「 散歩道のお宅の梅 」
高橋 嘉子さん 撮影
最近どうも耳が遠くなった感じがする。
周りの声が、音は聞こえるのだが何を言っているのかが聞き取れないのだ。
夫婦の会話もちぐはぐになるし、聞き返されることが多いと段々無口になり、
やがて腹が立ってくる。よその人に対してはつい遠慮して半信半疑でも頷く
ことが多くなったようだ。
知人にもかなり遠い方が何人か居られて気の毒になぁと思っていたが、
今更ながらその不便なのが分かった。
私の声が、低くてかなり聞き取りにくいようだ。年とると、顔が浮腫んだり、
たるんだりするが、口腔内でも同じ事が起こっているのだろう。
明瞭な発音、発声が出来なくなる。特に破裂音,発裂音がしづらくなり、パ行、
バ行の音、活舌音などが不鮮明になるようだ。
よく昔から耳が遠くなる人は長生きするという。これは都合の悪いことや嫌なことや
悪口が聞こえないから、マイペースでストレスレスに生活できるからだろう。
しかし聞こうとしても聞こえないのはかなりのストレスである。
最近はTVが一番の楽しみだが、これが美人アナウンサーの声は聞き取れるが、他の人の
声は聞こえるのだが何を言っているのかが分からない。
中でもイライラするほど分からないのが、ビート・たけし(もし才能があるのだとしても
何故こんな人がTVのトーク番組を持っているのかが理解できない)だ。
それからスポーツ解説者の清宮氏、TBSでコロナの解説している国際医療大の松本先生辺り
は何を言っているのか半分は分からない。
しかしさすがにアナウンサーの声はかなり聞こえている。
最近では、補聴器はなかなかその人に合わないものと聞いているから自分には無縁のものだったが、
それでもTVや新聞の補聴器のコマーシャルに目が行く毎日です。