『 庭の花シリーズー(9) 』
(5)岡崎さん
数年前に青鳩で、館主催の「卓球をしよう!」という卓球一般開放教室の行事の
お世話やらお手伝いを2年間位やったことがあった。その際に参加されて、以来
そのまま青鳩に入った。彼は水彩画というライフワークを持って居られる。
青鳩には私もそうだが他にも3人絵をやっている人がいてこれも合縁だろうか。
その絵は超のつく透明淡彩画で、デッサン力と相まって淡く美しい世界を醸し出し
ている。特に女性方には絶大な人気である。
よく時間があるなぁと思えるほど多作家で、様々な建物のコーナーとかレストラン、
喫茶店などで個展を頻繁にやって居られます。
理科系の大学出身でお堅い化学メーカーに努めて居られたそうです。その所為か
私と同様とても無口な方です。
ピンポンは中学まで卓球部だったそうで、フォアーのラリーが気持ちよいフォームで
伸びのある球を打って居ます。
高級なラケットなのかポンポンと和太鼓のような快い音が打つ度に響きます。
(6)山本さん
この方は館の一般開放以来のお付き合いです。数年前大船から茅ヶ崎へ越してこられた
と聞くが、その大船でのクラブ、茅ヶ崎では市立体育館でのサークル、更に平塚にある
試合だけのグループにも参加されているそうです。
更に最近ではご自分でもこの館で新しい卓球サークルを立ち上げられたようです。
卓球漬けの様で羨ましい位の大変な卓球人なのです。
ペンホルダーでかなりの変化球、変則型で様々な球筋を駆使しています。
いきなり打たれた時には手も足も出ません。私の片目ではまるで見えないのです。
老練なテクニックで、今までの我々には無かったタイプで、皆にもきっと良い刺激になって
いることでしょう。青鳩では彼にとっては物足りないだろうと思うのですが、楽しそうに
やって居られるのが嬉しい。しかも率先して準備、球拾い、片付けなどをやって居られる姿は
頭が下がります。
私は、新年会でも何でもいいが、1回でも一緒に飲んだり食べたりしないと、
なかなか人の性格や本質が掴めない人間ですが、彼はまだそうした中のお一人なのです。