オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

英車の疑問?

2006-04-26 20:48:28 | クラシック
 仕事でイギリスへ行っていた人が、現地で乗っていたトライアンフを帰国するとき一緒に持ってきて日本で登録をして、ちょうど2年が経ったということで車検を頼まれました。オーナーがイギリスで乗っていたときは調子が良かったのに、日本に来てから調子が悪くてすぐ止まってしまうようになったとか。

 実車をみて調子が悪いのが分かりました。キャブレターのジェットは大きいサイズが付いているし、プラグも高速向けの番手でした。日本だと一時間も走っているとプラグがかぶってきて調子悪くなる、お決まりの仕様です。ジェットとプラグを換え、抵抗の増えたプラグキャップを新品にし、早めだった点火時期を戻すと、エンジンはとても気持ちよく回るようになりました。

 もともとの状態で日本で調子よく走ろうとするとサーキットでも行かないといけないくらいだと思います。交通事情の違いということだけなのでしょうか?


 エンジンが調子よく動くと同時に車体のほうもきちんと整備をしないと気持ちのいい走りはできません。そちらこそ英車を味わうのに欠かせない大事なことです。

 桜も終わって木の新芽や草が勢いよく伸び始めています。霞がかかったような空でとても暖かくてオートバイで走るが気持ちのよう一日でした。修理が終わったあとの試走ですが仕事でも走るのはたのしいです。