変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




かれこれ20云年前。音楽の世界では、ヘビーメタルが流行しており(おいらの
周辺だけ?)、髪を伸ばしてるヤローは珍しくなかった。おいらも伸ばしていた。
どちらかと言うと、ロッカーというよりグループサウンズ的になってしまっていた
のは、顔の輪郭の問題か、髪の手入れの具合なのか。
現在のように髪を染める手段が手軽ではなかった時代、オキシドールを薄めて
脱色していたものさ。当然のように髪は痛み、かさかさになるし、引っ張ると簡
単に切れてしまう始末。ドライヤーが追い討ちをかけ、そりゃまぁ酷い髪でした。

あれから四半世紀が経とうとしている。そのこと自体も驚きだが、ロンゲが流行
していたあの頃と比較しても、今の方が髪を伸ばしている人は多いように思う。

だからと言う訳ではないが、久しぶりに髪を伸ばしてみている。特に動機は無い
のだが、ただ何となく。色はネイティブのまま(生まれつきちょっと茶)。
幸い白髪は多い方ではなく、目立たなくなる程度に抜くのは、そんなに大変で
はない。

さて、どうなのよ。
齢四十を超えてのロンゲってのは。
過去に経験があるせいか、自分では鬱陶しくはない。洗うのは大変だけど、いや、
乾かすのが大変なのだろうけど、この季節はそうでもない。
整髪料は必要だけど、これは短いから要らないというものでもない。消費量に差
はあるけども、まぁ、大したものではない。
流行のちょい悪オヤジでもなく、これからゴルフに行きそうでもなく、はたまた週
末の公園にいる微笑ましいパパでもなく、そして切れ者のビジネスマンからは程
遠い。

何を狙っているんだか。

困ると言えば、後ろ髪。風呂好きのおいらは、半身浴の後に必ず全身浴しちゃう。
後ろ髪が湯の中に浸かる。あらら。トリートメントやリンスが、流れ出すんじゃない
の? 後ろ髪が痛みそうだけど、毎度髪を束ねて入浴するのは面倒だし。

温泉成分、入浴剤の効能、これらは髪にはどういった影響を及ぼすのだろう?
例えば草津の強酸性の湯。いい刺激になるの?
あるいは山梨や秩父の強アルカリ性の湯。髪もしっとりするの?

なわけねぇ。

なにはともあれ。
うなじに宿るオヤジの哀愁、眉間に刻まれる年輪、目尻のシワ、口元のつっぱり、
それらが長い髪によって隠されてはくれまいか。

きっと隠れているさ。

何故隠すの? そこに問題の本質があーる。 きっと。


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