『 市内の桜 』
Lucia 井波さん 撮影
最近、睡眠時無呼吸症候群と診断されて以来、どうも眠りが気になっている。
医者に勧められた、寝る時に装備する機器を試したが、宇宙旅行士のような
厳めしいマスク、モーター音、空気の吹き込み音とその違和感にはとても毎晩と
なったら駄目で、それならとマウスピースを勧められた。
前歯をがっちりした差し歯に入れ替え、それにガシっと填めて寝るのだが、
咳をするのが大変、クシャミが出来ない、差し歯になったところがきつくて痛くて、
明け方には外してしまう。却ってい眠れたものではない。
医者は「放置しておくと死ぬよ! 日中眠くて辛いでしょう! 男はインポになり、
抵抗力が弱り、老化が急激に進むよ!」とはっきりおどかされた。
いちいち心当たりがあるものの、為すすべもなく現在のところ何の対策もしていない。
朝からもう眠くて午後には堪らず2~3時間の昼寝をせざるを得なくなり、すっかり習慣
になってしまった。考えによってはこれで睡眠時間をカバーしているのかも知れない。
スマートウオッチとスマホを連動させて置いて、毎晩睡眠の具合を翌朝には確認しているが、
熟睡は0時間の日もありせいぜい1~3時間以内で、浅い眠りが4~5時間という有様だ。
このスマートウオッチの精度がいかほどなのか分からないが、それでも小用に起きた時間と
回数はほぼ正確なので、するとやはり深い眠りが絶対に足りないのかも知れない。
その所為なのか夢をよくみる。最も夢というのは、実際は誰でも一晩中見ているそうだが、
眠りの浅い時とか、起きる寸前の夢しか覚えてなくて、それが昨夜の夢として認識されるそうだ。
すると最近の私が夢が多いのは眠りが浅いかあまり寝ていないからかと、理屈では納得出来るのである。