ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

廃盤のアルバムを手に入れるには?

2004年12月21日 | コンテンツビジネス
「音楽のダウンロード販売では、新譜より旧譜の販売が圧倒的に多いことが判明した。発売から1年半以上経過した曲が全体の63%を占め、新曲は37%にとどまっている」というニュースの真偽のほどは不明だが、確かに音楽配信サイトを見ていると「廃盤」になったアルバムが配信されていたりと、これまでにない音楽の楽しみ方ができるのかな、という期待がある。もともとレコード派で、CDの出始めの頃はそのキンキンとした音(何もクリアーだという意味ではなくサンプリング技術が甘かった)が嫌でしばらくはレコードを買いつづけていたりした。そのおかげで普段は聞くことのではないアルバムが大量にあったりするのだが、同じようにカセットに大量に録音されたマイ・フェイバリットソングもCDとMD、とらにはMP3が中心となった音楽生活の中では殆ど聴くことがない。

Wired News - 音楽ダウンロード:全体の6割が古い曲、新曲は3割程度 - : Hotwired

たまに昔から気に入っていたアルバムを買おうとレコードショップに行っても、廃盤になっていることも多く、手に入れるとしたらヤフオクしかないと言った状況だったりする。で、まぁ、音楽配信サイトが立ち上がったときも、どうせ新しいのばっかりなんだろ、と思っていたりしたのだが、意外や意外、結構、ショップでは見かけないアルバムなんかがあったりする。

NTT系としてはOCNに引き続き、gooでも音楽配信が始まったようで早速サイトを覗いてみると、ちゃんと仲井戸麗市の「絵」もあったりして。誰も今時こんなの買う奴いないよ、などと思いつつ何となく嬉しくなったりして。

「ヒッキー」で検索すると「宇多田ヒカル」がヒット。gooが音楽配信サービスを開始:RBB NAVi (ブロードバンドコンテンツ 検索サービス) 2004/12/20

しかしやはりまだまだ音楽配信は未完成だと思う。結局レベルやレコード会社の参加率が十分ではなく、例えばショップに行けば「売っている」か「置いていないか」なのに音楽配信サイトはどこも扱っていない商品は存在しないかのように扱う。「取り扱っていない」のかそのアーティストや曲のことをサイトが認識していないのかわからないのだ。

goo MUSIC STOREの場合、検索サイトらしくニックネームでもOKと書いてあったので、「スライダース」と入れてみる。もちろん「ザ・ストリートスライダース」のことだ。しかし表示内容は条件にマッチするアーティストはいません」。これはないだろう。

あと、できればジャケットのjpgや歌詞カードのようなものも欲しいところだ。

それにしても冒頭の記事に従うならば、おそらくレンタルビデオや動画配信の場合は圧倒的に新しいものや話題のものに集中するだろうに、何故、音楽の場合は古いものへのニーズというものが高いのだろう。音楽と動画の違いを考える上で面白い特性なのかもしれない。


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