昨日、八幡市(やわたし)の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)へ出かけました。日本には、八幡とつく神社は3万ないし4万社を数え、なかでも石清水八幡宮は九州の宇佐神宮、関東の鶴岡八幡宮とともに、歴史上、重要な位置を占めています。
その歴史は古く、創建は、平安時代はじめの貞観元年(859)に、行教という僧が、大分県の宇佐宮に、おこもりになった際に、お告げを受け、八幡の男山(おとこやま)の峯に神霊を奉安したことからはじまるそうです。
訪ねた日は「水無月の大祓式」の日で、境内では準備がすすめられていました。総門の前には6月15日から30日まで「茅の輪(ちのわ)」が据えてあります。この輪を「水無月の夏越の祓する人は 千歳の命、延ぶといふなり」と唱えながら「左、右、左」とくぐることにより祓い清められ、夏を元気に乗り越えられるように祈ります。
我が家は、毎年この季節に八幡宮を参拝をして、この輪をくぐっています。しかし、目的は別にあるんです。その場所は「エジソン記念碑」です。エジソンが白熱電球を発明し、完成させた電球に、男山の竹が使われているんです。エジソンがいろんな素材を使って実験したところ、竹が優れた結果を出し、そして世界中1200種類の竹を集め、その中で一番優れた竹が、この石清水八幡宮の真竹だったそうです。そのことを永く顕彰するため昭和9年に記念碑が建てられたそうです。現在の碑は昭和59年に再建されたものです。
この碑を見た後、近所の知り合いの家で、七夕用の竹を1本もらう・・・これが毎年の目的なんです。そう、我が家の七夕飾りは気持ちだけ「発明王の竹」なんです。(^m^;)
石清水八幡宮公式サイト http://www.iwashimizu.or.jp/index.html