WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

パタゴニアのHP、自然への愛と環境への情熱にクラクラしました。

2007-11-19 22:41:27 | 企業が社会に出来ること
そういえば、パタゴニアのHPって、
ちゃんとチェックしたいないなあと思い、
ご訪問したところ、
あまりの充実ぶりに、
滞在したまま戻ってこれませんでした。

凄いというのは有名だったけれど、
HPからも、
自然への愛と
環境に対する取り組みの真剣さが、
びしばし伝わってきて、
クラクラしてしまいました。

素敵。

とにかく、一度みてみて下さい。

思わず、パタゴニア情報(メルマガ?)を
登録してしまいました。


「社員をサーフィンに行かせよう」パタゴニアにみる経営者と雇用者の幸せな関係

2007-11-19 20:16:06 | 企業が社会に出来ること
世界中で有名なことだと思うが、
パタゴニアの社員は勤務時間中、
いつでもサーフィンに行っていい。
登山でも、釣りでも、サイクリングでも、
スキーでも、スノーボードでも、
スポーツならなんでもかまわないらしい。

ゴルフがOKかどうかはさだかではないが。

本当に叱られないし、クビにもならないし、
査定にも響かない。

アイトドア製品の会社として成功するには、
アウトドアを愛し、
深い造詣をもった人材を集めなければならない。

同社はこうした融通性で、
貴重な人材を社内にとどめてきたといわれる。

この本の著者、イヴォン・シュイナード氏は、
パタゴニア社の創業者&オーナー。

1950年代後半にクライミング道具の製造販売から出発した同社は、
世界で初めてすべてのコットン製品を、
オーガニックに切り替えたり、
他社に先駆けて、
ペットボトルからの再生繊維を使ったフリースを販売するなど、
製品品質と環境を重視する経営で知られ、
日本でも登山やスキーの愛好家や
環境保護に共感する人たちを中心に人気がある。

私は学生時代スキーをしていたので、
当然のことながら、同社の製品が、
デザインと機能性に優れ、
スキーヤー(死語?)の間でも、
山荘や民宿のおじさんの中でも、
インストラクターさんたちからも、
信頼され、愛されているのを
肌身で感じてきた。

ちょっと高いんだけど、
なぜか「パタゴニアじゃなきゃ嫌だ」
という人がたくさんいるので、
そういう人達に支えられているのという感覚がある。

このアウトドア野郎たちのパタゴニアへの愛は、
同社の「地球を守ること」への強い思いに対する、
尊敬の念からきているところが大きいと私は感じている。
(少なくとも私はそう)

2001年から売上高の1%以上を環境保護団体に寄付する、
企業同盟「1% for the Planet」を共同設立。

もうおぼえていないくらい昔から、
パタゴニアといえば環境だったし、
環境といえばパタゴニアだった。


創業者&オーナーのイヴォン・シュイナード氏が
「社員をサーフィンに行かせよう」
と言い出したのには、下記の狙いがあるそうだ。

イヴォン・シュイナード氏曰く、

①責任感
いまからサーフィンに行ってもいいか、
いつまでに仕事を終えなければならないかなどと、
いちいち上司にお伺いを立てるようではいけない。
もしサーフィンに行くことで仕事が遅れたら、
夜や週末に仕事をして、遅れを取り戻せばいい。
そんな判断を、
社員一人一人が自分でできるような組織を望むからだ。

②効率性
自分が好きなことを思いっきりやれば、
仕事もはかどる。
午後にいい波が来るとわかれば、
サーフィンに出かけることを考える。
すると、その前の数時間の仕事はとても効率的になる。

机に座っていても、実は仕事をしていないビジネスマンは多い。
彼らは、どこにも出かけない代わりに、
仕事もあまりしない。
仕事をしている振りをしているだけだ。
そこに生産性はない。
(ここ、笑えますよね!)

③融通をきかせること
サーフィンでは
「来週の土曜日の午後4時から」などと、
前もって予定を組むことはできない。
その時間にいい波がくるかどうかわからないからだ。

もしあなたが真剣なサーファーやスキーヤーだったら、
いい波が来たら、すぐに出かけられるように、
常日頃から生活や仕事のスタイルをフレキシブルに
しておかなければならない。

④協調性
パタゴニアには
「私がサーフィンに行っている間に、
取引先から電話があると思うので、受けておいてほしい」
と誰かが頼むと、
「ああ、いいよ。楽しんでおいで」
と誰もが言う雰囲気がある。
一人の社員が仕事を抱え込むのではなく、
周囲がお互いの仕事を知っていれば、
誰かが病気になったとしても、
あるいは子どもが生まれて三カ月休んだとしても、
お互いが助け合える。
お互いが信頼し合ってこそ、機能する仕組みだ。

***************

とどのつまり「社員をサーフィンに行かせよう」
という精神は、フレックスタイムとジョブシェアリング
の考え方を具現化したもの。

そして、この精神は、
会社が従業員を信頼してこそ成り立つ。

「私たち経営陣は、仕事がいつも期日通りに終わり、
きちんと成果をあげられることを信じているし、
社員たちもその期待に応えてくれる。
お互いに信頼関係があるからこそ、
この言葉が機能するのだ。」

とイヴォン・シュイナード氏は語る。

なんと幸せな関係だろう。

パタゴニアは、
「100年後も存在することを前提として経営している」
そうだ。

従来の規範に従わなくても、
ビジネスは立ちゆくばかりか、
いっそう機能することをこの本で立証したくて、
彼はこの本を書いたそうだ。

100年後はわからないけれど、
40年後に、パタゴニアのフリースを着て、
旦那と一緒に散歩や家庭菜園ができるといいな、
と思う私でした。

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
イヴォン・シュイナード,森 摂
東洋経済新報社

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おはようございます。「相手の身になって話す」

2007-11-19 07:23:35 | チームや組織、どうしたら機能する!?
おはようございます。
寒くなりましたね~。
風邪は一晩爆睡して、だいぶいいみたいです。
やっぱり風邪は寝るに限りますね。

さて、今日は「相手の身になって話すこと」を考えてみます。

築山節先生の、
脳が冴える15の習慣
にこんなことが書いてありました。

****引用*****

「自分の話が通じないのは女房が悪い」
「話が伝わらないのは上司が悪い」
と考えてしまっていないでしょうか?そういう悪い頑固さは、前頭葉の力が落ちて、変化に対応するのが辛くなっているからかもしれません。
相手のせいで伝わらないと考えるのではなく、自分の感覚で話すと伝わらない相手にどうやって理解してもらうか。伝わらないとしたら、なぜ伝わらないのか。それを考えながら話す。また理解してもらえなかったら理解してもらえるように話しなおすという習慣をもつことが大切です。自分の思考パターンを離れて、相手の身になって考えるということは、脳にゆさぶりをかけ、前頭葉を鍛える有効な訓練になります。

*************

ここのくだりを読んでいて、私は耳に激痛が走りました・笑。

「あの人はわからないから」
と切り捨てることは、
自らの頭の硬さを露呈しているようなもの。

そんなことをよくやってしまっていたように、
思います。

「自分の思考パターンを離れ、
相手の身になってわかりやすく話す」
大切さをしみじみと思い知りました。

築山先生は

■相手の立場で考えてみる
■専門用語はなるべく使わない
■たとえ話にしてみる
■自分の話が通じているか、わかりにくくないか常に確認すること

などにより、コミュニケーション能力をあげることで
社会性が育まれると同時に、
脳の総合力が鍛えられるとおっしゃっています。

そして、そうした能力を鍛えることが、
ファシリテーションの第一歩となのかもしれません。

どんなにアイデアがあっても、
どんなに理論武装をしても、
コミュニケーション能力なくしては、
ファシリテーションはおろか、
チームへの貢献そのものが
できないのですよね。

まずはコミュニケーション力をあげること。
傾聴力と表現力をあげることが、
大切なんだ、と思いました。

では、今週&今日一日、頑張りましょうね!

WIND BENEATH MY WINGS くま
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素材は「ひまわりの小部屋」さん作成。素敵なクリスマスの素材もたくさんあります。
グリーティングカードもオススメです。

「リヤド宣言」OPECが環境問題に前向きな姿勢を打ち出す。

2007-11-19 06:35:35 | 企業が社会に出来ること
リヤドで開催していた石油輸出国機構(OPEC)首脳会議が、初めて環境問題を前面に押し出しました。


環境・温暖化問題について国際社会と協調する方針を示した「リヤド宣言」を採択。
二酸化炭素(CO2)削減技術などをOPECが主導して開発を推進するほか、
世界経済の成長を支えるため原油の安定供給なども盛り込んでいるそうです。

議長国サウジのアブドラ国王は会議で
「環境と温暖化防止が重要」
その上でサウジは3億ドル(約330億円)を地球温暖化を対象とした研究に投じることを明らかにしたそうです。
カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートもそれぞれ1億5000万ドル程度の拠出を表明しました。

クリスマス素材は「ひまわりの小部屋」さんです。