やっぱり友達はいいものだ。
新参者のオヤジに怒鳴られ、融資したのにクビになり、踏んだりけったりの私を一番分かってくれるのはやはり友達だ。
その友達にも新オヤジは相当迷惑をかけていたことが判明。
母のギブスが取れたお祝いに、今日は友達と飲み会?
何ヶ月ぶりだろうか。
4~5ヶ月近く、家→会社→デパ地下→家の生活をしていたのだから、思いっきり飲みたかった・・・が、あまり飲めなかった。
間があくと弱くなるなぁ。
やはり話題は新参オヤジの話で盛り上る。
どうして頭をさげて教えを請う事が出来ないのだろう。
(べつに本当に頭を下げろといっている訳ではないが)
知らない事なのに、知ったかぶりですすめるからまわりが右往左往する。
もっとあかるく、軽いのりで話せば、こちらだって気持ちよく教えられるのに、教えれば怒鳴るし。散々な性格の人だ。
最初に私とぶつかった。
社長が、次にぶつかるのは自分だろうと言っていた。
そしたらどーなる?
というかもうぶつかっている。
表紙の絵柄、色合いで、オヤジは不服なのだが、社長がそういったから替えるのだと、デザイナー氏に何度も言っていたそうだ。
不服なら、それ以上、つまり社長をなっとくさせるアイデアをだせってこと。
業者ともぶつかった。
印刷会社の担当者と電話で話しているのが聞こえてきた。
狭い部屋だから、皆に聞こえる。
社長が制作に小声で言った。
「もうじき、○○さん(印刷会社の担当サン)から電話が来るぞ)
案の定、怒り心頭(?)の担当サンから、制作に電話がきた。
新オヤジがわけのわからんことばかり言ったそうだ。
私はこのオヤジが辞めるまでは、どんなことがあっても見届けたいと、このとき思った。