フィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦、
スケートカナダは3日に当地で女子フリーなどを行い、
浅田真央が、ショートプログラム3位から逆転優勝。
GPシリーズはこれで4勝目(日本人最多)。
浅田真央11度のジャンプを無難にこなすなどミスの少ない演技で、
フリーは1位の119・58点をマークし、合計177・66点で逆転した。
浅田真がトリプルアクセルの回避を決めたのは、
「きのうの夜、いや演技の直前かな…」
とのこと。
難易度の高いトリプルアクセルは、
主要大会では必ずフリーのプログラムに組み込んできた、浅田の必殺技。
しかし、練習の状況などから飛べる状況になかったため、
ラファエル・アルトゥニアンコーチは勝つために封印をアドバイス。
割り切れないながらも最終的にはふんぎりとつけたようだ。
「悔しい気持ちはあったけど、この試合は勝ちたかった」
と。
これを聞いて、
「真央ちゃん、強くなったな~」
と思った。
失敗すれば、次戦のフランス杯で優勝しないと、
目標のGPファイナル進出に赤信号がともる。
安全策をとるのも、いまや「追われる立場」になった真央ちゃんには必要だ。
大きなミスなく演技をまとめ、筋書き通りに逆転優勝。
荒川静香氏はこう解説した。
「跳べる状況になかったと思う。
逃げたというより、何がベストだったかということ。
チャレンジすることが、いいことばかりじゃない立場になった。
真央ちゃんも人間。機械じゃない」
これから大きな大会になればなるほど、
真央ちゃんは、こうした選択を迫られることだろう。
例えば、次の大きな大会で、
真央ちゃんのSPが1位で、2位の選手が僅差でがつけていたとする。
そのとき、フリーの2位の選手の演技がいまひとつだったとしたら、
真央ちゃんは、やはりそこでトリプルアクセルを封印して、
演技をまとめることが金メダルへの条件となるかもしれない。
(コンディションにもよるだろうが)
もちろんその逆もあり、先日の世界選手権のように、
フリーで大逆転を狙うことも必要になる。
それにしても、荒川氏の優勝したオリンピックでの、あの強さ、冷静さ、
そして美しさは強く印象に残っている。
荒川氏もやはり幾度も苦渋の選択を重ねてきた人だ。
真央ちゃんが、あんな風に輝くまでには、
幾多の試練が待っているだろうけれど、芯が強く、
努力家の彼女ならば、頑張れるだろうと思う。
最後の最後の最後に「運」を招きよせるのは、
「努力」だと私は信じたい。
スケートカナダは3日に当地で女子フリーなどを行い、
浅田真央が、ショートプログラム3位から逆転優勝。
GPシリーズはこれで4勝目(日本人最多)。
浅田真央11度のジャンプを無難にこなすなどミスの少ない演技で、
フリーは1位の119・58点をマークし、合計177・66点で逆転した。
浅田真がトリプルアクセルの回避を決めたのは、
「きのうの夜、いや演技の直前かな…」
とのこと。
難易度の高いトリプルアクセルは、
主要大会では必ずフリーのプログラムに組み込んできた、浅田の必殺技。
しかし、練習の状況などから飛べる状況になかったため、
ラファエル・アルトゥニアンコーチは勝つために封印をアドバイス。
割り切れないながらも最終的にはふんぎりとつけたようだ。
「悔しい気持ちはあったけど、この試合は勝ちたかった」
と。
これを聞いて、
「真央ちゃん、強くなったな~」
と思った。
失敗すれば、次戦のフランス杯で優勝しないと、
目標のGPファイナル進出に赤信号がともる。
安全策をとるのも、いまや「追われる立場」になった真央ちゃんには必要だ。
大きなミスなく演技をまとめ、筋書き通りに逆転優勝。
荒川静香氏はこう解説した。
「跳べる状況になかったと思う。
逃げたというより、何がベストだったかということ。
チャレンジすることが、いいことばかりじゃない立場になった。
真央ちゃんも人間。機械じゃない」
これから大きな大会になればなるほど、
真央ちゃんは、こうした選択を迫られることだろう。
例えば、次の大きな大会で、
真央ちゃんのSPが1位で、2位の選手が僅差でがつけていたとする。
そのとき、フリーの2位の選手の演技がいまひとつだったとしたら、
真央ちゃんは、やはりそこでトリプルアクセルを封印して、
演技をまとめることが金メダルへの条件となるかもしれない。
(コンディションにもよるだろうが)
もちろんその逆もあり、先日の世界選手権のように、
フリーで大逆転を狙うことも必要になる。
それにしても、荒川氏の優勝したオリンピックでの、あの強さ、冷静さ、
そして美しさは強く印象に残っている。
荒川氏もやはり幾度も苦渋の選択を重ねてきた人だ。
真央ちゃんが、あんな風に輝くまでには、
幾多の試練が待っているだろうけれど、芯が強く、
努力家の彼女ならば、頑張れるだろうと思う。
最後の最後の最後に「運」を招きよせるのは、
「努力」だと私は信じたい。