携帯ブログ【カテゴリ】でお伝えしたとおり、洛西の古刹「勝持寺(しょうじじ)」へ行ってきました。このお寺には、駐車場(道が狭く、大型車不可)があり、そこを利用すると楽に参拝できますが、ぜひとも大原野神社の駐車場(400円:こちらは観光バスも入るし、道も広いです)へ停めて、竹林の中の参道を登ることをお勧めします。
途中には、応仁の乱で唯一焼け残った仁王門があります。(写真右上)
竹林の中の藪椿や山桜もとても美しいです。
勝持寺は、小塩山大原院勝持寺といい、白鳳8年(680)、天武天皇の勅によって創建された古いお寺です。先に紹介した仁王門を除いて、すべて応仁の乱(室町時代)に焼失しています。現在の建物は、それ以後に再建されたものです。それでも、ずいぶん古いですよね。(^^;)本堂には重要文化財に指定された御本尊の薬師如来をはじめいくつかの仏像が安置され公開されています。(撮影不可)
保延6年(1140)に、西行法師がここで庵を結び、1株の桜を植えて吟愛していたことから、世人がその桜を西行桜と称し花の寺と呼ぶようになったそうです。現在、鐘楼の横に、3代目の西行桜があります。すでに見頃は過ぎていましたが、周辺のソメイヨシノはまだ見頃でした。
境内は自然がいっぱいで、桜の花びらが落ちて桜の川のようでした。(写真左下)また、一重の山吹も満開でした。八重山吹は咲き始めでした。
桜ヶ丘と呼ばれるところには、紅枝垂れ桜などが植えられています。淡い色のソメイヨシノと、紅枝垂れのコントラストがとても美しいです。
その丘を上から眺める場所に茶室があり、お抹茶を頂くことができます。
茶室から、見る眺めがとても素敵なのです。実は、ここからの眺めが見たくて、この寺を訪ねたんです。
このお寺には、桜が約100本植えられていますが、それと同じ数ほどのもみじが自生しています。紅葉もまたきれいですよね。今年の秋は、ぜひ訪ねたいと思います。
勝持寺 西京区大原野南春日町1194 拝観時間9:00~17:00 拝観料:大人400円 中学生300円 小学生200円 お抹茶500円
この後は、再び、参道を降りて、正法寺を訪ねました。次のブログにて。庭園の枝垂れ桜は、満開でした。以前の様子は【前ブログ】にて。
洛西の勝持寺さん。
もしかしたら、同じ日に訪れていたのでしょうか。
茶席の窓からの眺め、素晴らしかったですね。
茶席の眺めは、本当に素晴らしいですよね。また来年も会いに行こう!って思いました。