今日の夕方、用事ついでに「実相院」へ寄ってきました。16:00をすぎていましたが、まだまだ参拝客が続々・・・。門をくぐってすぐのところにある大きなもみじはきれいに色づいていました。
「実相院(じっそういん)」は元天台宗の単立寺院で、ご本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。門跡寺院(寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務める)で、昔から、岩倉門跡、岩倉御殿とも呼ばれています。書院奥の庭池の周りの紅葉は、十分見頃でした。
この寺を代表する眺め・・・客殿の磨かれた床に映る「床もみじ」を含め、お寺の内部の撮影はできませんが、書院のお庭などの撮影は縁側からできます。
客殿の中は、古くて色あせたもの多いですが、狩野派の襖絵や障壁画、杉戸絵で埋め尽くされています。また、歴代の門主、坊官が綴った門外不出の日記が残されています。260年間にわたる歴史の記録として大変貴重なものです。
床もみじは↓この木の紅葉が、書院内、滝の間の"ピカピカに磨き上げられた床板に映っている眺め"をさします。今日の色づき3分ほど、まだ青々として、物足りませんでした。見頃は来週半ばくらいかな~?春には新緑が映り「床みどり」冬には雪景色が映り「雪化床」となります。
客殿の東側には比叡山を借景とし石仏を配した「枯山水庭園」があります。もとは、蹴鞠の庭だったと伝えられているそうです。
お土産に「モリアオガエル守:500円」を買ってきました。書院奥の庭池には、モリアオガエルが生息しています。モリアオガエルは、山地の水のきれいなところにしか生息しないといわれます。
実相院門跡
http://www.jissoin.com/index.html
拝観料:大人500円 小中250円 拝観所要時間:20~30分
実相院へは、地下鉄「国際会館前」で降り、京都バスで10分ほどで「岩倉実相院」です。駐車場は少しだけありますが、紅葉のシーズンは原則として使用できません。
以前もご紹介しています。【13/11/27】【12/11/29】【08/10/17】