『 海岸の遊歩道周りの浜豌豆 』
須田 孝雄さん 撮影
ドボルニコフという問題の虐殺で悪名高い人物が新総司令官になった途端に
懸念されたとおり、化学兵器が使われたという報道があった。
恐ろしいことになった。バイデン大統領は、もしロシアがそれを使ったら
対抗処置を取ると明言している。対抗とは一体何なのかが問題である。
単なる牽制だけなのか。もしそうだとしても段々国内でも引っ込みが付かなく
なって、当初は考えていなかった様な手段に出ざるを得なくなるなんてことが、
過去の歴史でも往々にしてあるものだから、我々が考えている以上に今は恐ろ
しい局面なのかも知れない。
はっきりとアメリカ対ロシアの図式になってしまうのが心配だ。
事実はもう既にそれに近い情況になっていて、裏では武器、兵士、情報などの面では
その形に近づいているのかも知れない
戦いは長引くほど、被害は拡大し、そこには消すことの出来ない怨念、憎しみ、復讐心が
燃え上がり、収拾が付かぬ事態になってしまう。
停戦させるには、相手を徹底的に叩いて全面降伏させるか、根気よく何処かに妥協点、
やむなき許容点を見いだし強力な中立の第3国が仲裁すること位だろうか。
今の世界では,内戦ならばいざ知らず、全くの他国を一方的に潰すのは世界世論が許さない
だろうし(ロシアとウクライナ間は複雑にして微妙だ)、強力な中立国は存在しないから、
これによる停戦も不可能だろうか。
力のバランスが取れていなくとも、弱小国には利害に絡む他国から武器援助そして時には
援軍派遣があるからなかなか戦いは終わらない。
又巨大な強力国の無法な侵略には、世界中で又は国際機構で徹底して叩くしか終息させる
道はない。
現在の複雑な国家間の関係では、巨大国にも弱小国にも必ず応援支援の国があるから、
世界大戦に発展しないように十分な注意が必要で、中途半端に不用意に他国を応援できない
と言う痛し痒しというところだろう。
ふと、先日のウクライナの忠犬ハチ公はどうしているだろうと気になって、胸が痛んだ。