年前のアルバムになるんですね。このアルバムですと「Throgh The Thunderhead」をライブの終盤でよく演奏されていた記憶がありますが「Mystic~」で徐々にこちらの気持ちも盛り上がります。

最後は「TRUTH」(1987年「TRUTH」)です。ここでようやく総立ち、こぶし振ってとなりました。ステージ上の盛り上がりの模様はぜひ配信をご覧いただいて・・・ということで、ここで〆なのですが、当然アンコールの声がかかりまして・・・

アンコール1曲目は「Texas Kid」(1979年「Make Me A Star」)です。それぞれのパートが゛アドリブで思いっきり「暴れられる」曲ですので、こちらも大盛り上がり。皆様、アイデアを駆使した演奏が楽しかったです。ここではキーボードに新メンバーとして加入予定の長谷川雄一さんも登場。松本さんと時には一台のキーボードを「連弾」したり、一人で素敵なソロを聴かせたりと大活躍です。新メンバーについてはギターの亀山修哉さんが神戸の公演で外園さんのピンチヒッターで登場しておりまして、東京では長谷川さんがステージに、となりました。

ここで思い切り「とっちらかって」、「あとは野となれ山となれ」(Ⓒ伊東たけし)なわけですが、最後は「明日への扉」(1993年「HUMAN」)できっちり締めました。ここもギター、キーボードが盛り上げるパートありで、メロディの美しさと共に好きな曲です。F1中継ではアラン・プロストが勝った時のテーマでしたね。

曲目紹介でざっとこんな感じですが、演奏だけでないMCでの伊東さんと本田さんの掛け合いも相変わらず笑います。伊東さんが親指と人差し指をクロスさせて「BTSのメンバーがやってるハートマークなんだよ」と言うと本田さんがすかさず「ここのお客さんBTS知らないから」にはみんな爆笑です(はい、私も詳しくは知りません)。本田さんはお嬢さんがファンらしいですが、新しいものや流行っているものにアンテナを張っている伊東さんの好奇心の強さというのもすごいなと思います。以前何かのインタビューで新しいものが好きだからウインドシンセサイザーに飛びついた、というようなことを話されていましたが、年を取って頭は固くなる一方、どんどん新しいものに目が行かなくなっている私も見習わなくては。本田さんは黄色と黒の縦じま模様のNuRADを持ち込まれており、自身がファンである某球団をイメージして、虎がサックスをくわえた柄のシールまで貼っている念の入れようでしたが、阪神タイガース側から公式グッズとして認めてもらえた、ということで、製品化されるそうです。製品ではユニフォームの背中にある選手名と同じフォントで「MASATO HONDA」の名前も入る、ということでした。その本田さんですが、神戸の公演の後にインフル感染が判明し、熱も出なかったけど悪寒と咳と鼻が・・・ということで検査したらインフルだったということで、伊東さんも少し前に同じような症状だったようで「やたら寒くて鼻が花粉症みたいで」と話していました。そういえば同じ時期に私も「鼻が花粉症みたいなんだよね~。職場が寒くて・・・」だったので、あれは、もしかして!?

さて、新メンバーについてはギター、キーボードのお二人が決まり、8月の「最終オーディション」の形をとったライブでも観ておりましたが、お二人ともまだ大学生ということで、実にフレッシュなお二人です。キーボードの長谷川さんは大晦日に誕生日を迎えられたということで、みなさんから祝福されていましたね。須藤さんや則竹さんも加入当時は学生でしたし、坂東さんも20歳で活動されていましたから、実は「若いバンド」でもあるのです。この二人を迎えて新しいアルバム、ツアーが予定されていますので、楽しみに待ちたいところです。

一方でここまで約3年、サポートとして参加された外園さん、松本さんもここで一旦スクエアとしてはおしまいてす。それもあってかステージではとても熱量のある演奏でした。外園さん「ギターの仕事でスクエアに呼ばれることはないと思っていた。スクエアのギターと言えば不動の方が(安藤さん)いるから」ということで、特別な日々を過ごされていたことでしょう。松本さんも「元メンバー」という立ち位置でもありましたし「もう呼ばれないと思っていた」と以前は話されていましたが、同じくサポートの白井アキトさんともども不可欠な存在になっていたと思います。本田さんもひとまずスクエアでは・・・といった話し方でしたが、サックス二人で一つの曲を分け合うというのが、それぞれの特徴が出て「一粒で二度おいしい」ので、個人的にはとても好きです。今までのサポートの方々も、どこかでスクエアとして演奏される機会があったら・・・と思いました。

今回は選曲の妙とメンバーの熱量が素晴らしく、いつも素晴らしいライブではありますが、特に印象に残るものとなりました。今回は93年~95年あたりのアルバムからのセレクトが多く、アルバム的にはちょうど本田さんが加入した後のスクエアの方向性が固まっていった感じがした頃であるのと、自分がライブに参戦したのがこの時代ということもあって、しばし20代に戻っておりました。私もガキだったけど、いろいろあったなあ。なにせあの頃は「何も知らない両手で無敵の将来を描いた(矢井田瞳さんの「御堂筋PLANET」より)」ような頃ですからね(苦笑)。コロナ前なら「これから年越しだぞ」と意気込む時間に帰宅となったのもここ数年の大晦日ですね。ここ数年、コロナがあったり、スクエアとしてもいろいろ「激動期」ではあったのですが、2025年はまた、新しいスクエアが楽しめそうです。

 

 

 

 

 


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