花瓶の花―(4)
昨日は円がいよいよ150円台に突入。近く160円にはなるだろうという。
貿易赤字は拡大し、物価高による生活困窮、年金減額、不景気、コロナは下止
まりと日本社会に暗雲が立ちこめているようだ。今日の天気は秋晴れなのに。
財務大臣、日銀総裁、首相に全く危機感が見られず(国民に不安を抱かせパニック
にならぬ為の政治的なポーズなら未だ救われるのだが)何の対策も、改革も無いようだ。
コロナも依然としてはびこっているのに、ウイズコロナという便利な言葉だけでこれも
強い策が何もない。
山際経済再生大臣の答弁はまたまた酷い。出席している写真を突きつけられても「記憶に
ない」と胸を張る。こんな男に経済再生なんか出来るはずがない。
これを更迭しない首相の真意が分からない。同じ穴のムジナだからだろうか。
統一教会の何とか言う本部長の居直り記者会見も尋常では無かった。
昔のああ言えばこう言うで有名になったオウム教のあの上裕氏思い出した。
弁は立ち頭は切れる、しかし魂は悪魔に売り渡した人間だろう。
強弁、詭弁、シラを切るものが勝者になってしまう風潮になるのが恐ろしい。
あの五輪汚職でも広がりが留まらない。それでも未だ賄賂を受け取ってないと言って
いるのだから見ている方は堪らない。
人間ってのは何と醜く、何と金と権力には弱いのか。情けなくなる。
私は幸か不幸か、多分不幸の方かも知れないが、この2つに恵まれ無かったから,
ひがみかも知れないが腹立つものだ。もし私もあの権力を持っていたら、もっと悪い
ことをしたかも知れないと思うと恐ろしくなる。
こうした世相や人物の影響は国民に、特に若い人達への悪影響は大きいだろう。
今こそ正しく強い政治家や指導者の出現が待たれる。
しかしあまり待てないからせめてしっかりした野党の出現でもいい。
我々も、社会のこうした悪や不正な出来事に無関心でいてはならない。特に年輩者に
とっては、こうした怒りはまたとない刺激になって、脳の活性化、老化による脳の鈍化の
防止に良いと言うから大いに怒ろうではありませんか。
彼等の詭弁や強弁の真似をすれば、我々は明るく長寿の老人社会を創るために、
あえて軽い怒りを起こさせるような茶番をTV新聞で演じているのですと言うのかも知れない。