鉄道ファン誌の最新号(9月号)は、特集を「ブルートレイン熱中時代」と題しまして、斯界の大ベテランの趣味人を中心に、さまざま方がブルートレインを語るという内容になっていました。今年が鉄道150年ということもあり、鉄道の歴史を振り返るという意味では、20系客車の登場から寝台特急「北斗星」の終焉までの60年ですから、さまざまな方がさまざまな思いを持っているということになりましょう。ファン誌編集部でも例えば一つの時代に絞り込むのが難しく、どのように特集として組むかまとまらず、結果として「ブルートレインの思い出を語る」という内容に落ち着いたようです。ただ、そこはファン誌の執筆陣を中心とした方々の思い出ですので、列車そのものから牽引機、食堂車までなかなかディープなものもあり、今となっては昔からのファンの方の思い出話でしか聞けないこともあり、興味深く読みました。

じゃあ今日はお前もここでブルートレインの思い出を語るのか、と言われそうですが、それほどの思い出話も持ち合わせておりません。小学生の時、家族旅行で乗った24系「出雲」(寝相の悪い私が転落防止のベルトの間から落ちないよう、両親は夜中に何度も起きて姿勢を直したと聞かされました)を皮切りに、東北・北海道路を含めても両手で足りる程度の乗車歴です。中には初めてF1を観に行った時の「あさかぜ」のように明け方下車するという特殊な経験もしていますが・・・。
ブルートレインという呼び名についても、ファン誌上で宮澤孝一さんが語っているように狭義では「東京発着・東海道の寝台特急」を指すわけで、のちの「北斗星」は確かに青い色の客車寝台ではありますが、私自身もどこか「ブルートレイン」と呼びづらい感慨を持っています。
ブルートレインの「黄金時代」は人によって違うというファン誌編集部の言のとおり、私の中では「ブルトレブーム」である昭和50年代前半から中ごろという感がいたします。ただ、私自身は車輛デザインとしては当時の主力の24系25形よりも20系の方が美しいと思っており「富士」や「はやぶさ」に感情移入することはあまり無かったように思います。もちろん、オハネ25の二段寝台の居住性は20系のハネに比べたらはるかに快適ですので、決して昔がすべて良かった、ということではありません。もっとも、20系に関しては誌上でいろいろな方が触れているように、A寝台に関してはかなり魅力的で、いわゆる「プルマン型」と呼ばれるナロネ21などの開放室の寝台でも、また「ルーメット」と呼ばれる一人個室も乗ってみたかったと思います。
私がブルートレインのことを他人ほど「語れない」理由としてもう一つ、模型では24系25形の銀帯車は持っていないのです。金帯車も北斗星の客車しか持っていないので、東海道筋のブルトレではありません。そのくせ20系に関しては複数のセットを持っており、それこそ「あさかぜ」、「さくら」、「ゆうづる」など複数の編成を再現できるほどです。あとは14系の「さくら」くらいですから、ブルトレに関しては「偏食」ですね。乗った列車、と言う意味では金帯の「あさかぜ」は二回あって、一度は平成4年、下関から東京までの乗車でした。やはりあこがれの列車名でしたので、乗って見たかったわけです。オリエント急行調の食堂車も連結されていましたが、メニューの方はだいぶさみしかった記憶があります。
それ以外にも私なりの思い出はあるのですが、このあたりにいたしましょう。ファン誌の特集中にも「欧州で夜行列車が復権している中、日本でも」という声がありましたが、機関車牽引の客車列車は昨今の流れではかなり厳しくなっていくと思われます。現在の乗客の好みや使い勝手を考慮した令和版のブルートレインが出てくれたら嬉しいのですが・・・。一夜の宿代が浮いて、さらに一晩経つと目的地についているという列車は、やはり魅力的ですからね。
今日のおまけ
鉄道150年ということで2枚組のクリアファイルが出ていました。
こちらの古典機関車の柄欲しさに買ってしまったのですが。

機関車の歴史に詳しい方ならお判りですね。
もう一枚は現在の在来線の車輌たち

こちらは豚児が喜びそうです。

じゃあ今日はお前もここでブルートレインの思い出を語るのか、と言われそうですが、それほどの思い出話も持ち合わせておりません。小学生の時、家族旅行で乗った24系「出雲」(寝相の悪い私が転落防止のベルトの間から落ちないよう、両親は夜中に何度も起きて姿勢を直したと聞かされました)を皮切りに、東北・北海道路を含めても両手で足りる程度の乗車歴です。中には初めてF1を観に行った時の「あさかぜ」のように明け方下車するという特殊な経験もしていますが・・・。
ブルートレインという呼び名についても、ファン誌上で宮澤孝一さんが語っているように狭義では「東京発着・東海道の寝台特急」を指すわけで、のちの「北斗星」は確かに青い色の客車寝台ではありますが、私自身もどこか「ブルートレイン」と呼びづらい感慨を持っています。
ブルートレインの「黄金時代」は人によって違うというファン誌編集部の言のとおり、私の中では「ブルトレブーム」である昭和50年代前半から中ごろという感がいたします。ただ、私自身は車輛デザインとしては当時の主力の24系25形よりも20系の方が美しいと思っており「富士」や「はやぶさ」に感情移入することはあまり無かったように思います。もちろん、オハネ25の二段寝台の居住性は20系のハネに比べたらはるかに快適ですので、決して昔がすべて良かった、ということではありません。もっとも、20系に関しては誌上でいろいろな方が触れているように、A寝台に関してはかなり魅力的で、いわゆる「プルマン型」と呼ばれるナロネ21などの開放室の寝台でも、また「ルーメット」と呼ばれる一人個室も乗ってみたかったと思います。
私がブルートレインのことを他人ほど「語れない」理由としてもう一つ、模型では24系25形の銀帯車は持っていないのです。金帯車も北斗星の客車しか持っていないので、東海道筋のブルトレではありません。そのくせ20系に関しては複数のセットを持っており、それこそ「あさかぜ」、「さくら」、「ゆうづる」など複数の編成を再現できるほどです。あとは14系の「さくら」くらいですから、ブルトレに関しては「偏食」ですね。乗った列車、と言う意味では金帯の「あさかぜ」は二回あって、一度は平成4年、下関から東京までの乗車でした。やはりあこがれの列車名でしたので、乗って見たかったわけです。オリエント急行調の食堂車も連結されていましたが、メニューの方はだいぶさみしかった記憶があります。
それ以外にも私なりの思い出はあるのですが、このあたりにいたしましょう。ファン誌の特集中にも「欧州で夜行列車が復権している中、日本でも」という声がありましたが、機関車牽引の客車列車は昨今の流れではかなり厳しくなっていくと思われます。現在の乗客の好みや使い勝手を考慮した令和版のブルートレインが出てくれたら嬉しいのですが・・・。一夜の宿代が浮いて、さらに一晩経つと目的地についているという列車は、やはり魅力的ですからね。
今日のおまけ
鉄道150年ということで2枚組のクリアファイルが出ていました。
こちらの古典機関車の柄欲しさに買ってしまったのですが。

機関車の歴史に詳しい方ならお判りですね。
もう一枚は現在の在来線の車輌たち

こちらは豚児が喜びそうです。