「 江ノ島の沖合 」
真田 幸夫さん 撮影
この頃は、ただ長生きするだけでなくその質が問題にされている。
皆が80~90才がざらなので贅沢になったのか、その年までぴんぴんで身も心も
しっかりした生活でなければ意味がないというわけである。
つまり「健康寿命」の延長ということである。これは「健康上の問題で不便や制限もなく、
日常生活を送れること」と定義される。もちろん1人で歩き、食べ、身の回りのことは
自分で出来る状態であり、そして何かすることを持っている、友達が居る、会話をしている、
たまには1人で外出する等の生活を指すらしい。
現在、平均寿命は男が82才、女が87,5才であるが、それに対して健康寿命の現在値は男が72才、
女が75才だそうでその差は大きい。この差の男10年、女12年は、何らかの障害、軽重の差は
あるが何かしら不便不自由を感じている事になる。
それがフレイル状態であり、或いはその寸前にいると言うことである。
フレイルとは要介護になる一歩前の状態であるそうだ。
我が身で考えると、私もこれの範疇に入っているかなと思う。短ければ歩けるし、膝痛に堪えて階段を
下りる、風呂も自分で入れる、電話も出来る、着替えを大変だけどどうにか出来る、耳は聞こえにくい
が会話は出来る、すぐに疲れてぼうっとすることが多い等々の自分の状態を見ると、フレイル予備軍と
いうところだろうか。一寸おまけのような気もするが。
フレイルは生活態度によって回復できるという。その方法は数年前にも書いたが、毎日動け、歩け、
人と会え、話せ、笑顔を作れ、何かをやれなどだったかという記憶である。
今からでも遅くないと言うから、何かを遣ってみようか。
でも一寸億劫で面倒くさいな。でもフレイル状態にいるのも嫌だなぁ