『 野菜 』 2014 画 水彩画―(17)
あれだけマスコミが騒いで人気と期待を作り上げたバレーボ-ルとバスケットとサッカーが
全て惨敗若しくは惜敗という結果に終わった。
他の競技でも同様なことが言えるけれどあれ程大言壮語したあの同じ口で笑いながら帰って
来られるだろうか。いささか心配してしまう。新人類にはそんな心配は無用かも知れないが、
ぜひ明るくアスリートの今流の美学を貫いてほしいものだ。
それにしてもバレーで1点取る度に、スパイクが決まった度に、その選手が何故あんな大口あけて、
食いつきそうな顔で騒ぐのだろうと変な気がしていた。
何度も見ているうちに慣れて来たのかあまり感じなくなってしまったが、勝敗が決まった時なら
いざ知らず、1点取る毎にやるのは頂けない。
あれではかえって相手に「なにくそ」、「よーし」という気分にさせてしまうのではとさえ思った。
そういえば昔も、男子バレーで1点取る毎に皆で肩を組んで悦びまわるのを見て変わったスポーツだなぁ
と思ったものだ。男のスポーツという感じではなかった。
女子バレーはとにかく、これでは男子バレーでは人気の限界があり、盛り上がることはあるまいと予想して
いたが、見事に外れてしまった。
感情、勝利の喜びの発露で自然なものなのかも知れないが、何事もオーバーは見苦しいものではないか。
それでも続けられれば慣れてしまうのだから、人の感情なんて他愛のない不思議なものなのだとも思った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます