今日の日経新聞に「雇用機会均等法と女性幹部数」という記事があった。
2003年から2006年の3年間で、女性管理職(係長級以上)の女性管理職がいる企業は、4.1ポイント上がり、66.6%となったとのこと。
「まだ7割切っているんだ」というのが実感。
さらに驚くのが、管理職全体に占める女性の割合が約1割だという数字。これは2005年のILOの調査による、米国の42%、ドイツ37%、英国34%に較べて、低さが際立つと同紙は指摘している。
日経EW休刊の際、たまたま同業者と「女性管理職」について話した際、一般論として「女性の場合は、まだまだ子育てか出世かを選ばざるをえない傾向があるよね」という話になった。
家族や周囲に恵まれ、何の制限もなく、残業も出張もガンガンしている女性もいるが、やはりそれはごく一部で、ほとんどの女性は、子供を持つと、不規則な仕事には就きづらくなり、残業や出張をしづらくなる。
モチロン、それでも登る人は登る。どんな条件でもクリアする卓越した能力を持つ人はいるのは事実だ。
一方、以前話した米国での「PINK」誌の成功にもあるように、女性たち自身が
「出世だけが幸せではない」と思うようになってきているのかな、と思った。
私の実感としては、一部の例外を別にして「ワークライフバランス」などと言っていたら、いまの日本では、男女共に出世は難しい。それがいいか悪いかは別として。男女ともに多くの企業では、「ワークとライフのバランスをとる」以前に、「ワークのみ」か「ワークとライフ」のどちらかの働き方を選択しなければならないように私には見える。(そうじゃない企業もあるが)そして、男性には「ワーク中心」のライフスタイルを生涯貫くことは選択できるが、女性が、子供を産み、育てた場合、同じことをするのは、簡単ではない。
このような状況の中「ほどほどでいいじゃない」「人間らしく生きたい」「家族を大切にしたい」などと思う人が増えても不思議ではない。
個人的には、人の幸せや成功のカタチは多様であり、○○だから成功、○○だから幸せと一概に言い切れるものではないと思う。
ただ「社会的に成功したい」「出世したい」と思う女性にその機会が均等に与えられるべきだと思う。
そんな中、2007年4月に改正男女雇用機会均等法が施行され、身長、体力、転勤経験など女性が満たしにくい条件を採用・昇進時に合理的な理由なく要求する「間接差別」が禁止された。
このことで流れは変わるのか、注目していきたい。
2003年から2006年の3年間で、女性管理職(係長級以上)の女性管理職がいる企業は、4.1ポイント上がり、66.6%となったとのこと。
「まだ7割切っているんだ」というのが実感。
さらに驚くのが、管理職全体に占める女性の割合が約1割だという数字。これは2005年のILOの調査による、米国の42%、ドイツ37%、英国34%に較べて、低さが際立つと同紙は指摘している。
日経EW休刊の際、たまたま同業者と「女性管理職」について話した際、一般論として「女性の場合は、まだまだ子育てか出世かを選ばざるをえない傾向があるよね」という話になった。
家族や周囲に恵まれ、何の制限もなく、残業も出張もガンガンしている女性もいるが、やはりそれはごく一部で、ほとんどの女性は、子供を持つと、不規則な仕事には就きづらくなり、残業や出張をしづらくなる。
モチロン、それでも登る人は登る。どんな条件でもクリアする卓越した能力を持つ人はいるのは事実だ。
一方、以前話した米国での「PINK」誌の成功にもあるように、女性たち自身が
「出世だけが幸せではない」と思うようになってきているのかな、と思った。
私の実感としては、一部の例外を別にして「ワークライフバランス」などと言っていたら、いまの日本では、男女共に出世は難しい。それがいいか悪いかは別として。男女ともに多くの企業では、「ワークとライフのバランスをとる」以前に、「ワークのみ」か「ワークとライフ」のどちらかの働き方を選択しなければならないように私には見える。(そうじゃない企業もあるが)そして、男性には「ワーク中心」のライフスタイルを生涯貫くことは選択できるが、女性が、子供を産み、育てた場合、同じことをするのは、簡単ではない。
このような状況の中「ほどほどでいいじゃない」「人間らしく生きたい」「家族を大切にしたい」などと思う人が増えても不思議ではない。
個人的には、人の幸せや成功のカタチは多様であり、○○だから成功、○○だから幸せと一概に言い切れるものではないと思う。
ただ「社会的に成功したい」「出世したい」と思う女性にその機会が均等に与えられるべきだと思う。
そんな中、2007年4月に改正男女雇用機会均等法が施行され、身長、体力、転勤経験など女性が満たしにくい条件を採用・昇進時に合理的な理由なく要求する「間接差別」が禁止された。
このことで流れは変わるのか、注目していきたい。