「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」
ヨハネ 14章 1節
ヨハネ 14章 1節
十字架を目前としたイエスは、弟子たちを置いてどこかへ行ってしまうと言われたので、
弟子たちの心が騒いでいたのでしょう。でも、弟子たちだけででなく、
私たち誰にでも同じような経験があるのではないでしょうか。
日々の歩みには心を騒がせるようなことがあまりにも多いのです。強くありたいと思いながら弱く、
うまくやりたいと切に思いながら失敗してしまう。
愛し愛されたいと思っていながら身近な人とさえうまくいっていない。
環境も私たちの心を騒がせる要因となります。経済的な悩みや心配、病気の苦しみや思い煩い、
生別死別の苦しみ。また、将来を思うと、その不安定さで不安になる。
イエスはこんな私たちに対して、「心を騒がしてはなりません。神の力と愛の約束を思い出し、
100 パーセント信頼してそれに打ち勝ちなさい」と力強く言われるのです。
そして約束はこう続きます。「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、
あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。
わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。わたしの行く道はあなたがたも知っています。」
イエスは「場所を用意しに行く」と言われる。イエスは、これから受ける苦しみ(十字架の死)
と栄光(復活)を、弟子たちが父の家(神の国)に入ることができるようになるための準備
として考えておられる。しかし、今の弟子たちには理解できなかった。
後になって聖霊によって理解を得ることになるのです。
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