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まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の桜:常照皇寺へ行ってきました。(2014/4/14)九重桜

2014年04月14日 | 京都市右京区

今日は京都の洛北の古刹「常照皇寺(じょうしょうこうじ)」へ出かけました。常照皇寺は、光厳(こうごん)上皇によって貞治元年(1362)に開かれました。歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの寺で、臨済宗天竜寺派に属する禅宗寺院です。境内には、国の天然記念物である「九重桜」をはじめ、御所から株分けしたといわれる「左近の桜」「御車返しの桜」など桜の名木があります。

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参道を登ったところに庫裡(くり)がありそこで受付をします。受付には「無人の場合はお1人様300円~500円程をお供え箱へ・・・」の看板があります。ここは桜と紅葉の名所として知られていますが、普段は訪ねる人が少ない静かなお寺です。今の季節は、ちゃんとお寺の方がいらっしゃいます。庫裡の上には「香積界」の文字・・・香積(こうしゃく)とは、香気が充満している世界のことで、そこに住む如来の名でもあり、転じて、禅門では食事を調理するところの庫裡を意味するそうです。

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まずはお庭から・・・「御車返しの桜」↓の子桜(樹齢400年)です。一重と八重が一枝に咲く桜で、後水尾天皇行幸の折、桜のあまりの美しさに、三度、御車をお返しになった故事によります。まだつぼみでした。(滞在中にチラチラ咲き始めました)

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その奥には「九重桜」「左近の桜」が見えます。奥の方に見えるピンク色の木が「左近の桜」です。樹齢は150年、御所から株分けしたといわれています。すでに葉がたくさん出ていました。

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手前の枝垂れ桜が「九重桜」です。「九重桜」は3本あり、一番奥の親桜の樹齢は650年、あちこち支えられながらも力強く枝を広げています。手前に子桜が2本あります。 満開を過ぎ、全体に白っぽく、散り始めていました。

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庫裡から方丈へ入り、堂内から桜を楽しむ事もできます。

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見頃はギリギリですが・・・十分きれいです。(^^)

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方丈奥の仏堂内には開山の光厳天皇像はじめたくさんの仏像が安置されています。特に、三尊像や十六羅漢などは天部に安置されている姿は大変珍しいです。

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方丈からの眺めの動画です。

 

桜の他に、しゃくなげが咲き始めていました。新緑もきれいでした。

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門前には、納豆餅や草餅など地産品を売る特設店が出ています。周辺の桜もとてもきれいでした。

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京都市中心部は、葉桜ですが、このあたりはソメイヨシノもまだまだ見頃です。右下写真:周山街道の途中にある高雄からみた槇尾山です。ミツバツツジが満開でした。

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常照皇寺(京都府) http://www.pref.kyoto.jp/shizen-kankyo/hozen10.html 京都市右京区京北井戸町 拝観料:300円~500円 無料駐車場あり 拝観所要時間:40分~

Dsc_2703 常照皇寺は、昨年も訪ねています。【2013/4/18】昨年は開花が早く九重桜は葉桜、御車返し桜は散り始めていました。

なお、常照皇寺から少し離れた場所に「黒田の百年桜」があります。まだつぼみで、見頃は今週末ぐらいからだと思います。昨年は満開時に訪ねています。【2013/4/18】*京北桜情報写真クリックで拡大


あべのハルカス300展望台へ行ってきました(2)天空庭園と大阪マリオット都ホテルでお茶

2014年04月13日 | 大阪・兵庫

一昨日、造幣局の桜の通り抜けに行ってきました。前ぶろぐ】その帰りに3月7日にグランドオープンした「あべのハルカス」へ行ってきました。当日券購入から展望台の様子は【前ぶろぐ】にて。視界良好でした。(^^)

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展望台、60階「天井回廊」から 58階の「天空庭園」へはエスカレーターで降りれます。(ここは待たずにすんなりと降りれました)降りたところに、カフェダイニングバー「SKY GARDEN 300」のメニューが・・・すでに2時近く(^^;)お腹も空いてヘロヘロ・・・。席は空いてましたが、レジは行列で、断念。

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ここは、上空まで吹き抜ける構造なので、外気を肌で感じることができます。カフェメニューをここで頂くこともできます。(テイクアウト商品のみ、外部からの持込はNG)*メニュー写真クリックで拡大できます。

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見上げると「300M」↓・・・あの場所が高さ300mなんですね~。現在、あべのハルカスの開業1ヶ月を記念して制作した「東京スカイツリーとあべのハルカスのコラボレーションモニュメント」が設置されてます。スカイツリーの方が倍ぐらいの高さですけど、これでは同じくらいになってます。(^m^)真ん中に立って自由に記念撮影ができます。(期間限定)

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帰りはエレベーターの列に3分程並んで59階(お帰り口)から16階まで下りました。並び始めたのは12:40、当日券購入完了は13:00、展望台へ上がれたのは13:25、再び16階へ戻ったのが14:20でした。所要時間100分!戻った先、入場ゲートには、先ほどより長蛇の列でした。待つのは大変ですが、展望台に登れは、割と空いていますので十分眺めを楽しむ事ができます。

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16階にも吹き抜けになっているスペースがあり、自由に出て眺めを楽しむ事ができます。このフロアにはあべのハルカス美術館があります。5月18日まで、あべのハルカス美術館の開館記念特別展覧会として「東大寺の宝物展」が開催されています。展望台入場券で割引があります。16階から下へ降りれば食事場所などたくさんあります。

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16階から専用エレベーターを利用して19階大阪マリオット都ホテルを覗いてきました。おいしいランチでも食べようと思ったのですが、すでに終了時間(TmT)唯一開いていたロビー階にあるラウンジでお茶をすることにしました。ここは、高さが約100m、大開放の窓からの景色を眺めながらのティータイムできるんですが、窓側は満席でした。(^^;)とりあえず座った席から右奥の方を見ると・・・なんだろ(・・?)電子ピアノ?演奏スペースなのかな・・・。(あとでわかります)

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メニューは、思ったほど高くないみたい?ケーキセットが1,400円、お昼ご飯食べ損ねたし…「アフタヌーンティセット(3,000円)」を頂きました。メニュークリックで拡大します。

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下のお皿は、イングリッシュマフィンの生ハムサンド、スコーン、小さいコップに入っているのはイチゴジャム、フルーツです。上のお皿はアーモンドの焼菓子、チーズケーキ、ベリー類がたっぷりのったビスキュイです。マフィンが暖かいとうれしいのですけど・・・。スコーンはとってもおいしかったです。ビスキュイにのってる枝付のフルーツはグロセイユ(赤スグリ)です。プチプチして触感が良かったです。紅茶はポット入りで3杯分ぐらいありました。

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他のメニューを見てみると、パスタが2,000円位からあります。アルコール類やドリンク類も充実してました。窓際の席ではありませんでしたがのんびりできました。*最寄りの女子トイレ(3個室)は行列でした(^^;)そうそう、先ほど、演奏スペース?と思って見てたのが、3時近くになってチェックインするお客さんが来てわかりました。フロントだったんです。

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最後は席で会計を済ませます。メニューでは、アフタヌーンティセット3,000円の案内でしたが、お会計は2,999円でした。サービス料・税込だったのですね!

なお、ここは開放感があって、明るくカジュアル感もあり、気後れすることなくσ(^^;)過ごしやすかったです。宿泊プランは「30日前早割プラン」で9,000円ぐらいからあり、なかなかお得。全室の窓から高さ100m以上の景色も楽しめますし、いいですねぇ~。宿泊者は展望台の早朝無料開放特典があるようです。

あべのハルカス300 http://www.abenoharukas-300.jp/

大阪マリオット都ホテル http://www.miyakohotels.ne.jp/osaka-m-miyako/index.html/


あべのハルカス300展望台へ行ってきました(1)当日券購入から展望台まで

2014年04月12日 | 大阪・兵庫

P1100672 昨日「大阪造幣局の桜の通り抜け」へ行ってきました。詳細は前日ぶろぐにて。その後「あべのハルカス」へ・・・。

造幣局の桜を通り抜けた北門出口から西へ徒歩10分で地下鉄南森町駅から谷町線で天王寺駅(約10分:大人240円)移動して、改札口から案内板を見ながら歩くとすぐです。

「あべのハルカス」は、今年の3月7日グランドオープン、高さ300m、都市機能を集積した立体都市です。近鉄百貨店、美術館、オフィス、大阪マリオット都ホテル、展望台があります。周辺には、四天王寺、天王寺動物園、阿倍王子神社、安倍晴明神社などがあります。

展望台「ハルカス300」の前売り券の販売状況をネットで見ると満席の日もないけど買っておこうかとも思いつつ・・・お天気もわからないし、たいして混んでないかな?と考え、当日券を買う事にしていました。(前売券利用・当日券購入カウンターなどの案内はわかりやすかったです)12:40頃から並び始め…その時点で、当日券購入は15分待ちでした。料金は大人1,500円、中高生1,200円、小学生700円、幼児(4歳以上)500円です。

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フロアでの案内は「当日券は入場者が全員揃って並ばないと購入できません。」「当日券購入後はそのまま入場できます。」との事でした。“なんだ・・・買うのには少し時間がかかるけど、すぐ上がれるんだ”と思ったんですが・・・これが間違いでした。(^^;)

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まず、チケットを購入したら、ビル内を移動して2階から16階までハルカスシャトルというエレベーターに乗ります。(約3分待ちでした)エレベーターで16階へ行くとたくさんの人が待ってました。(@Д@;)あれ?すぐじゃないんだ・・・。京都の事を考えると、16階からでも十分な眺めと思いつつ待つこと約20分・・・。ちなみに前売り券購入済の人はここから並びます。団体さんも一緒です。

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ようやく展望台エレベーターに乗って60階へ。展望台へのエレベーターは2機あります。分速360m、三菱電機製です。乗り込んで闇の中、上昇・下降する?光を見ながら上へ、16階から60階までは約50秒!あっという間につきます。

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 結局、当日券購入から展望台まで、約50分近くかかりました。60階の天井回廊は思ったよりシンプル、窓ガラスと柱のみ、空中散歩ができるような感覚が体験できます。

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回廊からは360℃見渡す事ができます。(^^)雨上がりなど空気が澄んでる時は、京都タワーや明石海峡大橋まで見えるそうです。昨日はそこまでは見えませんでしたが、視界良好!とってもよく見えました。この写真は北側、先ほどまで滞在していた大阪造幣局の方面です。中央左寄りに見える広い道は谷町筋です。

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券購入時にもらえるパンフレットに詳しく書いてありますが、窓ガラスにも案内図が記されています。私の肉眼(視力0・8ぐらい)でなんとか確認できるものをご紹介。まずは「大阪城」・・・周辺に溶け込んでわかりにくいですがなんとかわかりました。レゴブロックみたい。(^m^)

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特徴的な形でわかりやすい「京セラドーム大阪」「長居陸上競技場」

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模型みたいに見える「通天閣」「四天王寺」

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左下写真:フロアスタッフに万博公園の「太陽の塔」も見えると教えてもらったので、望遠レンズで捉えると、なんとか見えました。写真中央の白い塔です。右下写真:場所によっては足元が空けているところもあります。ちょっと怖い(^^;)

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60階にはお土産を売る小さなショップと、記念フォトのコーナー(有料:1200円)があります。

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59階へエスカレーター↓で下りると、大きめのお土産ショップがあります。

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お土産に、プラコップ(ラムネ12個入り)864円、ハルカス小まんじゅう(白あん)324円を買いました。コップの事を思えば、おまんじゅうは安いけど小さいです。*まじくんの表現を借りると、1個が消ゴムより小さいサイズです(^^;)

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キャラクターの「あべのべあ」には会えませんでした。残念(><。)ぬいぐるみは、たくさんありました。

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天井回廊(60階)から、天空庭園(58階)を見下ろすと・・・レストランや広場が見えます。この後は天空庭園と大阪マリオット都ホテルのティーラウンジをご紹介します。次のぶろぐにて。

あべのハルカス300 http://www.abenoharukas-300.jp/


大阪造幣局桜の通り抜けに行ってきました(2014/4/11)

2014年04月11日 | 大阪・兵庫

今日から「大阪造幣局の桜の通り抜け」がはじまりました。造幣局構内旧淀川沿いの全長560mの通路を一般花見客のために1週間開放しています。朝から良い天気だし、楽しみに出かけました。(^m^)到着したのは10:30頃・・・すでに駅から造幣局まで、たくさんの人でした。

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通り抜けは一方通行、造幣局の南門から入ります。 もともと桜の名所として名高かったこの地を、明治16年、局員だけの花見ではもったいないと、一般開放したのが始まりです。今年の桜は、131品種、350本です。

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昨年は、桜の開花が早すぎて見頃を過ぎた感じがありましたが・・・今年はバッチリ見頃でした!

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入口からすぐの販売所付近にパンフレットが置いてありますので、それを頼りに歩くとわかりやすいです。

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レンガ色の建物・・・造幣局博物館は通り抜け期間はお休みです。↓ガラスに映る桜と自分?を撮るのが人気のスポットです。

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旧正門もなかなか素敵です。

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毎年、今年の花が決められています。年は「松前糸琴桜」です。本数は2本、北海道の松前町の家にあった無名の八重桜の種子から作り出した桜です。看板写真クリックで拡大。

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新種の桜「笹賀鴛鴦桜(ささがおしどりざくら)」です。原木は長野県松本市笹賀地区にあります。

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ちょっと珍しい「須磨浦普賢象」室町時代からある普賢象桜はピンク色ですが、これは黄緑色に変化したものです。普賢象と同じように、象の鼻に似た突き出したおしべが2本あります。

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その他、たくさんの桜を撮りましたが、少しだけ紹介します。うこん桜、御衣黄、天の川(上を向いて咲きます)・・・

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松月(しょうげつ)、紅笠(べにがさ)、紅華(こうか)・・・

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今年、京都での私のお花見で気になったもの・・・墨染桜前ぶろぐ】、渦桜…鞍馬寺の雲珠桜【前ぶろぐ】とは違いますが、花弁が渦を描くようにらせん状になっている事から名づけられたそうです。御車返前ぶろぐ

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たくさんの桜があって、疲れるほど(^^;)桜が楽しめました。帰り、北門出口から西へでると造幣局があります。お土産に毎度おなじみ「造幣せんべい」を買ってきました。1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉が2枚づつ入って1,332円でなく…今年も税込み500円(^m^) 

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このおせんべいは、造幣局でなく天満橋駅のシティモール地下2階地下鉄側入口の特設会場に売ってました。亀井堂総本店(神戸元町にある瓦せんべい発祥の店)のものです。通り抜けでは記念硬貨などが売られていますが御菓子類などのお土産店は一切ありません。

独立行政法人 造幣局 http://www.mint.go.jp/index.html 見学無料です。通り抜けるのにかかる時間は人出にもよりますが30分~です。危険防止のため通行時の日傘使用は禁止されています。日差しが気になる方は帽子を着用してください。ベビーカーは混雑時は危険です。ペット連れNG。

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過去の様子は前ぶろぐは【12/4/16】【11/04/17】【10/04/14】【09/04/15】【08/04/16】にて。

この後、あべのハルカス展望台へ行ってきました。詳細は次のぶろぐにて!

 



京都の桜:鞍馬寺へ行ってきました。(2014/4/10)雲珠桜とは?

2014年04月10日 | 京都市左京区

今日は、午前中に「鞍馬寺」へ行ってきました。鞍馬寺は、もともと天台宗でしたが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっています。山号は鞍馬山、開基は、鑑真(がんじん)の高弟鑑禎(がんてい)です。古来より、数多くの歌に「鞍馬寺の雲珠桜」と詠まれ桜の名所としても知られています。

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山門付近の山桜がポツポツと咲いていました。門口で(愛山費:200円・高校生以上)を納め、行きは「ケーブルカー」に乗りました。(片道:ご志納100円)日本で唯一、宗教法人が運営するケーブルカーで、到着までは、200メートル2分です。

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多宝塔周辺の桜は、両脇の紅しだれ桜が咲き始めていました。

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その手前の八重桜(おそらく)の蕾は膨らんでいるものの、ほとんど色づいていませんでした。今週末は寒いようですから、この辺りの見頃は来週半ば過ぎかな~?

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参道を登って本殿へ。途中、秋には紅葉の美しい場所以前の写真手水鉢の奥・・・「転法輪堂」へ参拝すると、桜景色(まだ咲いてませんでした)と、1丈6尺(4.85m)の阿弥陀如来像を拝めます。インパクトのある力強いお顔です。*休憩所洗心亭の2階部分です。

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参道を汗かきかき上った本殿は、桜が満開でした\(^0^)/ ところで?「鞍馬寺の雲珠桜」と詠まれた桜とは?実は桜の品種を指すのではなく桜が咲く景色を指します。その名の由来は、花の咲く景観が馬の鞍飾りである雲珠に似ていたからとも・・・鞍馬の山中に咲く桜が渦を巻いていたからとも・・・女性の結い上げた髪に桜のかんざしを挿した様子とも・・・諸説伝わります。今は往事のようにはいきませんが・・・参道の両脇や境内随所で桜が楽しめます。

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本殿にはご本尊の三尊尊天が祀られています。「尊天」とは、毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体のご本尊のことです。祈りの言葉は「月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強く」と祈り「すべては尊天にてまします」と唱えるのだそうです。うーん、難しい・・(^^;)宗教にも人種にも国境にもこだわることなく、世界中が明るく豊かになることを理想としているそうです。本殿金堂前の六芒星の中心に立つことで、自然のエネルギーを受け取る事が出来るとされておりパワースポットとして人気です。その場に立ち手を広げたり、ひざまずいたり、手を合わせ拝んだり・・・パワーを得る方法は、人それぞれです。

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本殿前には、阿吽の狛寅さん・・・鞍馬寺のご本尊のひとつ毘沙門天が寅の月、寅の日、寅の刻に鞍馬山に現われたことによります。寅さんが見ていた桜は・・・濃いピンクの桜。3分咲ほどでした。

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ソメイヨシノは満開を少し過ぎた感じ、八重桜はつぼみが色づき始め・・・

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他にも境内あちこちに桜が咲いています。遅咲きの桜がたくさんあるので、4月中旬過ぎまでお花見を楽しめそうです。

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本殿から徒歩で参道を下りる途中には、「由岐(ゆき)神社」があります。鞍馬の火祭はこの神社の例祭です。樹齢800年を超える大杉さんが参道にそびえています。帰り道は桜はほとんどありません。

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帰りに、鞍馬寺門前の「杉々堂(さんさんどう)」で、お土産を買ってきました。よもぎだんご、山椒餅、きんつば(各110円)です。お店で座ってその場で頂くこともできます。さっぱりとした餡で、山椒餅は餅皮に山椒粉がまぜてありピリッとします。よもぎだんごは餡入りの草餅です。きんつばは、昔ながらの刀の「鍔(つば)」の形で、餡に衣をつけ焼かずに蒸したものです。*全国的には四角いものが主流ですが、富山の高岡・砺波では、昔ながらの鍔の形をした円いものが多く売られています。【こちら】へぇ~、今度帰省した時探してみよう。(^^)

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鞍馬寺 http://www.kuramadera.or.jp/index.html 愛山費:300円 拝観所要時間:60分~ マイカーご利用の場合、門前に私営駐車場がいくつもあります。(上限500円程度)紅葉ピーク時の土日祝などは交通規制がありますのでご注意ください。

鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地としても知られています。奥ノ院、貴船へ続く参道には牛若丸ゆかりのものがたくさんあります。鞍馬寺から奥ノ院、貴船神社までの通り抜けは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】  紅葉の季節2013/11/20】【2013/10/31

 


京都御所一般公開行ってきました。(2014春)&遅咲き桜開花

2014年04月09日 | 京都市上京区

今日から京都御所の春の一般公開がはじまりました。午前中に行ってきました。今年は、天皇陛下の傘寿(80歳)のお祝いとして、皇居の乾通が一般開放されたように、京都御所では、南面正門の「建礼門」が開放されています。蛤御門から入って大文字山が見える通りを東へまっすぐ行くと・・・

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建礼門がさりげなく開いています!ここは、天皇皇后両陛下、外国の元首級の方のみが通る事が出来る一番格式の高い門で、今までの一般公開では、1997年秋以来の開放です。(@Д@;)この景色は必見!!

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建礼門を見た後(通れません)、いつもの宣秋門から入ります。入る際には、セキュリティのため簡単な持ち物チェックがあります。

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入ってすぐの「御車寄(おくるまよせ)」は、毎回設えが変わります。昨秋は、世界遺産認定を記念して?富士山の屏風でしたが、今年は生け花でした。八重桜こでまり・・・後ろの屏風には桐と鳳凰が描かれてました。

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「諸大夫の間(しょだいぶのま)」は参内した人の控えの間で、身分によって通される部屋が違うそうです。襖絵にちなんで「桜の間」「鶴の間」「虎の間」と呼ばれています。

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一番くらいの高い人が通される「虎の間」の虎さんは、結構おとなしそうな虎さんです。丸まってる・・・。

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「新御車寄(しんみくるまよせ)」は大正天皇の即位礼に際し建てられたもので、今回は馬型障子の衝立が飾られてました。清涼殿西側の渡殿に立てられている2基の衝立で、安政内裏御造営(1855)の際に描かれた跳馬図と乗馬の打毬図です。午年に因んで・・・。

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新御車寄のそばに、特設売店があります。天皇皇后両陛下のお印の鈴、京都御所刻印の鈴(各500円)が売られていました。カラカラと良い音がしますが、なんだか持つのが恐れ多い(^^;)限定のキティちゃんの十二単ストラップや根付もここにあります。参観順路内に2ヶ所の特設売店がありますが、売られている内容が少し異なりますので、欲しいものは見つけたらすぐ買うのが失敗しないコツです。

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↓最初に見た建礼門・・・御所内から見ても間違いなく開いています。(^^;)ただし、出入りはできません。建礼門から承明門を通して紫宸殿がど真ん中に見えます。

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恒例の生け花は、総本山仁和寺の御室流(おむろりゅう)、御寺泉涌寺の月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)・・・

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大本山大覚寺の嵯峨御流(さがごりゅう) 生け花展示のあるそば、春興殿前広場で、13日(日)に蹴鞠が行われます。蹴鞠は昨秋の公開時に見ています【前ぶろぐ

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紫宸殿の前にはたくさんの人。でも、まだ10時前なので少な目です。混む時は動かないくらい混みます。

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右近の橘と左近の桜。桜は葉が出て見頃終了です。

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中央の天皇の御座「高御座(たかみくら)」↓で、天皇陛下がご覧になる景色は・・・

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こんな景色です!門が開いているので遠くまで見えます。高倉通りかな?

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「小御所(こごしょ)」には、大宋屏風(たいそうのびょうぶ)が展示されています。平安の頃から重要な宮中行事の際によく使用された調度品で、明治元年(1868)紫宸殿で執り行われた五箇条御誓文の儀式の際や、正月早朝に清涼殿で行われた年中行事の四方拝でも使用されたものです。

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「御常御殿(おつねごてん)」は、天皇が日常の住まいとして使用された御殿で、当時の様子がわかるように、人形が展示されています。

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「御三間(おみま)」には杉戸絵「寿老人」「鶴」が展示されています。杉戸絵の新しいものはこんなにきれいなのですね~。

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「御学問所(おがくもんじょ)」は、手前の植木が変わった気がします。

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御所内のしだれ桜はすでに見頃を終了していますが、八重桜が咲き始めていました。

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見学終了後、俵屋吉富さんの茶店でお抹茶を頂きました。(500円)*誰でも飲みやすいように薄めです。(^^;)

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周辺には、京都のお土産の特設店がたくさん出ています。

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御所周辺の遅咲きの桜が見頃でした。

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「御所御車返し桜」も満開でした。後水尾天皇が外出時にあまりの美しさに御車を返されて鑑賞された事からこの名がついています。

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よく混同されますが「御車返し」は別の品種だそうです。ただの御車ではダメなのね・・・。(^^;)写真クリックで拡大。御車返し桜は、常照皇寺前ぶろぐ】・地主神社前ぶろぐ】のものを紹介しています。説明文が照合しない点がありますが、諸説あるのかな~?いずれにしても、美しさに何度も戻って桜を眺める気持ちはよくわかります。

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京都御所一般公開 http://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/kyotogosho.html

公開は4月9日(水)から4月13日(日) 開門9:00 閉門15:30 入場無料 拝観所要時間:御所内は30~40分です。宜秋門(ぎしゅうもん)から参入し、清所門(せいしょもん)から退出です。

駐車場500円:いつもの中立売御門から入る駐車場は一般乗用車は使用できません。烏丸通りを南下し、出水口から入る臨時駐車場があります。寺町通り側の駐車場は使用できますが、時間によって加算されますので、臨時駐車場の方が安く上がると思います。京都御所一般公開は、毎回出かけています。 13秋 13春 12秋 12春 11秋 11春 10秋 10春09秋 09春08秋  07秋  07春

「出水の小川」周辺の八重桜は咲き始めているものもありましたが、見頃は来週になってからのようです。ここは御苑内に「母子で水にふれあう場」として整備された100mほどの人工の小川です。地下からくみ上げた井戸水が、浅い小川となって木陰を流れ、夏には水遊びをする子供達でいっぱいです。

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京都御苑 http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/index.html

 

 

 




京都の桜:東寺(2014/4/7)庭園の夜桜ライトアップ行ってきました。

2014年04月08日 | 京都市南区

昨日、昼【前ぶろぐ】に続き・・・夕方、東寺の夜の特別公開「夜桜ライトアップ」へ行ってきました。始まるのは18:00です。私が入ったのは18:10頃・・・まだ少し明るいですが、すでにたくさんの人でした。

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昼間見た時は、完全に見頃を過ぎてる大きなしだれ桜↑「不二桜」ですが・・・ライトアップされた姿はどうでしょう?ライトアップの技術が発達し、樹木に掛ける負担は少ないのでしょうけど、心配です。不二桜は、岩手県の盛岡の旧家で生まれ育ち、秋田、鈴鹿を経て、平成18年、京都へやってきました。

不二桜が誕生するまで http://www.yamada-zoen.com/fujizakura.html

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右上写真:夜間は池の飛び石が閉鎖され、渡ることができません。危ないもんね・・・。八重紅しだれ桜のライトアップもきれいです。なお、ここのライトアップは過剰な演出もなく、静かに桜を眺めるライトアップです。*庭園内茶店と拝観受付の売店は営業しています。

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18:40を過ぎて、ようやく暗くなってきました。ライトアップされた不二桜とソメイヨシノの間に、五重塔が見えます。昼間は見頃を過ぎていてもライトアップされた姿は十分美しいです。

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池に映る五重塔も人気です。 

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ライトアップを始めた頃【前ぶろぐ】は、静かで穴場だったんですが・・・年々、賑やかになっています。駐車場も利用できるようになり、団体さんも続々、今は京都でも人気のライトアップスポットです。

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夜間拝観は、金堂や講堂へ入ることができません。(昼間の拝観では堂内へ入れます)

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4月13日(日)まで夜桜ライトアップが行われています。午後6時~9時30分まで。夜間拝観料は大人500円、中学生以下300円です。(金堂・講堂の堂内拝観はありません)ライトアップは東門からのみ入場です。*昨年の様子は【13/03/28】【12/04/09】【11/04/10】にて。

東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料 駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。ライトアップも駐車場利用できます。

 


京都の桜:東寺(2014/4/7)御影堂のソメイヨシノ&六孫王神社のうこん桜が開花しました。

2014年04月07日 | 京都市南区

今日は午前中に東寺さんへ行ってきました。庭園の八重紅しだれ桜が見頃でした。詳細は前ぶろぐにて。

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東門ちかく洛南会館八重紅しだれ桜も満開です。

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続いて、御影堂の様子をご報告します。真ん中に大きなソメイヨシノの木があります。

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すこし散り始めていますが十分見頃です。(^^)

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他にも数本のソメイヨシノがあります。

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3月末に満開だった三面大黒天の前の濃いピンクの桜前ぶろぐ】は完全に見頃終了なんですが・・・離れてみるときれいです。(^^)鐘楼のそばの「海棠(かいどう)桜」は満開でした。桜と同じバラ科の植物ですがリンゴの仲間です。

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同じく、鐘楼のそばの河津桜にはかわいいさくらんぼができていました。そして、悲しいお知らせ(TmT)東門そばの小さな河津桜工事のため撤去されてました。先月の様子【こちら】また帰ってくるのかな?どこかへ移植したのかな?

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東寺 http://www.toji.or.jp/

参拝:無料 庭園拝観は公開内容によって料金が変わります。 駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。 *庭園以外は拝観料はかかりません。

東寺の西門をでて北へ徒歩1分・・・「六孫王(ろくそんのう)神社」も覗いてきました。京都の八重桜の名所として知られています。

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ソメイヨシノは散り始めていますが「うこん桜」が咲き始めていました。

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名前は、ショウガ科のウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来しています。薄い黄色の八重桜です。

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六孫王神社 http://www.rokunomiya.ecnet.jp/index.html

参拝無料 参拝者用駐車場有 拝観所要時間:約20分

由来や以前の様子は【14/3/29】【14/3/27】【13/04/07】【12/04/18】【11/04/15】にて。

 


京都の桜:東寺(2014/4/7)庭園の不二桜・ソメイヨシノ・八重紅しだれ桜

2014年04月07日 | 京都市南区

今日の午前中、東寺さんへ行ってきました。庭園のシンボルツリー・・・不二桜は色あせ見頃を終了しています。(写真で見るとそうでもないけど・・・)

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ソメイヨシノは散り始めていますが、まだまだ見頃です。週末寒かったから、思いのほか長持ちしてますね。(^^)

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今日は思ったより風が寒いです。(><。ただし、明日、明後日は暖かいので、ソメイヨシノの見頃は今週半ばまでかな?

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八重紅しだれ桜がそろそろ満開です。

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庭園の中には、大きな木ではないですが数本あります。

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ここの庭園は、八重桜もあちこちにあります。現在はつぼみです。うまくいけば4月21日の弘法市ぐらいまで楽しめます。こんな感じです。【2010/4/21

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池には、桜の花びらが散り、水面には桜が映っています。

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3月の弘法市【前ぶろぐ】にご報告した庭園の「河津桜」にはさくらんぼ、「梅」には小さな実がなっていました。

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この後は、境内の桜をご紹介します。次のぶろぐにて。

東寺 http://www.toji.or.jp/

参拝:無料 庭園拝観は公開内容によって料金が変わります。 駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。


富山へ帰省していました!おいしいお土産「志むら乃寿司」

2014年04月06日 | ふるさと富山

週末、まじくんの春休みを利用して富山に帰省していました。4月から高速料金の割引が変更になり、深夜割引(0時~4時)も50%から30%になり、休日割引が今年の6月までは50%、7月から30%になります。消費税アップも痛いけど、高速の割引率が下がるのは、痛いなぁ(><。ちなみに、ガソリンはレギュラーで、1リットル157円でした。

P1100386_2桜の開花宣言が出たばかりの富山は、市中心部は桜が咲き始め「全日本チンドンコーンクール」も行われていました。久しぶりにチンドンマンを見に行こうと思いつつも、あれこれ忙しく、お天気も悪かったりで、今回は特にぶろぐアップするようなネタはありません。(^^;)とりあえず、お土産をご報告します。

市街地は桜が咲いていますが、私の実家のある八尾町の山奥は、まだ咲いていませんでした。今年は雪の量が少なく、雪解けが早かったためふきのとうの生育が早く、薹のたったものが多かったです。あさつきは、今がちょうど食べごろ(^^)ホタルイカの酢味噌和えで頂くと、おいしいです。

帰る日、八尾和紙のお店「桂樹舎 和紙文庫」さんで、お土産を買ってきました。紙ふうせん(257円)、懐紙(486円)、和紙の切れ端詰合(378円)です。懐紙は片面づつ桜ともみじの透かしが入っています。切れ端は、製品に使った残りの和紙の詰合せです。しおりや小物が作れます。作る気があれば…σ(^^;)今の季節、和紙製のこいのぼりもおすすめです。*写真は我が家のもので、60センチぐらい、まじくんの誕生祝に母からもらいました。以前お店を詳しく紹介しています。【前ぶろぐ

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そして、今回、魚津の友人からおいしいお土産をもらいました。「志むら乃寿司」です。富山県の新川地区(魚津・黒部・入善・朝日)で、昔から冠婚葬祭用に作られていた押し寿司です。素焼きしたサバをほぐして酢飯の間に挟み、上に浅草のりをのせたものです。真空パックになっているので3日もちます。そのままでもOKですが、オーブントースターでこんがり焼いてお醤油をつけて食べると絶品です。(^0^)いつもは、ます寿司が定番のお土産ですが、志むら乃寿司を初めて食べたまじくんもパパも気に入ったようです。

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もうひとつは稲盛ファーム」さんのぴよぴよカステラです。これは・・・いままで食べたベビーカステラの中では一番おいしい!と、いっていいくらいおいしいです。冷めてもこの味なら、出来立てはものすごくおいしいのでしょうね~。食べだしたら止まりません。(^^)

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以上、富山のおいしいお土産でした。ありがとうございました~!


京都の桜:城南宮(2014/4/3)八重紅しだれ桜&椿

2014年04月04日 | 京都市伏見区

昨日の午前中、城南宮へ行ってきました。京都南ICのすぐそばにある方除の大社です。この城南宮のある地は、平安京の大阪方面からの入口にあり、交通の要衛の場所でした。また平安末期には離宮(鳥羽離宮・城南離宮)がおかれ院政が行われた場所です。

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先月、しだれ梅が見事に咲いていた春の庭前ぶろぐ】には「ミツバツツジ」が咲いています。梅の木には小さな実ができていました。

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室町の庭の八重紅しだれ桜は五分咲きぐらいです。この庭は、枯山水様式で、大きな刈り込みの前に緑の芝生が広がる明るい庭園です。

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茶室「楽水軒」でお抹茶を頂きました。(300円)

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茶室から、窓越しに桜が見えます。飾り棚には4月末に行われる「曲水の宴」の土鈴が飾られていました。

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この庭は、2年前までこの場所に大きな「八重紅しだれ桜」がありましたが、残念ながら枯れてしまいました。そこで、昨年新しく「八重紅しだれ桜」が植えられ、今年はその隣にも新しく「しだれ山桜」が植えらました。

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白っぽい花で、葉が出ると同時に花も咲いています。先月までこも巻きされていたソテツこちら】がのびのび葉を広げていました。

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城南離宮の庭からも八重紅しだれ桜が見えます。

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桜の他にも、椿の花を楽しむ事ができます。春の庭に、大きな「侘助椿」の木があり、落ちた椿もとても美しいです。

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珍しい椿もたくさんあります。胡蝶侘助、玉の浦・・・下を向いて咲いています。

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光源氏・・・まだ咲いていませんでした。咲くとこんな感じです。ピンクの華やかな花です。【こちら 黒椿・・・桃山の庭にあります。

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城南宮 http://www.jonangu.com/index.htm

参拝、駐車場は無料 神苑拝観:大人600円 小中400円 神苑拝観所要時間:20分~ 城南宮はよく訪ねています。【カテゴリー:伏見区

城南宮の桜の様子は前ぶろぐにて 【2013/4/3】【2011/4/11】【2009/4/8】にて。


 


京都の桜:墨染寺(2014/4/1)墨染桜が開花しました。

2014年04月03日 | 京都市伏見区

一昨日、宇治の帰りに伏見の「墨染寺(ぼくせんじ)」へ行きました。正式名所は「深草山 墨染寺」といい日蓮宗のお寺です。京阪「墨染(すみぞめ)駅」から東へ徒歩3分、商店街の並びにある小さなお寺です。

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ここは、貞観16年(874)創建の古い歴史ある寺で、もともとこの地にあった清和天皇勅創の貞観寺の旧跡とされています。平安時代の前期の公卿、藤原基経の死を悼み、廷臣の上野峯雄が「深草の 野辺の桜之心あらば 今年ばかりは墨染に咲け」と詠んだ事から、この辺りを「墨染(すみぞめ)」と称しました。

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のちに、この話に深く感銘を受けた豊臣秀吉が日秀上人にこの地を寄付し「墨染桜寺(ぼくせんおうじ)」と改めたそうです。↑門石柱にも寺名が記されています。境内の桜が見事なことから「桜寺」とも呼ばれ、本堂には桜寺の扁額があります。*寺の由来:写真クリックで拡大します。

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境内は日蓮上人さんが見守っています。この時期は「桜咲け~~」って念じてるみたい。(^m^)ソメイヨシノが満開でした。そのうち「桜散るな~~」って念じるのかな。(^m^)

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日蓮さんの他にも、境内を見守っているのが・・・「てんちゃん」というお寺のワンちゃんです。おとなしい良い子です。(^^)

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墨染桜(すみぞめさくら)は現在3代目です。毎年、ソメイヨシノの後に咲き始めます。右下写真手前の細い木が墨染桜です。

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ちょうど、ちらほら咲き始めたところでした。儚げな白い桜です。4月5日には墨染さくらまつりが行われます。境内で地元の人中心で、あれこれイベントがあるようです。

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墨染寺 京都市伏見区墨染町741 参拝自由 拝観所要時間:10分~

【おまけ】墨染駅から徒歩約10分(墨染寺と線路をはさんで反対側)「藤森神社」を覗いてきました。ここは菖蒲の節句発祥の地、紫陽花の名所として知られています。昨年の紫陽花の様子は【前ぶろぐ】にて。途中に和カフェもあります。【前ぶろぐ

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境内に桜がちょこちょこあり、満開でした。

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藤森神社 http://www.fujinomorijinjya.or.jp/index.html

参拝無料、拝観所要時間30分~ 紫陽花苑入苑料:300円(小学生以上) 無料駐車場があります。以前も訪ねています。【2013/6/11】【2012/6/13】【2011/6/12】【2010/6/17】【2010/6/1】 【2009/6/22】【2008/6/13】【2007/6/10

 

 


京都の桜:宇治川散策Ⅱ(2014/4/1)&福寿園宇治喫茶館でお茶

2014年04月02日 | グルメ・お土産

 

昨日、宇治の平等院へ行ってきました。長らく修理を行っていた鳳凰堂の拝観再開【前ぶろぐ】と、午前中の宇治川周辺の様子前ぶろぐ】をご報告しました。

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続いて、鳳凰堂見学後(お昼近く)の宇治川の様子です。ようやく遊覧船も運航、賑やかになってきました。(^^)距離は目で追える範囲の運行ですが、のんびりゆったりできて、とっても人気です。

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↓ここしばらく宇治川は景観を守るため?工事が続けられています。昨年、お客様をご案内【前ぶろぐ】して宇治橋をバスで渡った際「こちらをご覧ください。中の島は桜が美しく・・・げっ(@Д@;)・・・美しいところなんですが、今年は思いっきり工事中です。(^^;)」と、アナウンスしたことがあります。昨年に比べれば工事が進みました。

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宇治川の西岸「あじろぎの道」沿いにも桜がたくさんあります。鴨川沿いのカップルみたいに、岸にはベンチが等間隔で設置されています。(^^)カップル、親子、老夫婦、友達同士・・・いろんな人が川を眺めていました。お弁当食べてる人も・・・。そういえば、私もちょっとお腹が空いてきました。(先ほどお抹茶とお菓子を頂いたのみだし・・・)何食べようと、門前のお店をいろいろ見てたのですが、観光地だからけっこう高いのですよね。宇治茶そば等は1,000円前後でありますが、ちょっとした和食だと3,000円前後・・・。どうせなら、眺めの良い所で、待たずに食べたいし・・・σ(^^;)わがまま。

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そこで、3月28日にオープンしたばかりの「福寿園宇治喫茶館」へ入りました。お茶や甘味、おにぎりがあります。宇治茶おにぎり(税込194円)とプレミアム宇治玉露(税込378円)を頂きました。おにぎりは注文後に握ってくれます。中には宇治茶の佃煮入りでおにぎり全体に焼き目がついて、おいしかったです。(2個にすればよかった)玉露は3煎まで楽しめます。

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テイクアウトもできますが広い館内で頂くこともできます。1階の席はこんな感じ・・・。お土産も少しだけ置いてあります。宇治川のほとりの桜が楽しめます。

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2階の席はこんな感じ~。窓越しに宇治川の眺めを楽しめます。反対側ではあの金ぴかの鳳凰さんも窓越しに見れます。(^^)

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私が座ったのは2階の窓際、宇治川の流れ・桜・行き交う遊覧船を楽しめました。

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福寿園 http://www.fukujuen.com/

お茶とおにぎりを頂いた後、そろそろ帰路へ・・・。「日本かおり風景100選の道」平等院表参道を歩くと、ふわっ~とお茶の芳ばしい香り(^m^)しめはやはり、中村藤吉さん「うじきんソフト」です。(税込360円)

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そして、帰りには自分にお土産σ(^^;)宇治駿河屋さんで茶だんご(税込324円)です。串ではなく串なしの茶だんごが15粒入ってます。みんなで分けて食べやすいです。

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帰りは再び京阪電車で・・・。(宇治滞在は約3時間でした)京都観光に便利なみやこ漫遊チケットが便利です。京阪電車、京都市バス、京都地下鉄、京都バスが1日乗り降り自由で1,600円です。

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京阪電気鉄道株式会社 http://www.keihan.co.jp/

この後は、京阪宇治駅から中書島で乗り換え墨染駅へ。墨染寺の桜を見に行きました。詳細は次のぶろぐにて。

宇治はあちこち出かけています。【カテゴリ:京都府宇治市

 


京都の桜:宇治川散策Ⅰ(2014/4/1)&宇治市観光センターでお抹茶を頂きました。

2014年04月02日 | 京都府宇治市

昨日、宇治の平等院へ行ってきました。長らく修理を行っていた鳳凰堂が完成し、拝観が再開されました。(詳細は前ぶろぐ続いて、宇治川周辺の様子をご報告します。

京阪宇治駅で降りて、宇治橋を渡らず東側の朝霧通りを歩きました。途中には聖徳太子の命で604年に創建された「橋寺(放生院常光寺)」があります。1286年に宇治橋を再興した西大寺の僧、叡尊(えいそん)が大放生会を営んだことから放生院と名づけられました。

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境内にはしだれ桜ソメイヨシノがあります。ほぼ満開です。ここは小さなお寺で、階段を上ったところにあるので訪ねる人が少なく穴場です。(^^)

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朝霧橋を渡らず通り過ぎたところに福寿園宇治工房があります。ここではお茶の販売、茶店の他に、石臼を使ってお抹茶を作る体験などができます。(要予約)

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福寿園さんからちょっと戻って、中の島にかかる一番大きな朝霧橋を渡ります。橋のたもとには宇治十帖のモニュメントがあります。ヒロイン浮舟(うきふね)と匂宮(におうのみや)が小舟で宇治川に漕ぎ出す情景です。この朝霧橋を渡ると・・・

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あれ?今までとなんだか違う気がします・・・。なんと、目の先にピッカピカに輝く鳳凰さんが(@Д@;)・・・以前もここから屋根【写真はこちら】が見えてたんですが、気にならなかったです。きっと光り輝くようになったから、気が付いたのでしょうね。この日の鳳凰堂の様子は【前ぶろぐ】にて。

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中の島のしだれ桜は満開でした。この大きなしだれ桜は「宇治川桜」と名付けられています。

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どこを見ても、眺めが美しい~。\(^^)/4月5日(土)・6日(日)は宇治川さくらまつりが行われます。たくさんの催しが行われます。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

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中の島の喜撰橋のそばには「十三重石塔」が建っています。高さ15mの日本最大の石塔で、弘安7年(1284)、宇治橋を復興をした僧、叡尊(えいそん)によって建立されました。叡尊は、強力な殺生禁断思想の持ち主で、橋の流失は魚霊の祟りであると考え、宇治川での漁を禁止し、塔の下に漁具などを埋めたそうです。

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遊覧船は大人600円、小人300円です。朝早くて?(10時は過ぎてた・・・)まだ乗ってる人がいませんでした。乗るんだったら船だすよ~・・・だ、そうです。まぁ、のんびりした感じが宇治の魅力です。(^^;)

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あじろぎの道沿いには宇治市観光センターがあります。誰でも自由に立ち寄れます。観光案内のほかに、トイレ完備、宇治茶の無料サービスがあります。

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併設するお茶室でお抹茶が頂けます。(500円)ここは、宇治茶の振興と茶道の普及を目的に建てられた本格的な茶室で、平等院の鳳凰堂に相対している事から「対鳳庵」と名付けられています。

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靴を脱いで、お茶室へ入ると、タイミング良ければ目の前でお茶を点ててもらえます。(^^)京都市内でもあちこちお茶席がありますが、目の前で点ててくれるお茶席は少ないので、うれしい経験です。

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この日は、桜のイメージのお菓子と桜のお茶碗でした。心を込めて点てていただいたお抹茶、とってもおいしかったです。

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宇治市観光協会 http://www.kyoto-uji-kankou.or.jp/

この後、もう少し宇治川周辺の様子をご報告します。次のぶろぐにて。

宇治はあちこち出かけています。【カテゴリ:京都府宇治市


京都の桜:宇治平等院鳳凰堂(2014/4/1)今日から拝観再開!

2014年04月01日 | 京都府宇治市

今日は宇治へ行ってきました。長らく修理を行っていた平等院鳳凰堂が一部を(尾廊)を残して竣工し、拝観再開されました。ただし、2日に落慶式が行われ、内部拝観は3日からです。(内部は以前のままです)修理中の様子は【前ぶろぐ】にて。

平等院は、今から1000年ほど前、藤原頼道(道長の子)が、永承7年(1052)に別荘を仏寺に改めたのが始まりです。永承7年は、末法思想が貴族や僧 侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行しはじめた年です。

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鳳凰堂は池の中島に建ち、極楽の宝池の浮島に浮かんでいる宮殿のよう に、美しい姿を水に写しています。堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六(約4.8m)の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされています。(ミュージアムに一部が再現されています)

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本日より公開された鳳凰堂は朱色が鮮やかになりました~!!!以前の様子は【写真こちら】です。特に鳳凰さんがピッカピカ!!!

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周辺の桜は・・・紅しだれ桜は咲きはじめです。

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ソメイヨシノは、ほぼ満開です。(京都はまだ満開宣言が出ていません。たぶん明日)しだれ桜も満開です!

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鳳凰さんの他に・・・宝珠もピッカピカ~!!!

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平等院の後ろ側にある塔頭の「浄土院」のしだれ桜も満開です。ここには初代通園さん【前ぶろぐ】のお墓があります。

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また、ここには「見事なボケ!(木瓜)」があります。(^m^)満開でした。

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本堂脇には初瀬という名の紅しだれ桜があります。まだ咲いていませんでした。ここからは、桜越しに鳳凰さんが見えます。

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現在、修理中のなのは↓「尾廊」の部分です。秋には完成するそうです。右下写真:鳳凰さんにカラスがとまってました。完成したばかりだし、こわさないでね・・・(^^;)

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近年、藤の花の生育が悪かったのですが・・・今年はどうでしょう?表門の藤棚(無料区域)には所々花芽もできていましたが、観音堂そばの藤棚(有料区域)は、刈り込まれていました。今年も無理かな?きれいな藤棚の様子は【前ぶろぐ】にて。

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平等院 http://www.byodoin.or.jp/ 拝観料(入園・ミュージアム):大人600円 中学生:400円 小学生:300円 駐車場:700円ぐらいから(南門側に民営の駐車場があります)

この後は、宇治川周辺の様子をご報告します。桜は満開でした!詳細は次のぶろぐにて。

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宇治はあちこち出かけています。【カテゴリ:京都府宇治市