一昨年の11月にイギリスに行った時、ロンドンにあるチャールズ・スポルジョンのメトロポリタン・タバナクル教会に行きました。
中に入れなかったのが残念です。
スポルジョンは、1834年生まれで、ジョージ・ミュラーとは28歳違いです。
16歳で伝道メッセージを語り、18歳で、酒とけんかとわいせつに満ちた漁村ウォータービーチのバプテスト教会の牧師に就任しましたが、な・なんと一年間で会員数10人から400人の教会に成長したのです。
それで、20歳の時ロンドンのニュー・パーク・ストリート・バプテスト教会の牧師になりました。
身長168cmで太っていて、見かけは悪かったのですが、声が良く「講壇の貴公子」と呼ばれ、王侯貴族までが押し掛けたのです。
礼拝には、6000人の人々が押し掛け、あっという間に1万5000人近い教会員になりました。
サリー・ガーデン音楽堂の礼拝では、12000人、ロンドン・クリスタル・パレスでは23654人が説教を聞きました。
1866年、見知らぬ未亡人から当時のお金で4000万円くらいが送られてきて、孤児院を作ってほしいと、書いてありました。
あまりにも突然だったので、未亡人に会いに行き、このお金はブリストルで孤児院をしているジョージ・ミュラーに送ったほうがいいのではないかと言いました。
しかし、彼女からロンドンに孤児院が無いので作ってほしいと言われ、ストックウエル孤児院を作りました。
8棟の家を建て、それぞれ別個の家族制を持たせたのです。
彼らの中から、スポルジョンの作った牧師大学に入学して、何人もの牧師や宣教師が出ました。
しかし、多くの批判中傷もされ、病との戦いでもありました。
大きな器は、厳しいところも通らされるものなのです。
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