帰って来た「おじさん」

数ヶ月に一度来てくれる「置き薬屋」さん。

以前の担当さんは、全身から「私は動物好き！」オーラが出ている人で、
来客があると隠れてしまうはずのネコが、なぜか寄ってくる、そんな方でした。

中でも真っ先に寄ってくるのが、いちばん人見知りの激しいシータ。
あのシータが寄って来るので、「薬屋さん、ただものではないぞ！」と思っていました。

そんなおじさんが残念なことに担当をはずれて、次に担当になったお兄さんは
「猫は苦手で・・・」という方。

いつもの匂いに誘われて、薬箱の点検をはじめると猫は寄ってくるのですが、
お兄さんの視界には全く入っていなかったようで。。
（苦手なのは聞いているので、あまり近づけないようにはしてましたけど・・）

で、そんなお兄さんが今年の初めころ、
「私、退職しますので、今回で担当が変わります。」と言って帰ってから数ヶ月。

変わりの担当・・という方からも全く連絡がなく、
置き薬箱もスカスカになっていた先日。

「置き薬屋ですけど、これから行ってもいいですか？」との電話がありました。

それからしばらくして来た薬屋さんは、あのネコ好きなおじさん。
「戻ってきました～」

薬箱の点検する様子を、いつものように遠くから見ていたシータに気がついたおじさん、
「こっちおいでよ～、ほら・・・・チョイ、チョイっと。」
大きなトランクの影から指を出したり、隠したり・・

それにすぐ気がついて寄ってきたシータ。
おじさんの指の匂いをかいで、トランクにスリスリ。。

そして、おじさんに頭を撫でてもらって、ゴロゴロ言ってました。

シーちゃん、おじさん帰ってきてよかったね。。




きっと戻ってきてくれると思ってましたぁ


一応ですけど・・
別に、薬屋さんに「担当変えてください」なんて言ってないですから。。。
（ちょっと思ってはいましたけどね・・）