今日は「吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)」へ行ってきました。菅原道真公の生誕の地として知られます。誕生から18歳までこの地に住まわれたそうです。道真公の祖父の清公卿が遣唐使として唐に渡ったとき、暴風雨に遭遇し、船上にて吉祥天女の霊験を得て、無事に任務を果たされました。帰国後、自邸内にお堂を建てて、吉祥天女の尊像を祀ったことにより「吉祥院」と呼ばれ、地名の起源になっています。 ちなみに、道真公の幼名は吉祥丸です。
2月15日まで、奉納葉ぼたん・春かざり展が行われ、境内あちこちに葉ぼたんが飾られています。(見学自由)
中央には、干支の未の人形も奉納されています。今年は布団の上に枕を抱いた未です。毎年、ちょっと面白い・・・(^m^)
それぞれ、葉ぼたんを奉納された方のお名前が記され、約300鉢がずらーっと並んでいます。以前もご紹介しています・【前ぶろぐ】
お正月に葉ぼたんを飾るようになったルーツははっきりしないそうですが、牡丹の花の代わりに、華やかな葉ぼたんを飾るようになったのでは?という説もあるようです。最近は、茎の長い葉牡丹も切り花として売られていますよね。
京都では、師走になると家の前に葉ぼたんの鉢植えを飾る家がとても多いです。我が家も、毎年親戚農家さんから葉ぼたんの鉢植えを頂きます。12月から3月ぐらいまで長く楽しめます。長持ちさせるコツは、あまり水やりをしない事です。特に、暖かくなったら伸びてすぐに薹があがるので注意!最近は、色、サイズ、葉の形・・・種類も豊富です。
境内には、菅原道真公ゆかりの史跡があちこちにあります。拝殿前には、道真公の幼少時のお姿を表したかわいい像も安置されています。
道真公のへその緒を納めた「菅公胞衣(えな)塚」もあります。赤ちゃんの初宮詣りの際には、本殿参拝後にこの塚に参り、赤ちゃんの鼻をつまんで泣かせ発声の初めとする風習があるそうです。また、この塚の小石は、お食い初め石として授与さています。
他に「産湯の井跡」、役所へ参勤する際にお姿を映された「鏡の井」もあります。
吉祥院天満宮
京都市南区吉祥院政所町3(西大路十条西入北)
参拝自由 所要時間:20分~ 参拝者用駐車場有
毎月10日はガラクタ市が開催されます。
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