まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

修学院離宮に行ってきました!

2011年07月15日 | 京都市左京区

先日、修学院離宮の見学してきました。宮内庁で事前申し込みが必要です)修学院離宮には一般駐車場がありません。最寄りの駅から徒歩やタクシーを利用します。私は、門からあるいてすぐの場所にコインパーキングを利用しました。駐車場からすぐ修学院の門が見えます。(40分200円、昼間最大:800円)

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門前で受付、さらに専用窓口で受付を済ませたと、まずは休憩所で待機します。(参観は無料、時間も事前に決まっています)代表者のみ身分証明書が必要ですが、同伴者の氏名などは申し込み時に記入しなくてはいけません。

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休憩所には、お土産の売店もあります。定刻になると、ツアーの案内の方について離宮内を徒歩で回ります。修学院離宮は、17世紀中頃、後水尾上皇によって造営されました。上離宮・中離宮・下離宮の3つの離宮からなり、借景の手法を採り入れた庭園として,我が国を代表するものです。

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まずは、下離宮から見学します。「寿月観(じゅげつかん)」というこけら葺き数寄屋造りの建物を中心に、庭が広がっています。扁額は後水尾上皇の宸筆だそうです。

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上離宮に上る松並木付近には棚田が広がっています。古くからこの場所で農業をされていた地域の方が、いまもお米や野菜を作っておられます。(作物は農家の方の自家用です)

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松並木は「御馬車道(おばしゃみち)」といわれ、明治天皇の離宮行幸の際に、馬車が通れる幅に広げられたそうです。並木を歩くと、イネの香りが漂います。農家生まれの私にはとっても懐かしい香りでした。(^^)写真右下:棚田の絵です。

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中離宮にある「客殿」の飾り棚は、霞がたなびいているように見えることから「霞棚」といわれ、桂離宮の桂棚、三宝院の醍醐棚とともに天下の三棚と称されています。修学院離宮の建物な中で、いちばん華やかな建物です。(離宮内は全体的にとても質素です)

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祇園祭の「放下鉾」と「岩戸山」の杉戸絵や、鯉の杉戸絵があります。夜な夜な鯉が庭の池で泳ぐので、網を描いたそうです。(^^)

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上離宮のもっとも高い位置にある「隣雲亭」からの眺めがとても美しいです。眺めを楽しんだ後、池に向かって降ります。池は「浴龍池(よくりゅうち)」といい、島の形を泳ぐ龍の姿に見立てたものといわれています。

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この池の小島にある休憩所で、故ダイアナ妃が来日した際、休憩されたそうです。

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ガイドさんの説明を聞きながら、全部で3キロ程歩きます。所要時間は90分です。池のほとりは紅葉の名所とされ、秋の拝観はなかなか予約が取れません。(抽選)

宮内庁参観案内 http://sankan.kunaicho.go.jp/index.html


祇園祭「鉾建て」見てきました!

2011年07月10日 | 京都の祭

今日から祇園祭の「鉾建て」が始まりました。出かけたついでに、ちょこっと見てきました。梅雨明けした京都は暑いものの、じめーっとした感じがあまりしなかったので(他県の人からみたら十分じとーっとしてるかも?)まだましでした。
まずは函谷鉾(かんこぼこ)です。昨年の宵山では上に登らせていただきました。前ぶろぐ】鉾はくぎなどを使わずに綱だけで結い合わせるそうです。

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続いて、長刀鉾(なぎなたぼこ)です。長刀鉾は、巡行の先頭を行く鉾で、一昨年、しめ縄切りの様子を見ています。【前ぶろぐ

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鉾はゆっくり組み上げられて、12日には曳き初めが行われます。綱を曳くと1年の厄除けになるとされ、老若男女を問わず参加ができるそうです。
祇園祭なんて、まだまだ先の事~と思っていましたが、もう鉾建てで、びっくりです。(^^;)山鉾巡行は、昨年は土曜日ですごい人だったんで宵山【前ぶろぐ】と神幸祭【前ぶろぐ】に出かけています。今年は日曜なんですよね・・・もっとすごそうだし・・・どうしましょう。今年は葵祭【前ぶろぐ】も日曜ですごすぎたし・・・。

巡行は前ぶろぐにて。

 2008年(1) (2) (3)   2009年(1) (2) (3)

祇園祭 http://www.kyokanko.or.jp/3dai/gion.html


「街かど古典カフェ」2011夏季講座行ってきました(4)

2011年07月07日 | 京都市上京区

110624_132403 先日(6月24日)街かど古典カフェ夏季講座2011の4回目へ行ってきました。街かど古典カフェは、講師の方を囲み、京町家やカフェなどくつろいだ雰囲気の中で、古典に親しみ、学び、こころ豊かな時間を過ごすというものです。

私は虎屋京都ギャラリーで行われる、同志社女子大学名誉教授の朧谷壽(おぼろや ひさし)先生の講座に参加させていただいております。テーマは「院政期の光と影」です。第72代白河天皇(白河院)の代からはじまった院政・・・この時代を語るには平家の存在なくしては語れず、ちょうど来年の大河ドラマが平家を取り上げることもあり、人気の講座です。

第4回(最終回)は「天子の器に非ず」の後白河院と今様・・・です。

110624_132810_2 後白河天皇は、10歳から今様(流行りうた)に夢中で「天子の器に非ず」といわれた人物です。29歳の時、異例の即位をします。異例というのは(器でないということではなく)皇太子の経験がないということです。在位期間は3年足らず、その後、子である二条天皇が即位します。(皇位継承者の父がいるのに、子が先に即位するわけにはいかないとの理由も)

退位後、院政を執りますが、天皇に比べ行動が自由なため、生涯、なんと34回の熊野御幸を行います。ひどい頭痛持ちだった後白河法皇が医者にかかっても治らず、熊野詣でをして平癒祈願をしたところ「法皇の前世は熊野の蓮華坊という名のお坊さんで、その髑髏(どくろ)がある川の底にあり、その髑髏を貫いて柳が生えていて、その柳が風に揺れるたびに頭痛がする」とのお告げがあったそうです。探すと髑髏があり、その供養のために建てたのが蓮華王院(三十三間堂:前ぶろぐなのです。実際には、法皇の発願で平清盛が建立しています。

後白河法皇が沈溺していた今様は「梁塵秘抄」としてまとめられ、現在の私たちに、当時の生活や信仰を知る貴重な資料となっています。制作されたのは20巻といわれていますが、現存するのは2巻のみです。以前、城南宮のご案内の際【前ぶろぐ】に、まじくんが歌う「今様 梁塵秘抄 いざれこまつぶり」を弾き語りでご紹介しています。なお、梁塵秘抄は口伝集のため、正確なメロディは残っていません。おそらくこんな感じであったろうということで、歌われています。*今から2年前のまじくん、懐かしので動画をアップしておきます。↑残念ながら今は撮り直しさせてくれません。(^^;)

110624_132728_2今回のお菓子は、とらやさんの季節の羊羹「青梅の露」です。緑の琥珀羹と青梅を練りこんだ羊羹が2層になっています。きざんで蜜漬けした青梅がコリコリして、くせになる食感です。7月下旬までの限定品です。

街かど古典カフェ夏季講座は、私が受講した講座は4回で終了です。ちょうど昨年から読み始めて止まってた「宮尾本 平家物語」・・・この講座を機に、再び読み始めました。ようやく3巻、平清盛が熱病に侵され亡くなった場面まで読み終えました。ちなみに、平家物語は筆者不明で、おそらく反平家の筆者によって書かれたものと考えられます。そのため史実より、かなりの脚色がされているだろうとのことです。まぁ、「江」ほどではないと思いますが。(^m^)来年の大河ドラマ始まる前には、読み終えないと・・・。

古典の日 http://www.kotennohi.jp/index.html 古典カフェ2011 1  2  3  4


押し花教室&錦でランチ「冨美家」

2011年07月05日 | グルメ・お土産

Imgp2811今日は「押し花教室」でした。
時間をかけてせっせと押していたひまわりの花・・・とりあえずきれいに押せました。ひまわりの花は分厚いので、なるべく裏の部分を削り乾燥しやすくしました。

あとは、レイアウトなんですが・・・「がんばろう日本!!!」ってな感じで、元気なイメージです。(^^;)葉っぱは、ひまわりの葉のほかに、アイロンで押したポトスを使いました。

押し花教室の後は、冨美家錦本店(イートイン)で「焼豚冷麺:660円」を頂きました。冨美家さんは、昭和21年創業の甘味喫茶からはじまり、昭和38年には、現在の看板商品「京風なべ焼きうどん」の販売を始めます。うどんやそば、お好み焼きの持ち帰りセットは、京都のあちこちのスーパーでも売られており、身近な庶民の味として親しまれています。

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イートインのお店は、以前の場所より少し北へ移動しています。奥のながーいお店です。冷麺は野菜いっぱいで酸っぱめのスープが夏にぴったりです!暑い中、みんな冷麺頼むのかなぁ・・・と思っていたら、意外にも「なべ焼きうどん」頼む人が多かったです。さすが看板商品です。(^m^)

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冨美家 http://www.kyoto-fumiya.co.jp/index.php

その後、あれこれ用事を済ませ、四条烏丸の「LAQUE(ラクエ)の1階にある「ARINCO 室町東入店」で、お茶してきました。

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ARINCOさんは、もちもちのロールケーキの専門店、京都は京福嵐山駅にもお店があります。室町東入店は、持ち帰りとイートインスペースもあります。「京ロール:450円」を頂きました。一保堂さんのほうじ茶(温・冷)がお代わり自由・・・です。一保堂さんのほうじ茶は大好きで、いつも自家用で飲んでます。

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ロールケーキの上にかかってるのは、澤井醤油本店さんの醤油を使ったみたらし団子のようなソースです。先月和菓子の水無月を食べすぎたせいか、洋菓子のよさが今一つわからず・・・。困った・・・私が悪いのかなぁ・・・?

ARINCO http://www.arincoroll.jp/


京都:城南宮「ジャンボ茅の輪」くぐってきました~。

2011年07月02日 | 京都市伏見区

今日は、車の夏越しのお祓いをするため、城南宮へ行ってきました。城南宮は京都南インターのそばにあり、この場所は古くから交通の要所で「方徐の神様」として知られています。我が家の氏神さまでもあるので、1年を通じてよく出かけます。茅の輪をくぐる前に、まずは古いお札をおさめます。

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鳥居の前の手水は、菊水若水という伏見の名水です。以前なかった案内板が・・・↓?

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本殿へお参りしてきました。6月末まで、人がくぐる「茅の輪」が設置してあります。昨年は境内で行われた「夏越しの大祓え祭」に参加しました。前ぶろぐ

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7月1日~7日まで・・・車やバスでも通れる「ジャンボ茅の輪」へくぐれます。(無料)お祓いをした後、お札がもらえます。http://photozou.jp/photo/show/1561859/87077209

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観光バスもくぐれる大きさなんですが、まだバスが通ってるのを一度も見たことないです。来年こそは、弊社のバスで!!!ツアー作ればいいですよね・・・。催行するかなぁ。(^^;)

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城南宮 http://www.jonangu.com/index.htm

参拝、駐車場は無料です。神苑:500円 お茶席(神苑内):300円

城南宮のある伏見区の様子は【カテゴリ:伏見区】にて


水無月に「水無月」食べてみました。まとめ

2011年07月01日 | グルメ・お土産

水無月に「水無月」を食べるひとりプロジェクト~ご報告です。

過去ブログでもたくさん水無月を紹介しています。・・・2011:京絵巻さん、仙太郎さん東寺餅さん俵屋吉冨さん七條甘春堂さん音羽屋さん五建外郎屋さん笹屋伊織さん鶴屋吉信さん京阪宇治駅前駿河屋さん京阿月さんとらやさん平安殿さん妙心寺前三河屋さん、亀谷良長さん長久堂さん、塩芳軒さん番外編(ケーキなど)   追記 2012:老松さん、2013:松寿軒さん船屋秋月さんおたべ本館さん 2014:鼓月さん  一条中谷さん  2105:自宅減築で多忙によりぶろぐアップせず

水無月とは・・・6月は水無月(みなづき)旧暦で水無月は、現在でいえば7月、暑い盛りです。その昔、冬場にできた天然氷を氷室で保管し、夏に宮中へはこび、暑気払いのため食したといいます。枕草子にも金属のお椀に、氷室の氷を削り甘葛をかけたものを上品で美しいものとしてあげています。かき氷ですね~。^^ 氷を簡単に食すことができない庶民のために誕生したのが「水無月」というお菓子です。氷の結晶に似せた三角の外郎(ういろう)の上に小豆がのっています。小豆は魔除けの意味があります。(豆が魔滅に通じる)6月30日に行われる夏越の祓前ぶろぐ】の時も、このお菓子を食べます。

全体的に、京都の水無月はオーソドックスなものが多く、さすが発祥の地ですね~。値段が上がれば上がるほど(老舗になればなるほど)外郎の部分がもっちりでなく、さっぱりしてたような・・・。

上新粉、小麦粉、寒天、わらび粉、でんぷん・・・の配分がお店によって違うから・・・やわやかーいものもあれば、もっちり~しているものも、いろいろです。なかには「こ、これは形が三角なだけで、だんごと同じでは?」と、いう感じるものもありました。どこが一番おいしかったか?というのは、ちょっと難しい・・・どこが、イマイチだったかは簡単ですが・・・(^^;)

Imgp2733小豆(あんこでなくあくまでも小豆)がおいしく思ったは、俵屋吉冨さん、鶴屋吉信さん、とらやさん、塩芳軒さんでした。変わったところで言えば、七條甘春堂さんは塩気があり、笹屋伊織さんはめちゃめちゃ柔らかく・・・。五建外郎屋さんは種類が豊富でした。宇治の駿河屋さんは1年中水無月販売しています。

水無月は、値段も手ごろで(100円~)で、京都には、なくてはならない食の風物詩です。昨日は、あちこちの和菓子屋さんで水無月を買い求める人を見かけました。私が食べたのは20軒ですが、京都にはもっとたくさんのお店があります。また、来年も食べてみます。ちなみに、共に水無月を食べたパパ(京都のボン)は、「とらやが口におうてなたぁ~」と、言ってました。まじくん(京都のボンボン)は興味なし「いらへん・・・」でした。(><)小さい頃は和菓子、食べたのになぁ~。