WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

バーベキュー、そしてハンデをもつ弟と長男のたくましさ

2007-08-18 23:32:12 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
再びバーベキュー。
今日は弟が参加し、旦那、私、弟、長男(5歳)、次男(4ヶ月)の5人。
弟は痩せているがとんでもない大食なので防衛上たくさん食材を用意。
さざえ、イカ、ほたての葱塩味、鶏肉とアスパラの串、かぼちゃ、ピーマンなどを食べた。

人が集まって食事をするのは本当に楽しい。
みんなそれぞれ嬉しそうに食べていた。

さざえは生きたままのを買ってきたのだが、いまひとつ焼き方がうまくいかなかったので要研究だ。
イカは新鮮だったので、さっと火を通してしょうゆをかけて食べた。
これは美味しかった。

さて、以前にも話した通り、弟は知的障害があり、言葉で話すことは出来ない。
しかし、筆談は出来るし、なんといっても長年のつきあいの仲良し姉弟なので、
言わんとすることはわかる。
特に私とは小さい頃から仲がいいので、会うと話すことがてんこもりだ。

そんな中、あるイベントのチケットをめぐって、弟が「チケットは買ってもらってあたりまえ。いい席であたりまえ」という態度をしたので、私が怒り、意見した。「人から何かを貰うのをあたりまえだと思わないの!そんな態度だったら友達なくすよ」と。(これって正論ですよね~)

弟は知的障害はあるが、善悪の判断に関してはきちんとした人間だ。

しかし言われた瞬間はこだわってしまって人の話をきけなくなり、同じことを何十回も繰り返し言い続ける。
これは、彼のハンデの性質上、仕方がないこと。

だから「繰り返し」や「こだわり」については、気力が続く限りつきあおうと思っている。また、その「繰り返し」や「こだわり」につきあうことで彼の心の安定がはかられる。

しかし、「これはきちんと教えておきたい」と思ったことは、この繰り返しに負けずに、こちらの意見をぶつけていく。モチロン状態をみながらだが。
最後はわかってくれることを信じて。

そんなわけで、弟に何かを理解してもらうのにはそれなりのバトルが必要な場合がある。人とぶつかるのが嫌いな私だが、ここは譲れないと思うと仕方がないので闘う。
そして今日はその闘いがヒートアップした。

しかし!!ここで、長男(5歳)が、登場!(彼も少し言葉等の遅れがある)
上背の大きい弟と私の間に小さな身体を入れて、仲裁に入るのだ。

私と弟の口をおさえ、「駄目よ~」「仲良しね~」と言って、肩をぽんぽん。

ほんわか。

ホントにいい奴。

そして弟も
「ごめんなさい。きっぷ、じぶんで買います。ありがとうございます、します」
と書いたメモを持ってきてくれた。

こいつも本当にいい奴。

モチロン、こうならないこともあるし「なんでこいつらわかんないんだよ~」と疲れはてて旦那に泣きがはいることも。

でも、弟や長男と歩む人生には悲壮感などまるでない。
思い遣りと愛情に満ち、明るく愉快な時間を私たちは共有しているのだ。
愛しているがゆえに、ときに苦しむことはあっても、私は、弟も長男も大好きだ。

また誰かと何かを較べることをやめると個々人の進歩がみえてくる。
彼ら自身の進歩、成長をみると、人間の持つたくましさを感じる。

ちなみにこれらの大騒ぎを、ニコニコとみている次男(4ヶ月)。
淡々と片付けをしている旦那。気がつくと旦那ひとりで片付けが全部おえていた。

みんないいキャラしてるよ。

弟も、息子たちも、守っていかなければと思う。
家族は宝物だ。
その為にはやはり私が元気にならねばね。

神様、私にチカラを下さい。