バランサー

　北海道から帰ってきて一週間、本日定休日ですが、溜まっている仕事を片付けるため暫く休めそうもありません。その分しっかり休んできたからいいンですが。

　休み前からやっていたＸＬ２５０Ｓのエンジンの組立を終わりました。今ではほとんどのシングルシリンダーエンジンはバランサーをつけていますが、ＸＬ２５０Ｓは私の知っているオートバイでバランサーの付けた最初のモデルです。クランクの前後にバランサーを配置しそれをチェーンで連結しています。

　驚くのはそのチェーンの張りを適正にするためフロントのバランサーのシャフトが受けがカムになっていて調整をするようになっています。今では考えられないこったつくりですね。と感心して見ているとどんどん仕事が遅れていきます。


左が前側。クランクシャフト前後にバランサーがあります。後ろは見えないのですがミッションのカウンターシャフトと同軸です。


前側のバランサーの右側から見た写真。バランサーの下のボルトを弛めてスプリングのかかっているプレートを動かすとチェーンの張りの調整が出来ます。